Article

記事


2020.06.25
コラム

第699回 天声人語 執筆者・小林夏実

こんにちは!2年の小林です。硬式野球、準硬式野球、アーチェリー、アイススケートを担当しています。


相変わらずおうち時間についてしか書くことがないので書き方を変えてみました!今年に入ってから毎日、朝日新聞のコラム「天声人語」を読んでいます。世の中の様々なことがちょっと変わった視点から書かれていてとても面白いので構成、文脈などを意識して、私もおうち時間の発見を天声人語風に書いてみました。



3月のある日の天声人語、「春動く」という言葉が妙に魅力的に映った。春の季語で「春らしい気候となること」を意味する。「春めく」「春萌す」ともいうらしい。日本の原風景を思わせる日本語の美しさと奥深さを感じた▼英語の勉強からの現実逃避も兼ねて百人一首を勉強してみた。英語が話せるようになれば自分の世界が広がると思い込んでいたが、そもそも日本語の素晴らしさを知らなかったと気づいた▼緊急事態宣言が出されて以来、地元での生活が続いている。大学に進学し、都会の生活にも慣れて自分の世界は確かに広がったが、田舎の魅力に気づかされる日々である。たけのこを剥き、湯がく。トマトの苗を植え、水をやり成長を見守る。じゃがいもを掘ったり、梅ジュースをつくったり▼たけのこって剥くとこんなに小さくなるんだ。梅ジュースを作る時へそをとるんだ。トマト栽培もしかり。今まで当たり前にあったものが手間暇をかけて作られていたとわかり、それを自分で行うことで愛着がわく。知らないこと、愛しいものがこんなにも身近に潜んでいたんだと実感する▼「春動く」季節も終わり7月を迎える。「文月」が一般的だが、織姫と彦星が互いに愛して逢う月で「愛逢月(めであいづき)」ともいうという▼織姫と彦星のようにこんなに逢えないとスポトウがさすがに恋しい。早くみんなに逢えますように。取材に行けますように。新聞を皆様にお届けできますように。来たる七夕に願う。


やっと赤くなりました。「こあまちゃん」です。夏ですね。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

次回は第700回です。歴史を感じますね。