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2019.09.24
ボクシング

[ボクシング]リーグ戦初優勝・村田諒太選手WBA世界王座奪還祝賀会を開催、次は大学日本一へ!

東洋大学ボクシング部1部リーグ戦初優勝及び村田諒太選手WBA世界王座奪還祝賀会


9月22日(日)東洋大スカイホール


祝賀会には多くのOB、関係者が参加した


木村主将は王座戦への勝利を強く意気込んだ


村田選手は母校の優勝を祝福した


全日本選手権出場選手が発表された(右から階級順に川谷、田村、金城、木村、堤、渡来、今永、菊池、田中)


スポーツ東洋第90号を手にする木村主将


5月から7月にわたって行われた第72回関東大学ボクシングリーグ戦(以下、リーグ戦)と712日に行われた東洋大ボクシング部OBである村田諒太選手(H19年度営卒)のWBA世界ミドル級タイトルマッチ王座奪還、その2つの祝賀会が東洋大スカイホールで開催された。会場には約200名のOBや関係者が集い、2つの快挙を祝福した。 


開会が宣言されるとボクシング部現役の選手、そして村田選手が入場。選手たちは拍手と多くの祝福の言葉で迎えられた。乾杯の音頭が取られると、OB・現役選手たちは各々話に花を咲かせた。その後主将である木村(営4=飛龍)と村田選手へ記念品贈呈が行われた。創部58年目でリーグ戦初優勝へと導いた木村は「リーグ戦初優勝することができたのは自分の力だけでは到底達することができなかった」と部全体に感謝の気持ちを述べた。そして、村田選手も「勝ち点差を見ると1人でも負けたら優勝できなかった大会。部全体で勝ち取った優勝だと思います」と母校の優勝への喜びを語った。   


  そして、三浦監督の挨拶の中で1121日から鹿児島県阿久根市で行われる全日本ボクシング選手権大会の出場選手が発表された。今年度は現役選手から9名、OBから3名が出場する。チームだけでなく、個人での活躍にも期待がかかる。

 

新たな歴史を切り開いた東洋大ボクシング部。次に目指すのは12月に行われる全日本大学ボクシング王座決定戦で大学日本一になること。木村は「11ー0で絶対勝つ」と強く意気込んだ。更なる歴史的快挙を成し遂げることができるのか。今後も選手たちの挑戦から目が離せない。



■コメント

・三浦監督

東洋大ボクシング部の監督をやらせてもらっています。三浦です。本日はお忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。また皆様から暖かい言葉をいただきありがとうございます。この東洋大ボクシング部でありますが、1961年に部をつくっていただきまして、本年で58年になりました。東郷理事がボクシング部強化のために携わってくれたのは22年前と聞いておりまして、そのときに私初め、同期が東洋大に入学して強化をはかっていただいてから今年が22年目で。ようやく初優勝できました。これも岡村先輩、東郷先輩初めOBの皆様の力と、東洋大の後押ししてくださったことです。本当にありがとうございます。そして、まだ我々にはやらなければならないことがあります。12月26日に東西王座決定戦という大学の日本一を決める大会があります。大学日本一を決めたいと思いますのでもしお時間ありましたら墨田区体育館まで足を運んでいただきたいと思います。また全日本選手権、現役9名とOB3名が出場します。11月鹿児島県で開催しますので、応援よろしくお願いします。絶対勝ってきます。まだまだ我々未熟なところがありますけれどもこれからもご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。本日はありがとうございました。


・村田(H19年度営卒)

今日はお集まりいただきありがとうございます。リーグ戦初優勝本当におめでとうございます。本当にうれしく思っています。というのはすごく大きな意味を持っていると思っていて、4勝1敗の勝ち点差だったということで、勝ち点差を見ると1人でも負けたら優勝できなかった大会。そういった意味では部全体で勝ち取った優勝だと思います。僕を含め来てくださっているOBが創った歴史の上に優勝があると思っているし、本当にうれしく思っています。創部58年で初優勝。東洋大も受験者数が14万人というすごい大学になっていますけど、ぼくが職員のときは7万人とかでした。そこから比べると10年間で倍になっていて、ものすごいことで。これからも東洋大ボクシング部を盛り上げていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。(リーグ戦初優勝を成し遂げた後輩にメッセージをお願いします)やっぱりすごいうれしいですよ。僕の代や一個下の代は準優勝しかできなくてずっと優勝っていうのが悲願だったので。個人の目標や夢だったら自分でかなえられるけど、大学は自分のことじゃないから。僕にとって夢って実現目標なんだけど、実現目標として挙げてもできないから夢になる訳であって、そういった意味でもOBに夢をかなえてくれた学生たちだと思っているので、みんなにありがとうという気持ちです。


・木村(営4=飛龍)

キャプテンを努めさせてもらっている木村です。東洋大が創部58年リーグ初優勝することができたのは自分の力だけでは到底達することができなかったと思います。東洋大の環境や岡村さんや東郷さん、東洋大のOBの方々、監督やコーチの指導、そして東洋大メンバーのチームワーク。それがあったから優勝できたと思っています。本当にありがとうございました。それで、まだ自分はこれで終わったと思っていなくて、12月26日に西日本のチャンピオン、大阪商業大学と対戦するのですが、周りのOBの方々から気を抜くなと言われていますが自分はそのつもりも全くないし、そこでも歴史的快挙をつくりたいと思います。11-0で絶対勝って見せるので応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。


■全日本出場選手コメント

・川谷(営2=豊国)

ライトフライ級2年の川谷剛史です。初めての全日で、去年出られなくてすごく悔しくて、今年こそ優勝を狙って頑張って行きたいと思います。応援よろしくお願いします。


・田村(ラ3=崇徳)

フライ級3年の田村拓実です。大学入って全然結果出せてなくてリーグ戦も出させていただいたんですけど全て負けてしまって。なので全日本に全てをかけて1日1日を大事にしていきたいと思います。よろしくお願いします。


・金城(営1=菊華)

バンタム級の1年の金城隼平です。自分の階級には強い人がいっぱいいらっしゃるのですが必ず優勝します。よろしくお願いします。


・木村(営4=飛龍)

フェザー級の木村蓮太朗です。右隣いる堤が第一有力と言われていて自分は第4候補くらいと思っているのですが、創立58年目の初優勝と、もっていると思うので、このもっている力で最後優勝してみたいと思います。応援よろしくお願いします。


・堤(営2=習志野)

フェザー級2年の堤駿斗です。悔いのないように自分の力を出し切りたいと思います。応援よろしくお願いします。


・渡来(営3=武相)

63㌔級の渡来美響です。同じ階級に後輩の今永や有力な選手がいるんですけど全員K.Oして勝ちたいと思います。よろしくお願いします。


・今永(営2=王寺工)

63㌔級の2年、今永虎雅です。美響さんにK.O宣言されましたが、自分がK.Oして優勝します。よろしくお願いします。


・菊池(営2=黒尻沢工)

75㌔級の菊池弥寛です。初めての全国大会で、リーグ戦にも出ておらず名前を残せていないので全日本で名前を残せるように頑張ります。よろしくお願いします。


・田中(文3=享栄)

75㌔級の田中廉人です。リーグ戦はぼちぼちの結果でしたが日大戦で1回負けてしまったのでそのような後悔がないように今から頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。


・原田(H30年度営卒)

去年卒業したウェルター級の原田直樹です。僕はウェルター級で出るので東洋大の先輩に秋山先輩と金城さんがライバルいるのですがぼくは倒すようなパンチはないのですがポイントだけしっかりと奪って逃げ去って勝とうと思います。よろしくお願いします。


・秋山(H28年度営卒)

東洋大OBで今自衛隊でボクシングやってる69㌔級の秋山です。横で原田が何言ったかちょっと分からないですが、僕が優勝したいと思います。応援よろしくお願いします。


TEXT=岡村珠里 PHOTO=岡村珠里、長枝萌華