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2019年・秋季・関東学生卓球リーグ戦
9月11日(水)~9月13日(金)所沢市民体育館
男子2部リーグ
▼2日目
●東洋大0-4埼工大
●東洋大0-4駒大
▼3日目
●東洋大3-4国学大
村越は国学大戦で2勝と奮闘した
ベンチを振り返りチームを鼓舞する木田
2019年・秋季・関東学生卓球リーグ戦(以下、秋リーグ)が11日から開幕した。秋リーグ初日に日大と対戦し0-4、慶応大と対戦し2-4と2連敗の東洋大。この流れを止めたいところであったが、2部の壁は厚く勝利をあげることはできなかった。
2日目の初戦は強豪の埼工大との試合となった。シングルス・ダブルス共に勝ち星をあげることはできず、0-4と圧倒的な力の差を見せつけられる結果となった。1番手で出場した村越(法1=学館浦安)は得意の台上技術であるチキータで先手を取り、ラリー戦に持ち込むことで得点していくが相手の鋭い攻めとコース取りによりリードを奪えない展開が続く。その後もラリーで粘ったがそのまま0-3で試合を終えた。その後3番手のシングルスで登場した木田(社1=三浦学苑)は埼工大戦で唯一1ゲームを奪った。木田は素早いフットワークでどんなボールにも食らいついていく。前陣でのカウンター攻撃や後陣でスマッシュを凌ぐプレーで1ゲームをもぎ取った。しかし、1歩及ばずゲームカウント1-3で敗れた。4番手のダブルスはなんとか1勝をあげて後半のオーダーにつなげたいところであったが、相手が右利きと左利きのペアということもあり、ボールを打ち抜けず受け身になってしまった。ダブルスも敗れて3敗目となった。
第4戦目の相手は駒大。元1部リーグの大学ということもあり、この試合も0-4のストレートで敗北してしまう。しかし、チームの雰囲気が悪くなることはなく善戦したと言える。1番シングルスが敗れ2番に星野(法2=学館浦安)が出場し、格上から1ゲームを奪う。続く3番のシングルス、4番のダブルスも1ゲーム目こそ大差で取られたが、2ゲーム目以降1得点ごとにチームのベンチを振り返り自らを鼓舞する。結果としては勝つことができなかったが、徐々にチームの勢いが増していることが明らかな試合となった。
リーグ最終戦となる第5戦目の相手は国学大。3-4と勝ち星を挙げることはできなかったものの気迫のこもった試合を展開した。3番手の村越は第1ゲームを相手に奪われるもその後3ゲームを奪い勝利する。続く4番手のダブルスにも村越が出場し、疲れを感じさせない試合内容でストレート勝ちした。これに勢いづけられた5番手シングルスの木田が5ゲーム目までもつれ込む激戦を繰り広げ勝利した。そのままの勢いで勝利したいところだったが、その後は勝利することができずに敗退。このリーグ6位で最終戦を終えた。
この結果、東洋大は10月5日に行われる2部・3部入替戦へとまわることとなった。馬場コーチは「受けて立つのではなく挑戦者としてやっていきたい」と初心に戻る気持ちを確認した。2部残留を決め来年の春リーグを迎えたいところだ。
◾️コメント
・馬場コーチ
(試合振り返って)勝つだけではなく4-2以上で勝たなければいけなかった。そういう意味では非常に難しい試合だった。あと1歩、競合いをものにできなかった試合ということで残念。相手の方がこちらの動きをよく見ながら卓球をしていて、東洋大は自分たちの動きしか見えてなかった。洞察力というところが足りなかった。(入替戦にむけて)2週間から3週間という期間をいただけたので、今回足りなかった洞察力や戦術のところをもう1度見直す。受けて立つのではなく挑戦者としてやっていけるようにしたい。
・村越(法1=学館浦安)
(今日の試合を振り返って)大事な試合で2本出していただいて、勝てるっていうことはすごい嬉しいし今日は調子よくて0-2で自分の番が回ってきたが、自分が2本とっていこうという気持ちでやっていたら良い感じで入れて良かった。(チームの雰囲気)チームの雰囲気も盛り上がっていた。自分が試合のしやすい雰囲気で入れたのでそれが勝利にもつながったのかなと思う。先輩もアドバイスくれたり、うちわであおいでくれたり水をくれたり、色々してもらってそういうのが勝利につながったと思う。(ダブルスについて)4年生と組んでいるため緊張していたが、先輩が思い切ってプレーしてミスも気にしなくていいと声を掛けてくれたので強気のレシーブができたので良かった。(次戦に向けて)入替戦は4年生にとって最後の試合になるので、自分が2本とってチームの勝利に貢献できればと思う。
TEXT=鈴木拓磨、加藤勇大 PHOTO=加藤勇大