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東都大学野球秋季1部リーグ戦・立正大2回戦
9月11日(水) 神宮球場
東洋大5-4立正大(雨天中止により試合無効)
明日の小峰の本塁打に期待だ
津田は二塁打を放ちガッツポーズをした
雷雲で中断し、その後降雨によりノーゲームに
遠雷が微かに聞こえる中で始まった立正大2回戦。試合は初回に小峰(営4=帝京)の本塁打で先制すると打線が奮起し4得点。途中、野木(営4=九州国際大付)が4失点するも、すぐさま取り返し5対4で中盤を迎えた。勝利に進むかと思った一戦は突然の降雨で試合中止に。小峰の今季チーム初本塁打も幻となった。
チームは初回、先頭の松本(営1=龍谷大平安)が中飛に抑えられると打席に立ったのは小峰。自身も「完璧だった」と振り返るその一打は快音を轟かせ外野席に飛び込み本塁打に。その後、打線も活気付きこの回に一挙4点を挙げた。
その後の四回には立正大にこれまで好投を続けていた先発の野木が捕まり4失点。試合は振り出しに戻されてしまった。だが、その裏に津田(総4=浦和学院)が左中間への二塁打で出塁すると、打線がつながり1点を奪取し、試合を折り返した。
しかし、遠くにあったはずの雷雲がすぐそこまで迫り試合中断。その後すぐに土砂降りとなり、手元の時計でおよそ35分が経過したところで試合中止になった。幻となった今季チーム初の本塁打に小峰は「ショックです」と苦笑い。「明日も打てるようにしたい」と語るこの男は明日の試合に向けて「勝つだけ」と気持ちを切り替え球場を後にした。
「仕切り直しですね」(杉本監督)。持ち前の打力で勢いを取り戻したこの試合だったが不運にも雨により流れてしまった。だが、選手たちはすでに明日の試合へと気持ちを切り替えている。優勝に向けて勝ち点をつかめるか、期待がかかる。
TEXT=加藤勇大 PHOTO=斎藤洋、谷口遥菜、川口朋珠