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第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第4節
7月25日(土)流通経済大学サッカー場
東洋大3-2拓大
<得点者>(アシスト)
10分 浦山
38分 野本(浦山)
55分 横山(野本)
<出場メンバー>
▽GK
川地颯馬(国4=帝京大可児)
▽DF
坂本涼斗(国4=柏U-18)
中村勇太(国3=鹿島Y)→77分 神山京右(国3=横浜FC・Y)
土田直輝(国4=大宮Y)
市原亮太(国4=横浜創英)
▽MF
横山塁(国3=FC東京U-18)→65分 前田泰良(国2=鹿島Y)
長澤昂輝(国4=前橋育英)
瀬畠義成(国2=JFAアカデミー)
野本幸太(国4=市立船橋)
▽FW
小澤裕太(国4=千葉Uー18)→83分 小林粋(国3=大宮Y)
浦山雄介(国4=日体大柏)→69分 山下勇希(国3=昌平)
先制点を決めた浦山
野本は今試合で1ゴール1アシストの活躍を見せた
(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)
第94回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)4節目にして初戦となった東洋大。1節からリーグ戦に参加し、試合経験を積んでいる拓大との戦いだったが、3ー2の結果でリーグ戦初戦を勝利で飾った。
前半から果敢に攻め込んでいく東洋大。開始から10分、小澤からのボールをクロスで合わせ浦山がシュート。これが見事に決まり先制点となる。その後はなかなかゴールを奪えない展開が続く。しかし、38分には横山から浦山へと繋がったパスがフリーの野本に通ると、相手の隙をついたシュートが決まり、見事ゴール。前半で早くも2得点目を獲得する。このままの勢いで前半を終わりたいところだったが、48分にはCKを押し込まれ失点を許す。ここで試合は折り返しとなった。
後半も、集中力を切らさずにボールに向かう東洋大。野本から横山へのパスが通りシュートするも相手DFに阻まれてしまい決めきれない。拓大ボールとなることも多く我慢の時間が続く。しかし主導権を握られても攻め続け、ただゴールだけを狙っていく。迎えた55分には野本からのパスを横山がゴール正面でシュートし、3点目となるゴールを決めた。81分には再び失点を許したものの、結束した守備で猛攻を抑え、試合は3-2で終了した。
「勝利でスタートできた事は、チームにとって良いこと」と監督が振り返ったように、途中雷で試合が中断するというアクシデントもあったものの、新体制となっての初戦を勝利で終えたことには、大きな価値がある。活動停止期間の影響で思うように練習できない期間が長かったが、選手たちの士気は上がったまま。この勢いで、続くリーグ戦も勝ち点を積み重ねていきたいところだ。
※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
■コメント
・井上監督
途中相手に主導権を握られる時間帯もあったが、ある程度自分達がやろうとした事が出せたと思う。雷による30分の中断があったが、集中力を切らさず最後まで良く闘ってくれた。勝利でスタートできた事は、チームにとって良いこと。(チームとしての初戦は)感染症拡大による影響で、長い活動停止期間、制限付きでの活動再開を経てのリーグ参戦となった。ここまで来られたことに対して家族や仲間、大学、対戦相手含めリーグ関係者、周囲の全ての方々へ感謝の念を持って試合に挑もうと話していた。練習試合も無くぶっつけ本番だったが、選手達は現状でできる限りのパフォーマンスを出してくれたと思う。コンディション不足は否めないがリーグ戦を戦いながら高めて行きたいと思う。(チームの雰囲気について)チームは、サッカーができる・試合ができる喜びを表現してくれた。選手、バックアップメンバー、マネージャー含め全員がフィールド内外でハードワークしてくれて良い雰囲気だった。(次節に向けての意気込み)次節の相手 流通経済大は開幕3連勝でリーディングチーム。難しい相手だが、我々は一戦一戦を全力で戦い現時点でのベストパフォーマンスが出せるように準備したいと思う。
・土田(国4=大宮Y)
入りはよかったが、後半は押してしまって少しチーム的にはダメージが多い感じではある。後半は少し立て直せたが、そこは次節に向けて改善しなければいけないところだと思う。(チームの雰囲気は)みんなすごいアグレッシブにやってくれてチームの状態的にはいい状態だと思う。監督ともいい関係を築けているのでいいチームになると思う。(リーグ戦でのチーム、個人の目標は)チームの目標としては、チームで掲げている「1部昇格」というのを目指していきたい。個人的には1部昇格したいという気持ちもあるし、無失点で試合を終わらせる数を多くしたいというのと、そうして勝ち続けていくことで自分の夢であるプロになるというところに繋がっていると思うので勝利するために貪欲にやっていきたいと思う。(次節へ向けて)次節は流経さんなので今日よりも難しいゲームになるだろうと思うので、来週またいい準備をして流経大戦に臨みたいと思う。
・浦山(国4=日体大柏)
感染症の影響とかで、準備が十分にできていない状態ではあったが、チームで協力して勝利できたのはよかった。(ゴールシーンについて)もう1人のFWの小澤が力強い動き出しをしてくれたので、そこに合わせたクロスだった。結果的にゴールにつながったので、小澤の動き出しに感謝したい。(個人目標)毎試合得点に絡むこと。チームの勝利に得点で貢献できるようにし、結果にこだわってやっていきたい。(次節に向けて)次節もタフな試合になると思うので、しっかり1週間いい準備をして、アシストやゴールができるようにしていきたい。
・野本(国4=市立船橋)
開幕戦ということで勝ち点をこれまでの試合で取っている拓殖大だったが、チーム全員で絶対に勝つという目標のもと、いいスタートが切れたのかなと思う。(ゴールシーンについて)ボールをとった瞬間のサイドはカウンターで取れるとずっと思ってて自分も狙ってたが、いい形で塁(横山)が浦山に繋いでくれて、浦山から自分がフリーだったのであとは流し込むだけだった。(個人目標)今年はアシスト王を狙ってる。(次節に向けての意気込み)相手は昨年降格した流経で、関東リーグ2部で1位を独走しているチームなので、チームとしては絶対勝ちが欲しいので来週の試合に向けてチーム全員でいい準備をして勝てていけたらと思う。
[次節試合予定]
8月2日(日) vs流経大 流通経済大学龍ケ崎フィールド 17:30キックオフ
※前期は全日程、無観客での試合となります。またジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。
TEXT=廣瀬璃子