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第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第16節
10月14日(月) 順天堂大学さくらキャンパス
東洋大 0ー0 順大
<出場メンバー>
▽GK
松本健太(国4=柏U-18)
▽DF
坂本涼斗 (国3=柏Uー18)
松田佳大(国1=京都橘)
板倉洸(国3=横浜FM・Y)
野本幸太(国3=市立船橋)
▽MF
横山塁(国2=FC東京Uー18)→67分 荒川勇気(国4=旭川実業)
土田直輝(国3=大宮Y)
山下勇希(国2=昌平)
梅津凌岳(国2=京都橘)
▽FW
松崎快(国4=大宮Y)
小林拓夢(国4=帝京長岡)→87分 前田泰良(国1=鹿島Y)
果敢にゴールへ迫った松崎
攻守で奮闘した山下
無失点に大きく貢献した松田
第93回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)で前節10試合ぶりの勝利を収めた東洋大は順大と対戦。攻め込まれる時間帯が多かったものの集中力を切らさず守り試合は0ー0で終わり、勝ち点1を積み上げる結果となった。
試合は開始早々ピンチが訪れる。10分、左サイドからクロスをあげられヘディングシュートを浴びるもGK松本がファインセーブを見せゴールを許さない。すると12分、松崎がドリブルで持ち上がると前のスペースにループパス。抜け出した梅津がシュートを放つもGKにセーブされる。その後一進一退の時間が続くが32分にCKのこぼれ球を拾った山下がミドルシュートを放つもゴールの枠を外れ試合は0ー0で折り返す。
後半はなかなか相手のゴールに迫れない時間帯が続き、攻め込まれる。しかし「(前節)板倉、松田を中心に勝利を挙げた」と語った古川監督が称賛した松田、板倉のCBコンビを中心に集中力を切らさず守り、相手の攻撃を跳ね返す。75分にも相手の強烈なミドルシュートを浴びるがGK松本がビックセーブを見せ最後の砦としてゴールを守り切る。その後、得点が欲しかった東洋大だが相手陣内にボールを運ぶもシュートを放てず0ー0で終了。勝ち点1を挙げるにとどまった。
勝ち点1にとどまったものの「勝ち点1を取れたことはこの先につながる1試合だった」と山下が語ったように前期リーグ、アミノバイタル®️カップで2戦2敗の相手に引き分けは価値ある結果だ。次節の相手は流経大。同じく残留を争う相手だけにここで負ければ降格につながりかねない。「魂のぶつかり合いになるようなゲームになると思う」と古川監督が語ったように流経大戦に是が非でも勝利し、残留へ望みをつなげたい。
■コメント
・古川監督
相手が順大さんということで力のあるチームなのはわかっていたが我々としては勝ち点3を積み重ねていかなくてはいけないという状況ではあるし、今シーズンの開幕戦、アミノバイタルカップと節目のところでどっちに転がるかわからない試合で彼らに持っていかれて今シーズンの苦しいシーズンというところになっていったので今日は是非とも相手に勝って流れを作りたいと前節の勝利もあったのでここから勢いをつけていきたいゲームだった。(今節は土田、山下てのボランチだったが)坪川がけがで起用できなかったことと土田は前節出場停止でその中でディフェンスラインの板倉、松田を中心に勝利を挙げたということもあったのでその流れをくんで、加えて中盤にパワーのある選手を必要かなということで坪川が出れない分土田にという選択をした。(次節に向けて)次は流経大さんが相手になるが生き残りをかけてどちらが残留争いの中で早大さんがターゲットになるがどちらが早大さんに対しての挑戦権を得られるかというゲームになると思うので絶対勝たなくてはいけないゲームだと思うし、相手もそういうふうな位置づけでくると思うので魂のぶつかり合いになるようなゲームになると思うので闘う覚悟を準備をこの1週間で準備してなんとか今シーズン残留して来期も1部でやれるように重要な一戦になるのでいい準備して臨めればと思う。
・松崎(国4=大宮Y)
勝ち点3は欲しかったが、早稲田は負けたらしいので最低限の1はとれた。内容としてはもう少し落ち着いてボールを回せればいいが選手の攻勢とか組み合わせとかを考えると今のようなスタイルの方があっているのかなという部分はある。(収穫は)負けなかったというのは1番大きい。勝ち続けなければいけない状況で最悪勝ち点1というのは考えていたので、そこは大きな収穫かなと思う。(次節へ向けて)絶対勝たなければいけない試合だと思うし、自分はアタッカーなので自分が点を決めていきたい。
・山下(国2=昌平)
前節勝って自分たちも勢いに乗れて臨めた試合だったが苦しい時間帯も多かった中でそこを防ぎ切って勝ち点1を取れたことはこの先につながる1試合だっだと思う。(土田選手とボランチを組んだが)初めて組んだが土田くんはリーダーシップだったり自分を引っ張ってくれる部分があるのでそこで不安要素はなかったので自分は伸び伸びやれていい緩急も作れたんじゃないかと思う。(守備面での貢献が光ったが)今日は芝が滑ってつなぐのが難しい状態でロングボールも多くてそういうセカンドボールだったり守備の部分で回収できるシーンが増えれば攻撃につながるかなというふうに思っていたのでそこは狙っていた部分だったのでいい収穫だっだと思う。(次節に向けて)早大さんとは勝ち点6差開いているのでそういった意味でも自分たちは落としていい試合がないので必ず勝てるように1週間いい準備をしていきたいと思う。
・松田(国1=京都橘)
守備面では最低限0で抑えるということはできたが、点が取れなかったということはこの試合としては課題かなと思った。(前節から見られる板倉とのコンビで、守備面での成長は)筑波戦で、強いチームに僕ら2人で勝てたというのはすごく自信になったし、そこからまた2人で1週間を通して微調整できたので、そういう部分で今日の試合でも0で抑えられたのではないかと思う。(次節へ向けて)僕が出てからの2試合だけでなくそのほかの試合も全員で戦っているので。自分は最近出始めたがそういう仲間の思いを背負って戦うという部分を大事にしてこれからもチームの思いを背負って戦っていきたいと思う。
[次節試合予定]
第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第17節
10月19日(土) vs流経大 前橋総合運動公園陸上競技場にて 11:30キックオフ
TEXT=谷口奏生 PHOTO=谷口奏生、牧田のどか