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2015.03.31
陸上競技

[陸上競技]春季オープン、冬季練の手応えつかむ

平成26年度関東学連春季オープン競技会

3月28日(土)~29日(日)江戸川区陸上競技場

 

◆1日目

 

男子200m

17組

6着 浅海 23"14

24組

5着 赤川 22"43

26組

DNS 北村

27組

DNS 与那原

 

男子800m

18組

3着 眞柄 1'53"47

19組

4着 尾上 1'53"46


◆2日目


男子100m

19組

1着 山藤 11"80

22組

3着 永池 11"49

27組

6着 熊谷 11"65

29組

DNS 渋谷

32組

4着 赤川 11"17

35組

1着 富樫 11"27

37組

4着 永井 11"22

39組

2着 与那原 10"98

40組

2着 北村 11"23

DNS 小笹

41組

DNS 小林

男子400m

18組

1着 山本 49"62

男子1500m

11組

2着 横山 3'52"26

6着 生井 3'56"32

女子1500m

4組

11着 渡部 4'48"24

男子三段跳

2組

4着 戸塚 14m87

男子走高跳

2組

高橋 NM


20150328rikujo尾上

尾上は今後調子を上げていきたい


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与那原は唯一の10秒台を記録した



 2日間にわたり行われた春季オープンに4部門から多くの選手が出場。シーズン初戦で若干の修正箇所は見受けられるが、各選手とも冬季練習の仕上がりを確認する大会になった。


 暖かい昼間から一変、一気に気温が下がった中行われた800mに尾上(工3・長崎北陽台)と眞柄(済1・三条)が出場。両選手とも今季初レースながらまずまずの走りに好感触を得た。尾上は後方でレースを進めていたが、ラストの直線でスパートをかけ4位に浮上した。コンディションが悪い中でも「初戦にしてはタイムが出た方」と手応えを感じている。一方、眞柄はスタートから飛び出すと先頭でレースを進める。さらに2周目でペースを上げ後ろを引き離しにかかるが、残り200mで巻き返され3位でフィニッシュ。それでも初戦から積極的なレースを展開し冬季練習の成果を発揮した。眞柄は今季の目標を自身の出身である新潟開催の日本選手権に向け「絶対にB標準を突破して出場する」と話し、昨年以上の気合を感じさせた。


 2日目の男子100mは強い向かい風の中で行われるも、与那原(法1・那覇西)がスタートから勢いに乗りチーム唯一の10秒台を記録。それでも「もう少し出せた」と話し、今後は目標とする10秒40にも期待がかかる。男子三段跳では戸塚(法3・深谷商)が力の抜けた軽やかな跳躍を披露し調子の良さをアピールした。しかし、梶原監督も話すように助走に課題が残る。公式戦までに克服をしたいところだ。


 雨の中でのレースとなった男子1500mでは生井(ラ1・会津)が1周目を60秒で引っ張った。そのままレースは進み1000mを2分36秒の好ペースで通過。ラスト一周の鐘が鳴ると集団は大きくペースアップするが、横山(済1・札幌山の手)がうまく反応。「生井には負けない」と懸命なスパートで組2着に入った。生井も急激にペースを落とすことなく前日との連戦にも疲れを感じさせないタイムで走り切った。


 毎年、試合感覚を養うことを目的にしている今大会。ほとんどの競技で冬季練習による収穫を確認し、手応えの感じる結果となった。しかし、まだシーズンは開幕したばかりである。シーズン本番に向け小さなミスを修正していきたいところだ。


■コメント

・梶原監督

今の段階では十分手応えを感じている。北村の200mも結果的には記録無しになったが、手元の時計では大幅に自己ベストを更新している。100mの選手は向かい風の中でもいい動きができている者もいるし、ミスのあった者もミスがある中ではそれなりの走りができているので期待できると思う。戸塚もこの時期にこれだけ跳べているので、あとは助走を合わせるだけ。(これからは)トップスピードのところでの動きのキレとスタートや中間走の練習をさせて100mの完成度を高めていきたい。


・塩田部長

今回は目標の大会に向けて、まずはレースに慣れることが最大の目的。横山は練習ができていない部分もあったがすごくいいスタートを切れたんじゃないかなと思う。ずっとレースを引っ張っていた生井は練習もできていて、結果的には後半落ちてしまったが、記録を出すためのレースができていたのでよかった。これからはどこの大学も多くレースに出てきて記録も狙いにくるので、その中で勝負してタイムを出して、さらに勝てるようなレースをしてもらいたい。


・尾上(工3・長崎北陽台)

今日は今季初戦で記録にはこだわらず、これからの試合に向け感覚を取り戻すつもりで臨んだ。(コンディションは)例年に比べて悪かった。就活などにより練習不足になってしまい、それが顕著に出てしまったと思う。それでも初戦にしてはタイムが出た方なので、後ろ向きに考えずに割り切って、今後の試合に臨んでいきたい。


 ・戸塚(法3・深谷商)

今日は関カレB標準くらいを跳べればいいかなと思っていたので良かった。冬季はスプリントとウエイトを重視して取り組んできた。(課題は)まだ助走と跳躍がうまく噛み合ってない。ただ力を入れてないわりには腰を乗せて跳べたので良かった。


・横山(済1・札幌山の手)

今日は去年の長浜先輩のタイムを目標にしていたのと、生井には負けないという思いもあったのでそれを達成できたので良かった。練習は継続してできていたわけではないので、それを考えるといいタイムが出せたかなと思う。(課題は)ラストで早稲田の選手が仕掛けた時に思い切って出れなかったところがもったい無い。(今季は)1500mで関カレと全カレに出場するのと、五大学では3000m障害に出場するのでそこでも関カレの標準を切って、東洋のポイントに貢献したい。

・眞柄(済1・三条)

冬季練習が結構積めていて、初戦にしては良かったと思う。これから記録会に出て、日本選手権のB標準を切れるようにしたい。(冬季練習は)地元が新潟で雪のため冬季練習があまりできなくて、まともに練習できたのは今年が初めてだった。1月、2月は筋力面を強化して、3月にかけてはスピード面を意識して練習してきた。(今季の目標は)日本選手権が地元の新潟開催なので絶対にB標準を突破して出場することと、関カレで表彰台を目指して頑張りたい。


・与那原(法1・那覇西)

風は強かったけど、もう少しタイムは出せたかなと思う。冬季はひたすら基礎を大事にして今までで1番練習した。(レース内容は)飛び出しから加速乗るまでは練習の成果が出せたと思う。(今季は)関カレの順位とかよりも、10秒40を目標にしていきたい。


TEXT=畑中祥江、伊藤空夢 PHOTO=畑中祥江、伊藤空夢