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2019.10.06
サッカー

[男子サッカー]FW小林、1部残留へ反撃の2発!!

第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第15節

10月5日(土) 朝霞中央公園陸上競技場 

東洋大 3ー2 筑波大



2ゴールを挙げる活躍を見せた小林


10試合ぶりの勝利に大きく貢献した


   第93回関東大学サッカーリーグ戦1部残留に向けて勝利が絶対条件となる中、チームを勝利へと導いたのは小林拓夢(国4=帝京長岡)だった。


    「こんなにうまくいかないシーズンになると思っていなかった」と語ったように小林自身、第4節駒大戦以降ゴールがなく、チームも勝てない状況が続き気づけば降格圏内の11位に沈んでいた。東洋大にとって苦しい状況の中迎えた集中応援の相手は筑波大。「(集中応援は)自分の中で気合が入った試合だった」とこの試合で小林は今までのうっぷんを晴らすかのように得点を重ねた。まずは12分、CKから「前日に練習した」というトリックプレーで見事にゴール左隅に流し込み先制に成功する。続く21分にも野本(国3=市立船橋)のクロスにうまく頭で合わせてゴールネットを揺らしこの試合2ゴール目。試合はその後点の取り合いになるが3ー2で東洋大が実に10試合ぶりの勝利を挙げた。

    見事に勝利の立役者となった小林。それでもチームの降格圏内脱出のためには勝ち点7差をつけられているため気の抜けない状況が続く。「自分が点を取ってチームを勝たせれるように」次節の順大戦でもゴールを決め、1部残留へ勝利を積み上げるチームの原動力となる。




■コメント

・小林拓夢(国4=帝京長岡)

今日は集中応援ということで朝早くから準備をしてくれた人がたくさんいて自分の中で気合が入った試合だった。(自身の2得点を振り返って)前日にCKの練習はしていたのでそれ通りにうまく決めれた。あとは全部自分が決めるだけだったので落ち着いて流し込めて良かった。(トリックプレーは)何個か用意していたが今回はあの形でいこうと決めてやった。(自身として第4節以来の得点となったが)正直こんなにうまくいかないシーズンになるとは予想していなかったのでなかなか点が取れない状況の中でチームも負け続けて降格するんじゃないかとほとんどの人が思っていると思うのでそこをどうにかして残留に持っていけたら、それは自分だったら点を取ることなので次の試合でもゴールを取れるようにどん欲にやっていきたい。(失点後や前半終了後に選手同士で話すシーンがあったが)自分たちが2点先行していたので落ち着いて、相手がうまいということは知っていたので自分たちのやれることをやってうまく時間を使うことと奪ってカウンターしようということを仲間と話して意思統一できたんじゃないかと思う。(次節に向けて)もう負けられない試合しかないのでなんとかまずは勝ち点を積み重ねていくことが残留していくために必要なことだと思うのでまずは負けないということと自分が点を取ってチームを勝たせれるように次の試合も頑張っていきたい。



TEXT/PHOTO=谷口奏生