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2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦
9月15日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ
◯東洋大5ー1日体大
[ゴール(アシスト)]
22:19 前田(中村)
27:17 所(阿部、武部太)
32:56 所(阿部、川口)
46:07 石田
58:30 久米(武部虎)
POS | 背番号 | 名前 |
GK | 31 | 水田(社4=駒大苫小牧) |
GK | 30 | 岩田(社3=武修館) |
DF | 21 | 川口(社4=白樺学園) |
DF | 23 | 武部太(社1=苫小牧工) |
FW | 37 | 阿部(社1=駒大苫小牧) |
FW | 48 | 清水(社3=白樺学園) |
FW | 11 | 所(社4=駒大苫小牧) |
DF | 8 | 石田(社1=武修館) |
DF | 12 | 福田(社2=日光明峰) |
FW | 14 | 久米(社2=駒大苫小牧) |
FW | 16 | 武部虎(社3=苫小牧工) |
FW | 24 | 石橋(社4=駒大苫小牧) |
DF | 33 | 千葉(社3=駒大苫小牧) |
DF | 29 | 中村(社4=八戸工大一) |
FW | 19 | 前田(社1=白樺学園) |
FW | 27 | 小堀(社2=白樺学園) |
FW | 38 | 宮田(社1=白樺学園) |
DF | 49 | 長原(社3=白樺学園) |
DF | 7 | 奇(社4=宣徳・韓国) |
FW | 13 | 藤原(社1=武修館) |
FW | 22 | 石倉(社4=八戸工大一) |
FW | 20 | 猪狩(社3=駒大苫小牧) |
FW所の気迫あるパワープレーにも注目したい
試合を動かす先制点を決めたFW前田(中央)
DF石田は1年生ながら安定した守備を見せる
関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)4戦目の相手は日体大。FW所(社4=駒大苫小牧)が2ゴールの活躍を見せ5-1で勝利。しかし、内容やチームの方向性には課題が残る結果となった。
1ピリではPP(パワープレー)のチャンスを得るも生かせず、無得点で2ピリへ。2ピリ開始2分にFW前田(社1=白樺学園)のゴールで先制するも、その1分後にゴールの空いた左側にシュートを決められ振り出しに。点差を広げたい東洋大は1番目のセットに戻った所が連続ゴールを収めた。4月に行われた秩父宮杯第67回関東大学アイスホッケー選手権大会ではチーム1のゴール数を決めた所。リーグ戦では、これまで無得点だったがようやく調子を取り戻してきた。その復活にチームも笑顔で喜ぶ。3ピリでもDF石田(社1=武修館)がディフェンスゾーンから攻めあがって得点を決めるなど、2点を追加し5-1で試合を終えた。
試合後、鈴木監督からは「ここ数年でワーストゲームだった」と厳しい言葉が飛んだ。試合ではパックを取られてしまうことがいつもより多く、チームとして機能していないようにも感じられた。チームが向かっている方向が見失われていることについて「4年生がなんとかしていかないと」と所は言う。4年生が言葉やプレーで下級生を鼓舞してまとまっていく必要がある。
3連戦と疲れがたまるなか、最終日は現在リーグ戦4戦全勝の早大である。チームの方向性を見直し、ビッグゲームで勝利できるか注目だ。
◼︎コメント
・鈴木監督
最終的に点差で言うとそんなに悪くはなかったけれど、内容と選手たちの向かう方向で言うとここ数年でワーストゲームだった。選手たちが自分たちで、どういうことをしなければいけないか、どういう方向に向かっていくっていうことが全く感じられなかった。チームではなく個人技という内容だった。(集中力が欠けていた?)集中力というよりは自分たちがどういう状況なのか、どこにチームが向かっていくのかということがすごく見失われているので集中力以前の問題だった。(所選手が)彼はやっぱりチームの中心でやってもらわないといけないので。内容はまだまだ上げてもらわないといけない。(ディフェンス面は)水田のファインセーブだけでチームとしての守りは全くできていなかった。(明日の早大戦は)明日はビッグゲームなので選手たちがどこに向かっていくのかっていうのをみんなで話し合ってやらないといい結果は出ない。
・FW所(社4=駒大苫小牧)
みんな疲れてるなという試合だった。明日もあるけどちょっと不安な部分がある。みんなしっかり東洋大らしいホッケーができるのかなって心配がある。(鈴木監督からもお話が)同じ方向にみんなで向きたいところだけど、いまいちまとまりきれていないのは僕ら4年生がなんとかしていかないとなのかなって。だから試合でハードに動くしか僕はないので、4年生がもっと熱くやれば後輩たちももっと熱くホッケーをやってくれて、チームに一体感がてきて東洋大らしいホッケーができるんじゃないかなと思う。(前日の試合で監督から「調子が戻ってきている」と評価されていたが)波を少なくやるってことはすごく難しいことで、それを夏とか春を含めいろいろ今のリーグに向けて体感して、どうやって自分のモチベーションとかコンディションとか、迷いなくホッケーとか自分のやるべきことをしっかりやるだけって思ってたらそんな迷いもなく波のないホッケーができる。今日はちょっとやるべきことはやろうと思っていたが、ちょっとまだ迷っている部分があったので、それはしっかり明日個人として改善できる点ではあったので、もっと自分らしいホッケーをやりたいならもっとシンプルにいくしかないかなって思った。(夏には代表選考合宿も)本当にすごく勉強になることばかりで、少し細かいところまで気にしなきゃいけなかったり。そういうのも出て、自分のホッケーも考えて、考えすぎちゃっていろいろ迷いとかが増えちゃって夏とかはいい結果が出なくってすごく悔しい思いをして。自分がそういうところに呼ばれたのは自分のいいところをしっかり見てくれたから、僕がしっかり出さないといけなかったのをそういうところでいろんな人のプレーを見て迷っちゃって自分のやるべきことをしっかりできなくなっちゃって。今は本当に迷いなく自分のできることをしっかりやろうとしか考えていない。得るものもありつつ自分のやるべきことをやり続けないといけないなっていうのも思った。(3連戦最終戦に向けて)ベンチを盛り上げるのも僕とかそういう人たちの仕事でもあると思うし、リンクに出た以上はみんなが熱くなれるくらい僕がみんなより熱いホッケーができればみんなもそれに続いていいホッケーをしてくれるだろうから、それを60分間続けることが僕の仕事かなと。そういうのは学年関係なくみんなが熱くやってくれればチームの一体感ができてこれからの試合に向けて東洋らしいホッケーができればいいんじゃないかなと。
TEXT=伊藤なぎさ PHOTO=川口朋珠、越塚日南