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2019.10.08
ラクロス

[女子ラクロス]強豪駒大に4ー5と惜敗「自分たちのベストは尽くせた」

第32回関東学生ラクロスリーグ戦・2部Aブロック

10月6日(日)

日大藤沢グラウンド

●東洋大4-5駒大


東洋大に流れを作ったAT橋口


2得点を挙げたMF山崎


MF高田のゴールにチームメートが集まった



  第32回関東学生ラクロスリーグ戦(以下、リーグ戦)4戦目の相手はこれまでリーグ戦全勝中の強豪、駒大。第1Qで4点リードされるも粘り強いプレーで同点に追いつく。しかし前回の学芸大戦と同様、第4Q残りわずかで1点を返され4ー5と惜敗した。


  第1Q、駒大に先制点を許すと立て続けに点数を奪われ、開始10分で0ー4となってしまう。試合が動いたのは第2Q。開始8分のところで「流れを変えてやろうという気持ちで挑んだ」と途中出場したAT橋口(社4=伊奈学園)が鋭いシュートを決め、東洋大に流れを作った。さらに、主将であるMF山崎(総4=淑徳巣鴨)も相手ディフェンスをすり抜け、正面からショットに成功。第2Q終盤では慎重なパス回しが行われた。そして、ラスト1分を切ったところでパスを貰ったMF高田(文2=熊谷女子)がゴール前まで走り込むと、そのままボールを押し込み追加点を挙げ、3ー4と点差を縮め後半戦に挑む。


  1点ビハインドで迎えた第3Qでは攻守が激しく入れ替わるなか、山崎が今試合2得点目を挙げ同点に追いつく。しかし、第4Qでは果敢にシュートするも決めきることができない。そしてラスト1分を切ったところで逆転を許してしまい、ここで試合は終了。4ー5と惜しくも強豪相手を倒すことはできなかった。


  3戦目に続き、今回の試合もわずか1点差で敗戦と悔しい結果となった。今回の試合について高田は「あと一歩というところで負けてしまったが、自分たちのベストは尽くせた」と振り返る。次の最終戦はホームでもある朝霞グラウンドでの試合。山崎主将は「東洋魂で頑張りたい」と強く意気込んだ。最終戦を勝利で飾ることが出来るのか注目だ。


■コメント

・山崎(総4=淑徳巣鴨)

3試合目みたいに本当にあと一歩で勝てそうだったので悔しいが、この試合でプラスの部分もあったのでそれは強みにして次に生かして挑みたいと思う。(今日のゲームプランは)相手は少し上だなというチームだと思っていたが、そこは落ち着いて自分たちらしくやろうという気持ちで挑んだ。(駒大の印象は)全体的に技術などと上手な選手が多かった。(ゴールシーン振り返って)勝つという気持ちで自分が行くしかないと思って2点目も4点目もゴールを決めた。(自身の調子は)いつもより早めにスイッチが入れられた試合だった。(チーム全体の調子は)スタートが上手く切れなかった部分もあったが、ちゃんと第2Qから調子を上げることができたのですごく良かったと思う。(ミーティングでは)ディフェンスも守れているし、オフェンスも落ち着いてボール持てているからこのまま頑張ろうという話をしていた。(最終戦に向けて)朝霞キャンパスでホームグラウンドでもあるので、自分たちのいつもやっている場所であるし、応援の方もたくさん来てくださると思うので、東洋魂で頑張りたいと思う。


・橋口(社4=伊奈学園)

途中出場ということもあり、自分が出たら絶対決めるという強い気持ちもあったし、流れを変えてやろうという気持ちで挑んだ。(相手チームの印象)相手チームはここまで全勝している強豪校で、今まで練ってきた作戦を試合で出し切れるようにした。格上だとは思ったが勝つつもりで挑んだ。(4試合目に臨む気持ち)色んな感情はあったが自分を出し切って臨もうと思った。(次戦に向けて)次戦はもう負けられない相手で次負けてしまったら2部入替戦になるが、勝てば残留という未来の東洋にとっても大事な試合となるので絶対勝ち切って良い形で終われたらと思う。


・高田(文2=熊谷女子)

全体まとめて一言で言うと悔しい。あと一歩というところで負けてしまったが、自分たちのベストは尽くせたかなと。(ゴールシーンを振り返って)自分たちの流れがきてたので、もう決めるしかないと思って全力で打ち込んだ。(クウォーター間の円陣では)自分たちの流れを作っていこうということを話した。駒澤さんも強いのでしっかりこっちに持ってこようというポジティブな内容だった。(今日の試合に向けて)相手が強豪だったのでキーマンをかなり分析してそれを想定した練習をしてきた。それが効いたなと思う。キーマンとなる選手がワンオンワンを仕掛けてきたら絶対に止めようと言っていて、それが上手くいったかなと。(最終戦に向けて)自分たちには勝つしかないと思っているので、勝ちきって笑顔で終わりたい。


TEXT=岡村珠里 PHOTO=鈴木拓磨、水越里奈