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2019.10.06
バスケ

[バスケ]届かぬあと一歩 順大に2点差で敗れる

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦

10月5日(土)東洋大学スポーツセンター


東洋大62-64順大


 14|1Q|21

 18|2Q|12

 18|3Q|12

 12|4Q|19


スターティングメンバー

24 ラシードファラーズ

5 栁澤優

22 和田麗空

14 田代幹

57 上甲真之介



効果的なシュートが際立った栁澤


丹波は持ち味のスピードを生かし攻めの姿勢を貫いた


    リーグ戦1周目を締めくくる順大戦は、壮絶なシーソーゲームとなった。控えのメンバーも続々と投入される総力戦となり、3Qでリードするもその点差を守り切れずに62―64で惜敗した。


 試合開始早々、相手のスリーポイントシュートで先制を許してしまう。パスミスやリバウンドを支配され、1Qを14―21でリードされる展開に。そこで2Qはメンバーを入れ替え逆転を図る。今試合でチーム最多得点の福井(済4=日大山形)を中心に得点を重ねていく。転機となったのは2Q残り2分、伊東(済2=飛龍)がオフェンスリバウンドを獲得しパスでつなぐ。このチャンスをものにするため丁寧にパスを回し、最後はゴール下で福井が決めた。ここで同点に追いつき、順大の背中を捉える。その後も福井の得点で一時リードするも、残り30秒で順大に連続得点され32―33で前半を折り返した。


 控えのメンバーが呼び込んだ流れそのままに、栁澤(済4=桐光学園)が3Q序盤から2連続シュートを決める。それに続くように田代(済3=桐光学園)が徹底したデイフェンスで相手のミスを誘い、こぼれ球をゴールに押し込んだ。ここで50―45と逆転して最終Qにつないだ。決戦の4Qはシーソーゲームとなり最後の最後まで勝負の見えない状況となった。ここで存在感を見せたのがチーム随一のスピードを誇る丹波(済1=常大高)だ。積極的にスティールやパスカットを狙い、攻めの姿勢を崩さない。丹波が起点となって生まれたポイントも多く、残り4分で60―58と勝利は目前にあった。しかし、順大の底力の前にあと一歩が届かず62―64で敗戦した。


 この敗戦に栁澤は「勝たなきゃいけない試合だったので、負けたのがショック」と肩を落とす。リーグ戦の1周目が終わり、勝ち越しで終えることはできたがこういった取りこぼしが後に尾を引くことになる。次戦は1周目で勝利している駒大が相手だ。丹波は「勝っているからこそ余裕を持たず、気を抜かずにいつものようにバスケをしたい」と次に備えた。今一度気を引き締め課題の修正を図り、取りこぼしの許されない2周目の戦いに身を投じていく。



■コメント

・佐藤ヘッドコーチ

リザーブの選手がよくつないでくれたが、それにスタートの選手が応えられなかった。ただ、こういう接戦を落とすというのはコーチの責任で、出た選手は一生懸命やったので結果は残念だがまだ続くので引きずらないようにしっかりやっていきたいと思う。(リーグ戦1周目が終わり2周目に入るが)ディフェンスは機能しているのでそういった意味では合格かなと。ただ、リバウンドの部分で12チーム中最下位なのでそこの部分の修正をしっかりしていかないといけないのかなと思う。


・栁澤(済4=桐光学園)

勝たなきゃいけない試合だったので、負けたのが結構ショック。(3Qでは栁澤選手の得点が目立ったが)1Q目の入りが悪くはなかったが良くもなかったところを、2Q目で控えの選手がつないでくれて1点差で折り返せたてすごくつないでくれたので、3Q目はスタート休んでいた分もっとアグレッシブにいこうという話はしていたので、自分もどんどん打てるときは打っていこう、ミスするんだったらシュートで終わろうと思っていたので、それがよく入ってくれて3Qは得点がよく伸びたのかなと思う。4Qの部分は最後の5分でシーソーゲームになったときに、どこかでみんな弱気になっていたのかなというところがあった。1回頭を出したところで落ち着いてしまって、そこから引き伸ばすことができなかったのと、最後に弱気になってしまってそこの差かなと思う。(あと一歩届かなかったが)本当に落としてはいけないゲームだったので確かに去年も一昨年も、自分が入学してから1回も勝っていない相手だったが特に苦手意識はなかった。そこまで勝ちが見えていて最後落としてしまったのは、今後長いが後々痛くなってくるのかなと思う。(リーグ戦1周目が終わり2周目に入るが)1巡目が終わって良くも悪くも勝ち越しで終われたのは良かったと思うので、明日からまた同じ相手とやるので1戦目のときに勝った相手にはそのまま勝って、負けた相手にも絶対勝ってやるという気持ちを忘れないで勝ち星につなげて、入れ替え戦とか上位の自動昇格を狙えるように頑張っていく。


・丹波(済1=常大高)

1Q目でみんな消極的になっていた部分があったので、勝てる試合を落としてしまったというか。自分的にもっとリングで積極的にディフェンスして点を取れたのではないかと思う。(途中逆転もあり、勝利までわずかだったが)自分もいけるっていう気の抜けていた部分があった。そこにつけ入れられて、甘い部分が出てしまってそこで負けてしまったと感じる。(次戦に向けて)前回駒大には勝っているけれど、勝っているからこそ余裕を持たず、気を抜かずに自分たちのできること、監督に言われたことを指示通りできるようにできれば勝てると思うのでいつものようにバスケをしたい。



TEXT=稲村真織    PHOTO=伊藤なぎさ、稲村真織

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