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2019.10.03
硬式野球

[硬式野球]村上報われず。好投披露も黒星喫し2敗目

東都大学野球秋季1部リーグ戦・駒大3回戦

10月3日(木) 神宮球場

●東洋大1-2駒大


今季もフル回転で稼働する村上


エースの復活に期待したい


 1回戦で163球の熱投を見せたエースは駒大3回戦の先発のマウンドにも上がった。「調子は普通。良くも悪くもない」と語ったエースは初回、2番の林琢(駒大)に遊撃内野安打を許しいきなり走者を背負う。前回登板時の姿が頭をよぎったが、ここで抑えるのが百戦錬磨のエース。菅(駒大)に初球で一ゴロを打たせると併殺に。要求通りの投球に女房役・佐藤都(法4=聖光学院)も大きく吠えた。


 捕まったのは三回。簡単に2死を取るが、続く打者と対峙した際に直球が浮き四球を許す。なんとか持ち前の投球術を駆使しアウトを取ろうと牽制球を投じると走者の手の横をかすめファウルグラウンドを転々とする間に進塁。その直後に林琢のふわりと上がった打球が野手の間に落ちる適時打に。チームの先制を待たずして失点を喫した。その後も毎回のように走者を背負うが犠打で封殺を奪うなど、随所に好プレーが見られ脱する。同点で迎えた七回には良いリズムに乗り始めたかと思われたが、右翼手の頭を超える適時打を許し2点目を献上。この1点を打線が返せずに敗戦を喫した。


 春季リーグ戦で大活躍を見せたエースにも疲れが見え始めた東洋大。自力優勝の夢は潰えたが、今後の展開次第では連覇への道は続いている。4戦4勝を遂げ、奇跡の大復活劇を見せることはできるか。空き週を挟んだ国学大戦でのチームの奮起に期待したい。


■コメント

・村上(総3=智弁学園)

調子は普通。良くもなく悪くもなく。タイムリーを打たれたのは二本ともスライダーです。

TEXT/PHOTO=須之内海