記事
2019年度関東大学リーグ戦2部
10月5日(土) 東洋大グラウンド
●東洋大 24{10-14、14-14}28 立正大
番号 | 選手 | 出身校 | 学年 |
1 | 深澤 翔祐 | 深谷 | 3 |
2 | 矢川 海太 | 日体荏原 | 4 |
3 | 小山内 健 | 昌平 | 4 |
4 | 葛見 達哉 | 千葉経済 | 4 |
5 | 齋藤 良明慈縁 | 目黒学院 | 1 |
6 | 村井 貴 | 昌平 | 3 |
⑦ | 吉尾 凌平 | 昌平 | 4 |
8 | 日野 諒太郎 | 佐賀工業 | 4 |
9 | 海老原 鏡太 | 茗渓学園 | 3 |
10 | 中島 羅王 | 大村工業 | 2 |
11 | 田中 康平 | 土佐塾 | 1 |
12 | 田中 衆歩 | 大村工業 | 3 |
13 | 山納 大志 | 川越東 | 4 |
14 | 川上 捷太 | 昌平 | 4 |
15 | 大内 錬 | 佐野日大 | 3 |
Reserve Member | |||
16 | 松田 新之介 | 日向 | 2 |
17 | 谷名 樹 | 延岡星雲 | 1 |
18 | 栗畑 悠馬 | 長崎東 | 3 |
19 | 渡邊 駿介 | 春日丘 | 4 |
20 | 梅村 柊羽 | 関商工 | 1 |
21 | 高橋 太一 | 延岡星雲 | 3 |
22 | 土橋 郁矢 | 黒沢尻工業 | 1 |
23 | 繁松 秀太 | 札幌山の手 | 1 |
前半にはモールからトライを決めた
後半逆転のトライを決めた矢川
大内は一気にゴール付近まで駆け抜ける
2019年度関東大学リーグ戦第2部(以下、リーグ戦)は3試合目を迎えた。相手は強豪、立正大。後半の終盤に逆転トライを決めたものの最後まで守りきることができず、逆転を許し、悔しい結果となった。
先制点は東洋大だった。開始5分、相手のペナルティから東洋大はペナルティキックを選択。大内(ラ3=佐野日大)が冷静なキックを決めた。しかしすぐさま立正大にトライ、コンバージョンを決められ逆転を許す。その後も自陣で試合は展開され、立正大の強いフィジカルに苦戦を強いられた東洋大。前半終了間際に7点を追加したものの、4点を追う展開で折り返した。
ハーフタイムには吉尾(総4=昌平)はチームに「タックルとセットプレーを意識すれば絶対に勝てる」とチームを鼓舞する。後半の試合開始早々に相手に得点を許したものの、ここから東洋大の猛攻が始まる。後半15分、スクラムから抜け出し、一気にゴール付近まで走り抜けた後、小山内(済4=昌平)が押し込みトライ。コンバージョンも成功させ、7点を獲得した。ここまでで点差は4点。東洋大のトライがひとつでも決まれば逆転という状況のなか、終盤に試合は大きく動く。立正大のパスをカットし、大内がゴール付近まで一気に駆け抜ける。最後は矢川(法4=日体荏原)がトライを決めた。さらにコンバージョンを成功させ得点差を3点に広げた。このまま試合は終わるかと思われたが、残りわずかで立正大の猛追にあい、再び逆転を許す。そのまま終了のホイッスルがなり、リーグ戦で3連勝とはならなかった。
あと少しで勝利という結果に主将の吉尾は「悔しい」と口にしながらも、「自分たちのミスをどれだけしないかというのが課題」と次戦を見据える。福永監督も「やっていることは正しい方向に向かっているのでそれを引き続き出したい」と前向きに捉えた。残り4戦となったリーグ戦。残りを全勝で終え、入れ替え戦で活躍する選手たちに期待したい。
■コメント
・福永監督
東洋大の運動量は立正大にも優っているという前提でゲームプランを組み、いい準備をして臨みました。あくまでトーナメント戦ではなくリーグ戦。次の準備にうまく切り替えてやれればと思います。要所要所のスクラムや勝敗を分けるポイントで今日は立正大に軍配が上がった。それが今日のポイントではないかと思います。いつもより立正大のパフォーマンスが良かったです。(次戦に向けて)やっていることは正しい方向に向かっているのでそれは引き続き出していって、さらに東洋大の強みを今後も出していければと思います。
・吉尾主将(総4=昌平)
序盤は自分のミスで苦しむ場面があって流れをつかむことができなかった。後半流れをつかみ始めたが最後我慢できなかったというのが悔しい。ハーフタイムにはタックルとセットプレーを意識すれば絶対に勝てると信じていたので声を掛け合った。(立正大の印象は)フィジカルで勝負してくるチーム。体が強くてそこでタックルで勝つことができなかったのが今回の結果。(勝ち越しにかんして)1年生がボールをセーブしてくれた。正直ラッキーな部分はあったが、1年生の度胸あるプレーを賞賛したい。そこで気持ちが浮ついてしまったところもあったのでそこは修正したい。(FWの活躍は)前半とてもよく進めていたが後半勝ちきれなかったのが反省。(収穫と反省は)終盤だけで見るとディフェンス面、フィジカルで負けて、というのがあったが、タックルの成功率は良かったし、そこまで落ちることはないと思うので自分たちのミスをどれだけしないかというのがこれからの課題。(次戦へ向けて)あとは全勝して、入れ替え戦を目指す。
TEXT=長枝萌華 PHOTO=森美香子、友寄慈温