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第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第17節
10月19日(土) 前橋総合運動公園サッカー場
東洋大 1ー2 流経大
<得点者>(アシスト)
83分 荒川 (野本)
<出場メンバー>
▽GK
松本健太(国4=柏U-18)
▽DF
坂本涼斗 (国3=柏Uー18)
松田佳大(国1=京都橘)→68分 山下勇希(国2=昌平)
板倉洸(国3=横浜FM・Y)
野本幸太(国3=市立船橋)
▽MF
横山塁(国2=FC東京Uー18)→70分 前田泰良(国1=鹿島Y)
土田直輝(国3=大宮Y)
坪川潤之(国4=矢板中央)
梅津凌岳(国2=京都橘)→78分 荒川勇気(国4=旭川実業)
▽FW
松崎快(国4=大宮Y)
小林拓夢(国4=帝京長岡)
今季初得点を決めた荒川
サイドを駆け回る野本
攻守において活躍を見せた土田
共に降格圏内にいる流経大と対戦。前半は0ー0でいい流れで試合を折り返すも後半にCKから2失点を許す苦しい展開になる。その後、荒川が今季初得点を決めるが1ー2で惜敗。
前半立ち上がり、相手の背後を狙うためにロングボールを使い攻撃を展開する。しかし、相手のパス回しに苦戦を強いられ我慢の時間帯が続く。22分に松崎から梅津にロングボールがつながりクロスを上げる。一度は相手に阻まれたものの、そのこぼれ球に反応した梅津がシュート。しかし相手GKの正面で得点ならず。さらに、27分には右サイドから松崎、梅津、坂本と細かいパスをつなぎシュートするがゴールを捉えきれない。その後も両チーム決定機を作れず試合を折り返す。
先制点を挙げたい東洋大だったが、 「後半の入りが今日は良くなかった」と野本が振り返る通り、後半開始直後の50分にCKから失点。相手陣地深くでパスをつなぎゴールを狙うが得点には結びつかない。73分には左サイドから坪川が速いクロスをあげるが相手にクリアされてしまう。75分にCKからヘディングで合わせられ2点差と厳しい展開になる。しかし、途中出場の荒川がCKからヘディングシュートで今季初ゴールをマークし1点差に縮める。試合終了間際、同点に追いつくために猛攻を仕掛けるがここで試合終了のホイッスルが鳴り無念のタイムアップ。
残留を目標に掲げている両チームの戦いは1ー2で惜しくも敗れた。2点ともにCKからの失点ということもあって課題がはっきりしている。次節の相手は桐蔭大。土田は残留を勝ち取るため「魂込めて毎試合戦っていきたい」と語る。残り5試合残留に向けて全身全霊で戦う東洋大から目が離せない。
■コメント
・古川監督
前半の立ち上がりのところは流経大さんのペースで進んで行ったんですけど前半の半分以降のところでこちらの方が押し込む時間が増えてきて0ー0で折り返してあとは本当に後半のところで1点勝負というかどっちが先に取るかという感じだったと思うんですけどセットプレーのところで2失点してしまってそれが敗戦につながったというのはもったいないし集中力が欠けたかなと思います。(コーナーキックからの2失点について)フリーでどっちもやられてるんでしっかりマークのところとそこを跳ね返すところが単純にできなかったです。(次節に向けて)残りの試合1試合1試合自分達はやれることをやるしかないないんでまずは勝ち点3を積み重ねないといけないことにはどんどん可能性がしぼんでいくので、他のチームというところももちろんありますけどまず我々が勝ち点3を積み重ねないといけないことには届かないことになってしまうのでまずはしっかり残りの試合1試合1試合勝ち点3を積み上げて行けるようにいいトレーニングを諦めずに下向かずにやりたいと思います。
・荒川(国4=旭川実業)
前半はなんとか0点で抑えることができていたが後半のセットプレー2発でやられてしまってあまりチームとしていい入りをすることができなかった。(得点シーンを振り返って)CK、セットプレーは自分たちは去年に比べると練習していると思うのでそれがしっかり結果に結びついたのか良かった。だが逆に2失点セットプレーでしてしまったのが甘かったと思う。(初ゴールまでに時間を要したが)去年も試合に出させてもらったのが後期リーグからだったので今年は頑張って前期リーグから結果を出したいと思っていたがチームに貢献するという意味ではすごく時間がかかってしまった。点を決めれたことは良かったがチームを勝利に導くゴールが取れていないのでそれは悔しい点。(次節に向けて)本当に追い込まれている状況でスタメンの選手だけではなくてチーム全体で一丸となってやっていくしかないので最後まで自分たちは残留という目標に向けて頑張っていきたい。
・野本(国3=市立船橋)
今日の流経戦はチームとして絶対に勝ちが必要なゲームだった。自分たちのなかでは前半いい感じで折り返せたが後半ここからだなと思うところでセットプレーで失点してしまって、後半の入りが今日は良くなかったかなと思う。(自分の動きを振り返って)自分は攻撃でチャンスをつくってなんぼの選手だと思っているので、SBに置かれている以上守備はやらないといけないが、守備をしながらどちらかといえば自分は攻撃でチームを助けたいという思いが強かったので、今日は上がれる場面も多かったので積極的に参加していこうと思っていた。(次節へ向けて)毎試合だが、本当にやばいというか後がないので今日の敗戦を踏まえてチームをより良い方向に持っていって、来週からまた絶対に負けられない戦いが待っているのでいい準備をして次週に持っていきたいと思う。
・土田(国3=大宮Y)
前半いい流れで終われて、後半悪い流れになってしまったときに立て直さないとやっぱりこういう試合になってしまうのかなと感じた。絶対に勝たなくてはいけない試合でこうやって勝ち切れないというのは、今年の自分たちのダメなところなのかなと思う。あと5試合だがそこが直るように、そして勝っていけるようにしたいと思う。(前節からのセンターバックからボランチへのポジションチェンジについて)やりにくいとかはない。あとはどんどん自分のよさだったり、チームのために何ができるのかというのを自分の中でスキルアップしていければいいなと感じている。自分はちょっと後ろめの選手なのでみんなとつながるとこを意識して、時には前に行かないといけない。でもやっぱり自分的にはチームをコントロールすることを意識している。(次節に向けて)本当にもう負けられない試合なので、魂込めて毎試合戦っていきたいと思う。
[次節試合予定]
第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第18節
10月26日(土) vs桐蔭大 Shonan BMWスタジアム平塚にて 11:30キックオフ
TEXT=友寄慈温 PHOTO=谷口奏生、牧田のどか、酒井菜摘