記事
12月25日から北海道釧路市で第92回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は、FW清水怜選手、FW久米誠斗選手です!
久米選手(左)と清水選手
2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)では、何度もゴールを決めチーム内ポイント王という成績を残した久米選手と、「東洋のホッケーをしている」と鈴木監督が評価している清水選手。しかし、2人はリーグ戦の結果やプレーに満足していない様子で、さらなる活躍が期待されます。今回は、そんな2人にリーグ戦を振り返ってもらうとともに、インカレに向けての意気込みを伺いました。(取材日・12月11日、聞き手=浅野琴美)
ーー秋のリーグ戦を振り返っていかがですか。
久米(以下、久):序盤のほうとかでも落としちゃいけない試合とか落としてたりしてたので、それが後々響いてきて結果的にああなった感じです。本当は優勝できました。
清水(以下、清):勝てる試合を落とすのはデカいので、勝ち切る強さがまだ東洋には足りないと思いました。
ーーリーグ戦で良かったところや反省点はありますか。
久:良かったところは良い試合はみんなチームとしてやるべきことがまとまっていて、良いと思ったんですけど、悪い試合だとメンタル的にも不安定で、動きとかにもメンタルが表れてたりしたら、あまり良い試合運びにはなってなかったかな。
清:悪かったところは、どの試合も波があったという部分で、良いときは60分間東洋のホッケーができていたんですけど、悪いところは1ピリの出だしが悪いとかラストの3ピリの5分が悪いとか、そういうところがあったときに限って負けていたりしたので、そこが東洋の課題で波をなくすというところかなと思います。
ーーリーグ戦に点数をつけるなら何点の出来ですか。
久:チーム自体は、僕がつけるなら50点!というところです。個人も波があったので50点!というところで。
清:チームは30点。個人としては100点って言いたいですけど70点くらいにしとく(笑)。
ーーリーグ戦の4位という結果はどう受け止めていますか。
久:とても悪い。大会通して大事なとこで勝たなきゃいけないとこで勝ち切れなかった弱さが出たまんまの順位なので。
清:だらしないです。
ーー優勝した明大に何度も勝利する姿が印象的でしたがいかがですか。
久:明治戦とか上位校のチームとやる時はみんな気合い入ってやるっていうイメージが強いんですけど、やっぱり法政、日大とかは気持ちの部分、メンタル的な部分でちょっと準備が足りなかったかな。やっぱりそこは個人的にもそうですし、チーム的にもそうだったのかなと思います。
清:明治には負けたくないっていう強い気持ちがあったんだけど、他のチームだと、例えば中央だと負けてるから次も負けるんじゃないかみたいな弱気な部分もあって。思ってないんですけど。思ってないんだけど、そういう気持ちがあった選手がいないと言ったら嘘なので。法政とかだったら、余裕で勝てるという気持ちがあって自分たちが浮ついてたというかなめてるというか、相手をリスペクトしなかったので、こういう結果になったんじゃないかなと。
ーー試合中に心がけていることはありますか。
久:試合中に心がけていることは…ないです!(笑)
清:僕は…ないです!(笑)
久:あんまり試合中考えることがない。決めたいな~みたいな。そんな感じです。
ーー監督が清水選手を「東洋のホッケーをしている」と評価していましたがいかがですか。
清:そうですかね…。東洋のホッケーっていうのは60分間走り続けてなるべくAゾーンでやって、シンプルで常にゴールっていう意識でやるっていうのが東洋のホッケーだと僕は思っているんですけど。僕は1、2年生の時に結果が出せなかったので3年生で結果にこだわって、今シーズンはリーグ戦に臨んでいたので。まだまだ足りないですけど。1年生の時より良かったんじゃないかなという感じです。
ーー久米選手はリーグ戦でチーム内のポイント王という成績を残しましたがいかがですか。
久:自分も波ある選手なので。1試合の中でも波ありますし、リーグ戦期間も波あったんですけど。決めれたのはセットのおかげで、自分個人が特別いいプレーしたわけでもないですし、セットに支えられて、得点、アシストができたっていうだけなので。本当はそこは取れたのはうれしいですけど、まだまだ個としての力が足りないなって今年はすごい思って、インカレに向けて、来年に向けてもっと個の力をつけなきゃなとは感じています。
ーー2人のお互いから見た強みや持ち味は何だと思いますか。
久:清水選手はキープ力があって、ゲームメイクに優れている。
清:久米は体格もデカくないし、身長もずば抜けてデカくないんだけど敵に当たられないくらいのキレの良さとか判断の良さとか。プレースピードも速いので、僕には持っていないものを持っている。
ーー最後にインカレに向けての意気込みをお願いします。
久:チーム自体としては春取って秋4位っていう、こういう結果になってしまって。中央に一応1勝はしたもののPSS(ペナルティ・ショット・シュートアウト)で勝っただけで、まだ60分勝ちはしてないので。東洋は全チームに勝てる力持っているし、インカレはトーナメントで1試合1試合が最後なので絶対落とさないように1試合1試合意識して、ここからインカレまでの練習で自分たちでチームをつくりあげて、完成させてインカレに向かいたいと思います。
清:インカレまで、そこまで時間はないけどまだチームが1つになる時間はあるので、1つ1つの練習を大事にやってチーム調整していって、あと優勝するためにはチーム、スタッフ全員で団結しないと優勝って遠いので、しっかり団結して、あとは一人一人の強い気持ち、絶対優勝するっていう気持ちを持ってインカレに臨めば、東洋全員スキルもありますし、一人一人いいところもあるんで、勝てる力っていうのは絶対あるのでインカレまであと少し団結して頑張っていきたいと思います。
清水選手、久米選手ありがとうございました!次回の特集もお楽しみに!
東洋のホッケーを体現する清水
◆清水怜(しみず・りょう)
学部・学年・出身校/社会学部・3年・白樺学園
身長・体重/168㎝・67㎏
生年月日/H10・7・7
血液型/B型
好きな方言/博多弁
プレースピードが武器の久米
◆久米誠斗(くめ・まさと)
学部・学年・出身校/社会学部・2年・駒大苫小牧
身長・体重/171㎝・64㎏
生年月日/H11・7・15
血液型/A型
好きな女性/秋田美人