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2019.10.28
水泳

[水泳]日本短水路2日目も好調の白井、宝田らが上位入賞!

第61回日本選手権(25m)水泳競技大会

10月26日(土)~27日(日) 東京辰巳国際水泳場


(2日目・予選)


◆女子200m自由形


2組

1着 白井 53”34

→全体1位で決勝進出


◆男子200m自由形


2組

5着 中村 49”48

→全体14位でB決勝進出


◆女子50m平泳ぎ


2組

5着 磯部 32”02

→全体12位でB決勝進出


◆女子100m背泳ぎ


1組

1着 白井 56”88

→全体1位で決勝進出


◆男子100m背泳ぎ


1組

山本遥 DNS


4組

2着 細川 53”37

→全体10位でB決勝進出


◆男子200m個人メドレー


2組

1着 花車 1’59”05

→全体9位でB決勝進出


4組

8着 田中大 2’02”89


◆男子100mバタフライ


2組

2着 阪本 51”88

→全体6位で決勝進出


◆女子400m自由形


1組

6着 永島 4’17”54


◆男子400m自由形


4組

3着 宝田 3’47”94

→全体6位で決勝進出


7着 山本健 3’51”94


◆女子200m平泳ぎ


1組

1着 今井月 2’23”69

→全体4位で決勝進出


◆男子200m平泳ぎ


3組

4着 花車 2’08”19

→全体9位でB決勝進出



(2日目・B決勝)


◆男子200m自由形


2着 中村 48”94


◆女子50m平泳ぎ


5着 磯部 31”95


◆男子100m背泳ぎ


5着 細川 53”49


◆男子200m個人メドレー


5着 花車 1’59”76


◆男子200m平泳ぎ


8着 花車 2’09”77



(2日目・決勝)


◆女子100m自由形


1位 白井 52”87


◆女子100m背泳ぎ


1位 白井 56”00


◆男子100mバタフライ


8位 阪本 51”55


◆男子400m自由形


4位 宝田 3’48”03


◆女子200m平泳ぎ


2位 今井月 2’20”86 


3種目制覇でJOC杯を受賞した白井(左)


宝田は自由形が好調だ


今井月(左)は200m平泳ぎで2位


花車は過酷な4レースにも集中して臨んだ


 第61回日本選手権(25m)水泳競技大会は2日目を迎えた。初日同様、宝田(法2=東福岡)が上位に食らいつき4位入賞を果たした他、白井(国2=宝塚東)は2種目を制して今大会3冠。優秀選手に贈られるJOC杯を獲得した。


 B決勝に進んだのは4人。男子100m自由形の中村(文4=比叡山)は予選から約0.5秒タイムを上げて2着に。4年生で退寮はしたが東洋大での練習を続け、日本選手権での戦いに向けてさらなるレベルアップを狙う。花車(文2=丸亀)は、男子200m個人メドレーと200m平泳ぎで出場。レースの間がわずか10分しか空かないなか、「気持ちだけ切らさず泳げた」と振り返った。


 決勝ではまず白井が女子100m自由形に出場。「朝から体が動いていた」とタイムが上がる確信はあった様子。スタートから先頭に立ち、徐々に後続と差をつけていくとそのまま優勝。100m背泳ぎではさらに圧倒的な差をつけてレースを制した。「確実に自信になる練習が誰よりもできていると思う」。だからこそ、どのレースでも強い気持ちで臨み、結果を出し続けられるという。白井はこの結果、JOC杯を瀬戸(ANA)とともに獲得した。


 初日に大ベスト、大躍進だった宝田は男子400m自由形でも健闘した。150m時点では7位だったが、最近得意とするラストの追い上げで4位にまで浮上した。タイムを落とした悔しさはあるが、今後は長水路での試合でも上位入賞を狙っていく。


 今井月(法1=豊川)、阪本(国2=三重)らも初日から続いて決勝に進出し、結果を残した。これで年内の主要な大会がほとんど終わり、これからは冬季の強化期間になる。4月の日本選手権まではあと5か月。各自の目指す結果に向けて追い込む期間が始まる。



■コメント


・中村(文4=比叡山)

昨日あまりよくなくて、ベストは1年前くらいなので100は体調崩してあんまり長い距離がしんどくて。でも100では自己ベストだそうと思っていたので、予選でこのタイムだったら決勝残っていたのでそこは悔しいけど、ひとまずインカレ終えて少し気持ち切り替えて、1試合目で100のベスト出せたのは良かったかなと思う。(高地合宿に向けて)自分は結構、脈上がるのが早くて、高地トレーニングでそういう心心肺機能を強化できるっていうことは、自分の中では楽しみであって。選考会で戦うためにはそういうところもつながってくると思うので、しっかり充実した合宿にしたい。


・磯部(法2=長岡大手)

なかなかうまくいかなかったレースだった。(短水路に関して)今は長水路の方がいいのかなと思う。前は短水路もちゃんと泳げていたので、この冬のシーズンはもうちょっと上げていけたらいいなと思う。(現在の調子)先週は結構調子いい感じだった。でも1週間後に崩れてしまったので、まだいい泳ぎが固まってないのかなって。(強化するポイント)悪い泳ぎはしてないと思うので、いい泳ぎで毎回泳げるようにして、試合前に崩れるようなことがないようにしていきたい。


・阪本(国2=三重)

100は結構レベルが高かったので、決勝進出目標にしていたので2本泳げたことは良かったと思う。(タイムは)ベスト近いタイムを出していたら表彰台もあったかもしれないので、そこはすごく悔しい。(やはり200の方がいい?)短水路は200の方がいい。100でもしっかりタイムは伸ばせているので、そこまでの苦手意識っていうのはなくなってきたかなと思う。(強化ポイントは)長水路の方で戦える力がまだないので、短水路だけじゃないということを示せるようにも、4月の日本選手権でいい結果を狙っていきたい。(2年生が活躍)4年生が抜けて、僕たちの代が1番人数が多いので、しっかり僕たちが引っ張っていければなっていう話を同期でもしていて、こうやって結果で引っ張っていけているのはいいことかなと思う。


・白井(国2=宝塚東)

予選から昨日と違って朝から動いたので、2種目とも予選からベストだったし、絶対決勝も上がると思っていたので。自由形に関しては、52秒台を目標にしてきたからそこはクリアできたかなと思うが、背泳ぎの方で55秒を狙っていただけに56秒0はすごく悔しい。(好調が続いている)自分の中では好調っていうよりはこれが普通なので、別に悪いコンディションとかあまり感じないタイプなので、みんなが思ってるより私は普通かなという感じ。もっといくと思っていたので、まだまだ伸びしろがあるっていう前向きな考えでいる。(余裕とかある)余裕っていうか、日本代表の中で強い選手はたくさんいるけど、そのライバルのなかでも確実に自信になる練習が誰よりもできていると思うので、それは本当に自信になるし、試合前には誰にも負けないという強い気持ちがある。()明日からスペインに行くので、持久力の面をもっとつけていきたいと思うし、フォーム改善中なのでしっかり身に着けていきたい。バックはインカレ前から改善していたのでそれはもう身についてるかなという感じだが、フリーの方ではまだまだ注意される部分があるので、そこをしっかりやりたい。(15mのスピードが上がっている)自分の中ではあまり感じないが先生はよく言う。別に何をしたとか自分の中では変えてるつもりはない。


・宝田(法2=東福岡)

予選よりタイムを落としたのでちょっと悔しい。(ラストは意識して上げている?)最近ラストが得意なので上げられて良かった。(200と400どちらがいい?)やっぱり200の方が。(自由形の調子)最近は自由形中心に練習していてその成果が出ている。(選手権に出る可能性も?)あります。(過去ないくらいの上位)こういう大会で入賞することは今までなかったので、まずはこういう上位に入れてうれしい。(今後の目標)僕は短水路が得意なので今回結構いい順位だったので、次は長水路でも上位に入れるように頑張りたい。


・花車(文2=丸亀)

予選が2種目で40分くらい空いていて、それでもきつかったけど、10分くらいしかなかったのでめちゃくちゃきつかったけど、気持ちだけ切らさずに泳げた。(個人メドレーは強化の一環?)そうですね。個人メドレーで選手権のタイムが夏に切れたので、日本選手権出てみようかなって気持ちプラス、強化。(泳いでみて)予選の方がタイムは狙えたと思うので、ベストに届かず悔しいが、2本ともまあまあのタイムで泳げたので最低限といった感じ。体調を崩して、不調かなってくらいできていわりに、今大会はそんな悪くないタイムでこれたかなという感じ。ちょっと自信になったかなという試合だった。(年内の試合はほぼ終わり)強化していく中でたまに試合があるくらい。最近体重とか筋力が若干落ちたかなという感じなので、それを今までより強くしていけたらなと思う。


・細川(営2=高松第一)

ベストが53秒5で、52秒台を狙っていたので、あんまり良くない、あんまりうれしくない。従来のベストは(予選、B決勝)2本とも越えた。(100mへの苦手意識は)ちょっとはなくなったかなというか、100の短水路の泳ぎ方がちょっとはつかめたかなというのはある。技術面もだが、向かい方、心の思い方っていうか、長水路とはまたちがうので。短水路に向けた心の準備が今回つかめたかなと思う。(ここから泳ぎ込み)年内のメインの試合は終わったと思っているので、あとは陸上の方でもしっかり自分を追い込んで体を改造していきたいなと思う。


・今井月(法1=豊川)

19秒は出るかなと思って20秒かかってしまったのは悔しいけど、いいレースはできたかなと思う。プラン通り、ストローク数だとかそういうのはしっかり守れたので良かった。予選の感じがきつくて、壁をけるのがきつくて、足の筋肉とかが前より大きくなったのでその分きつかったけど、ストローク数を合わせるのがうまくできなくて、それは決勝ではできたので良かった。足のかかりも感覚は悪くないので、長水で2ブレに出るのが楽しみ。(現状では納得のレース?)昨日から悪くはないなって思うので、明日からスペイン合宿ですし、そこでもしっかり追い込んで、無駄にしない試合を増やしていきたい。(今大会の総括)しっかり平泳ぎでレースにもう一度慣れるというか、やっぱりずっと平泳ぎだけに出る試合が少なかったので、だいぶ平泳ぎの感覚も良くなってきたし、しっかり200の平泳ぎをメイン種目にしたいので、アベレージを高くできるようにしたい。(平泳ぎで戦い気持ちが高まっている)やっぱり個人メドレーよりも平泳ぎの方が自分の中では好きだし、レースも楽しいので、平泳ぎでオリンピック狙っていくためにも、こういう試合が大切になってくると思うので、こういった試合でどんどんどんどんタイムを安定させていけたら、平泳ぎでも狙いたいなと思う。(次に向けて)スペイン合宿後の東京都オープンになると思うので、しっかり長水路でいい環境でできるので、結果をだしていきたいと思う。(合宿は)苦しいですけど、いい環境で練習できるし、やっぱり学校にも行かないのでその分しっかり水泳に集中したい。



TEXT=越塚日南 PHOTO=牧田のどか

ジャパンオープン2016
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