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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月19日(土)国士舘大学多摩キャンパス
◯東洋大67-64国士大
14|1Q|19
16|2Q|14
12|3Q|16
25|4Q|15
スターティングメンバー
24 ラシードファラーズ
5 栁澤優
22 和田麗空
14 田代幹
49 井村飛美希
大澤も1年生ながら貢献した
フリースローでのメンタルが課題という丹波
リーグ5位を走る東洋大は、1周目で勝ち星を挙げた国士大と再戦。終始リードされるも、4Qの大量得点で逆転勝利を収めた。
1Q、田代(済3=桐光学園)を中心に得点を重ねるも14ー19とリードを許してしまう。2Qに入り、点差を詰めていきたいところであったが放つシュートがことごとくリングに嫌われ、我慢の時間が続いた。30ー33と国士大の背中をつかめないまま、後半に望みを託した。
気合を入れ直し後半に向かうも、国士大のスピードのあるパスプレーに苦戦しフリーで打たせてしまう。ここで奮起したのが交代で入った大澤(済1=市立船橋)だった。ドライブで効果的に得点を奪い、チームを勢い付けた。3Qでの逆転とはならなかったが、チームのボルテージも高まり最終Qへ。丹波(済1=常大高)が積極的なディフェンスでスティールに成功すると、加藤(済4=横浜清風)が最後に決める。集中力を切らすことなく攻め続け、残り5分のところで61ー58とついに逆転に成功した。その後の攻防も制し、67ー64と見事な逆転劇で勝利した。
今試合で1年生ながら最多得点を記録した大澤は「踏ん切り良くシュートを打とうと思って打った結果が、今日の試合で出た」と手応えを口にする。リーグ戦も後半に入り、今後も正念場が続く。そのなかでのこういった下級生の活躍が、チームにいい流れをもたらすはずだ。
◼️コメント
・丹波(済1=常大高)
全員リングに積極的にいけた。自分もリングに向かえてシュートも決められた。ディフェンスから入ってそこからの速攻もできたのは良かった。ディフェンスから入れば自分たちの流れが良くなると言われていたので、全力で前からのディフェンスを頑張っていた。勝負所のフリースローとかは前回の試合でも決め切れなかったので、そういうメンタルの弱さは課題。
・大澤(済1=市立船橋)
自分的には久しぶりの試合だった。昨日の練習から調子が良かったので、踏ん切り良くシュートを打とうと思って打った結果が今日の試合で出て、それがチームにいい形でつなげたので良かったかなと思う。(意識した点は)自分は交代で出る選手なので交代で出る選手が気負ったりしてはいけないなと思って出ていって、シュートを踏ん切り良く打ちゴール下もボックスというところを意識して頑張れたと思う。(良かった点は)きついとき競っているときでもチームがみんなで声を出してやっていたので、そこが良かった。(悪かった点は)徹底ですかね。最後のスリーが決められてはいけないのに決まってしまって、徹底ができていなかった。
TEXT=稲村真織 PHOTO=渡部穂乃花