Article

記事


2019.10.08
サッカー

[女子サッカー] FW塩谷「相手を活かして自分も活かす」プレースタイルで攻撃の柱に

第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第5節

10月6日(日) 早稲田大学東伏見グラウンド


東洋大2ー3早大


力強いシュートを放つ塩谷

右サイドからクロスをあげチャンスを作る


 中断期間明け最初の第33回関東大学女子サッカーリーグ戦でスタメンに名を連ねた塩谷(食2=前橋育英)は2点ビハインドの苦しい状況を右足で豪快に振りぬき今季初得点をマークした。


 前半序盤に2点ビハインドと苦しい試合展開だったが、サイド攻撃から徐々にペースを握り始める。21分に右サイドを駆け上がった大内(食3=常葉学園橘)がグラウンダー性のクロスをあげると塩谷がファーストタッチで相手をはがし豪快にゴール左隅に「コース狙って決めるだけだった」と自身の今季初ゴールを決めた。その後も塩谷は攻撃だけでなく守備でも最前列で早大にプレッシャーをかけていく。

 後半は「相手を活かしながら自分も活きる」塩谷のプレースタイルは輝きを増していく。55分には塩谷のパスから大内がシュートを放つが惜しくもゴールとはならない。さらに、57分に得たコーナーキックのこぼれ球を塩谷が難しい体勢でゴールを狙うが相手に阻まれる。直後に失点を許し試合は2ー3で敗れる。

 強豪早大にあと一歩及ばなかった。塩谷も1得点決めることができた。しかし、後半何度かチャンスを演出したシーンで得点につながらなかったことについて「もっと精度を高めていきたい」と語る。次節は強豪の帝平大と対戦するが塩谷を中心とした攻撃陣で得点を決め勝利をつかみ取る。


■コメント

塩谷(食2=前橋育英)

自分たちのボールを保持している時間が長くて相手をどうやって崩すかっていうところが課題だったがそこで点を取れているという部分もあるのでそこはもっと伸ばしていくことと守備が崩れて3点取られてしまっているので守備のところを改善していきたい。(得点シーンについて)得点シーンはまずファーストタッチで相手をはがせてそこであとはコース狙って決めるだけだった。(後半シュートにつながる良いパスを出していたが)いつも意識しているところだが自分は相手を活かしながら自分も活きるというプレースタイルでやってるのでそこを今回の試合で出せたのは良かったと思うが点につながってないのでそこはもっと精度を高めていきたい。(次節に向けて)次の試合もまた難しい試合になると思うけど全員で力を合わせて課題を改善して勝てればいいと思う。


TEXT=友寄慈温 PHOTO=谷口奏生、酒井菜摘