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第73回全日本大学ボクシング王座決定戦(以下、王座戦)に出場した11人の選手の試合後のインタビューをご紹介します。後編はライト級、ライトウェルター級、ウェルター級、ミドル級の6名の選手です。
■コメント(階級順)
〜ライト級〜
・木村(営4=飛龍)
全日本は目を骨折してしまって出られなかったこともあったので、少し目を気にしながら戦っていたこともあって調子は悪かったが、最後はしっかりと締めくくれて良かった。自分は今日アマチュアが最後の試合なのでちゃんと締めれて良かった。(国体では)1ラウンド目に頭がぶつかって相手が見えなくなってみたいな。(大商大は)ガッツのあるチームだなと思ったが、個々の実力を見たら東洋が絶対勝てると思っていた。本調子でやれれば絶対11ー0で勝てると思っていたのでそれがしっかり実現できて良かった。(大学最後の試合でしたがどんな気持ちで臨んだか)本当に悔いのないみんなで最高の調子を出して過去で一番最強のチームを作りたいと思っていた。(リーグ戦、王座戦初優勝の主将になったが)素直にどっちも初めてだし、王座で11ー0で勝つのも初めてだと思うのでそういう初っていうのが素直にうれしいし、みんなに感謝しつつキャプテンをやらせてもらったことに対して誇りに思っている。(リーグ戦も初戦全勝、王座も全勝でした)普段からのチームワークがここにきて出たのだと思うし、やっぱりみんな信頼関係があるから試合になってもみんなで頑張るぞという他のチームよりも強かったからみんな練習通りの実力が出て、全勝という形で取れたのかなと思う。(東洋大ボクシング部で過ごした4年間は)第二の家族っていっても過言ではないくらい充実したし、この先こんな素晴らしいメンバーと出会うことはないと思うので寂しいですけど、生涯こいつらとは関わっていきたいと思う。(今年のチームは)過去最強に強かったし過去最強に仲がよかったと思う。
・堤(営2=習志野)
まずけがをしないように、そして確実にしっかり勝って勝利に貢献したかったのでそれなりに良かった。(調子は)全日本終わってひと段落ついてまた王座に向けてチームが盛り上がっていたので、自分も負けじとチームを盛り上げていい調整ができたので、いい動きができた。(最優秀選手賞を受賞されたが)素直にうれしいです。でもそれ以上に11ー0でチームが勝って木村蓮太朗キャプテンにいい思いをさせてあげられたのが1番うれしかった。(今年のチームは)キャプテンがまず元気がいいので、すごいそれに乗っかって元気のいいチームで一人一人が盛り上がっていて、練習からいい活気でした。(全日本から王座の気持ちの切り替えは)なかなか気持ちの切り替えは難しかったが、蓮太朗キャプテンが最後引退するということで、蓮太朗キャプテンにいい思いをさせてあげるために今回試合に出たのでそれをモチベーションとして切り替えてやった。(今年1年は)世界選手権の選考会でだめなこともあったり、いい動きができなかったこともあったり。最後は全日本優勝して王座で優勝して最優秀選手賞獲れていい1年にできたが、来年はいい結果をキープできるようにしたい。2019年は結構自分にとってためになった1年でした。(2月のアジア予選に向けて)アジア予選は世界チャンピオンもいるので、アジア予選で優勝すると東京五輪の道がしっかり見えてくるのでそこでまずしっかり金メダルを取って東京五輪でも金メダル取れるようにいい形でつなげたい。
〜ライトウェルター級〜
・渡来(営3=武相)
自分が1番しょうもない試合をしてしまった。みんなには申し訳ないと思ったが一応勝てはしたのでよかった。相手は高校の時に1度対戦していた。そのときは自分が勝っていたが、久しぶりにやるので油断しないようにしていた。1ラウンド目に左フックを打ったときに手首が外れて右しか打てなかった。ある程度冷静になりながら右だけでカウンター取っていた。ギリギリではあったが冷静さが欠けなかったことが勝てた要因。(全日本からの切り替えは)切り替えは正直そこまで出来ていなかった。全日本で出し切ったという気持ちだったので不安ではあったが、自分までの間に全勝していたので気持ちが楽になった。ノリで勝てた。(全勝というのは)最高。自分でやばいかなと思ったが、勝てたので本当にほっとしている。(今年1年を振り返って)国体、全日本と全国大会も出られた。リーグ戦も全部出られた。そして最後の王座戦にも出られたので経験をとても積ませてもらった。来年につながると思う。最後の4年生で頑張りたい。(今年のチームは)蓮太朗さんがよく言っているように「家族みたいなチームだ」と言う通り、大好きな家族みたいな存在なのでいい思い出になった。(来年は4年生だがどのようなチームにしたいか)蓮太朗キャプテンのときと同じかそれ以上にもっと仲間意識をもった気持ちのいいチームにしていきたい。(来年の目標は)来年は自分の階級で強い1年生が入ってくる。自分がリーグ戦に出場できるように、階級も上げると思うので力負けしないように頑張りたい。
・今永(営2=王寺工)
勝ててよかった。(堤)駿斗や(木村)蓮太朗くんがRSCで倒したので自分もRSCで倒そうと挑んだ。それが出来てよかった。調子は悪かった。悪いままやった。対戦相手はライトウェルター級の選手ではなかったので体負けはしなかったと思う。(全日本からどのような切り替えを)切り替えれてなくて、このまま来た。やることをやって、練習してきた。(今年1年を振り返って)ずっと東京五輪を懸けて、全日本に向かってきた。負けて終わったが、解放された気がする。(今年のチームは)最高のチーム。(来年へ向けて)来年はもっとレベルアップして試合では全部勝てるように頑張りたい。
〜ウェルター級〜
・平田(営3=沖縄水産)
今日は相手がサウスポーで僕がストレートがあたる距離とジャブで牽制する試合取りだった。1ラウンド目にあててダウンを取ってそこから焦ってしまって倒そう倒そうとなり、1ラウンド目で体力が切れた。2ラウンド目も自分からいくというよりはカウンターを入れた。3ラウンド目は体力が切れてパンチがヨレヨレの状態だったので、そこをもっと体力をつけて完全な試合をしたいと思う。監督にも「左を使って支配しろ」と言われているので、もっとサウスポーという相手にも左を使いたい。右だけでいくのではなくて、左をトントンとついて左側が当たる距離で右。避けてまた右。そして左、左、右ともっと左を使って右のいいパンチに繋げられるようにしたい。(全日の試合から)3カ月ほど空いたので少しスイッチを入れるのに時間がかかった。そこはチーム一丸となってスイッチを入れようと頑張った。その結果今までで初めての11ー0で勝利することができた。それを含めてもやはり今のチームは家族であり最高の仲間です。(1年を振り返って)いい試合もできているし、日本一、関東一と完全に勝てたのでチームとしてはよかった。(個人としては)全日をまた昨年のように決勝でコケてしまった。1回戦目でチャンピオンを倒し2回戦目も勝ち進んだのに、3回戦目で勝てる相手に負けてしまった。これは自分の気の緩みや体の作り方だと思う。しっかり体を作って3ラウンド動けるように練習を頑張っていきたい。(来年の意気込みは)来年も優勝してまたこの王座の舞台に立って11ー0で終わりたい。
〜ミドル級〜
・田中(文3=享栄)
10ー0で回ってきて自分が最後締めなので、しっかり締めようと思った。相手が自分な苦手なタイプだったが最後しっかりダウンを取って終われた。もっと自分のボクシングがしたかったが、あの相手にはあのくらいできたら良かったかなと思う。今までの自分とは少し違う自分を見せられたかなと思う。(10-0で回ってきたときの気持ちは)関東リーグ戦で4ー4で回ってきた時は自分で勝ち負けが決まるということだったので、それに比べたらリラックスできた。関東リーグ戦のときは頭が真っ白になったが、今回は全然で頑張るだけだと思っていた。(11ー0が決まった瞬間は)すごく気持ちよかった。手をあげられた瞬間「よっしゃー!」となった。(この1年を振り返って)最後の年なので、個人でも優勝してリーグ戦でも優勝して最後いい感じで終えられたらと思う。(この1年のチームは)蓮太朗くんを中心に引っ張ってくれてみんな仲が良いけど、試合前になったら集中してみんなで頑張っていたのですごくいいチームだった。(来年の抱負)自分が副キャプテンですが、キャプテンの足りないところを自分が補助してみんなを引っ張って行ければいいなと思う。
PHOTO=岡村珠里、長枝萌華、川口朋珠、稲村真織、越塚日南