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2020.09.02
サッカー

[女子サッカー]開幕戦、ゴール遠く筑波大に0-2で敗戦。

第34回関東大学サッカーリーグ戦1部第1節

8月30日(日) 東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド


東洋大0-2筑波大


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食2=常盤木学園)


▽DF

出耒村亜美(食3=飛鳥)

久保真理子(食4=浦和LY)

澁澤光(食3=常盤木学園)

根間陽彩(食2=大商学園)


▽MF

北村美羽(食1=ジェフ千葉LU-18 )

森田美紅(食4=スフィーダ世田谷FC・Y)→62分 鈴木陽奈(食2=JFAアカデミー福島)

中谷汐音(食2=飛鳥)→77分 佐々木葵(食3=花咲徳栄)

門脇真依(食1=JFAアカデミー福島)→45分 常田麻友(食4=大商学園)


▽FW

塩谷瑠南(食3=前橋育英)→85分 遠藤麻衣(食2=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)

大内梨央(食4=常葉学園橘 )



開幕戦を迎えた東洋なでしこ


随所で存在感を発揮した大内

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部女子部)


 第34回関東大学サッカーリーグ戦が開幕を迎えた。開幕戦の相手は筑波大。序盤に2点を許す展開のなか、ゴールを狙うも決められないまま試合は終了。開幕戦は黒星となった。

 

 試合が動いたのは開始直後の2分、ミスから失点を許す。開幕戦という緊張からかうまくパスがつながらず苦しい展開。少しずつボールも回り始め12分、CKを獲得するが得点には至らない。18分には押し込まれ痛い追加点を許す。その後、追いかける東洋大は30分、右サイドからのクロスを大内が合わせるが得点にはならない。さらに、塩谷がドリブル突破からシュートするも相手GKに止められる。決定機を作れないまま2点ビハインドで前半を終える。


 後半開始早々、右サイドから相手陣地深いところまで侵入しゴールを狙う。ピッチ全体を大きく使いサイドから攻撃を狙う東洋大は、74分に中谷がミドルシュートを放つも枠を捉えきれない。さらに、攻撃のギアを上げてゴールを決めようと果敢に攻撃を仕掛けるも得点を挙げられないまま試合終了。


 開幕戦となった今節、序盤の2失点から何とか立て直そうとするが、ゴールが遠く0-2で敗戦。週末には第2節が待っている。久保主将は「できる全ての準備をしていきたい」と次節の日体大戦に向けて語っており、東洋なでしこ全員で勝ち点3を狙っていく姿に期待したい。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



■コメント

・石津監督

ゲームの入り方が悪く、自分達のミスから立て続けに失点してしまい、難しいゲームになってしまった。前半途中から落ち着いたが、フィニッシュ手前のプレーの精度を欠き、ゴールが遠いゲームだった。(今節の収穫と課題)収穫は途中から出た選手のパフォーマンスだ。課題はゲームの入り方、ボックス手前のプレーの質だと思う。それから、勝ちたいという意欲が筑波さんに劣っていると感じた。(次節に向けて)開幕戦の緊張感からか、いつもより硬い選手が見受けられたので、またトレーニングで調子のいい選手を見極めて次節に挑みたいと思う。


・大内(食4=常葉学園橘 )

前半開始2分で自分たちのミスから失点をしてしまった。そこからパスミスが多く続き、ボールを保持しながら攻撃チャンスを作り出すことができなかった。そして、2点目の失点をしてしまいさらに相手のペースになってしまった。後半から、全体でボールを奪えてるシーンや攻撃への展開など良い場面が見られたが、なかなかペナルティエリアの中には侵入し、シュートまで行くことができなかった。今日の試合で自分達の良いところが出なかった事が1番悔しい。そして私自身、開幕戦という大事な一戦で点を決めれなかったことがとても悔しい。この敗戦を次節で挽回したい。(筑波大の印象)筑波大はボールへの予測が速く、東洋はボールを相手よりも先に触る事ができなかった。ルーズボールやセカンドボールなど拾われてしまい、なかなか自分達のボールにできず、保持する事ができなかった。東洋の縦パスには厳しいプレッシャーで、攻撃チャンスをなかなか許してくれなかった。相手としてはとてもやりづらい相手だった。(次節に向けて)個人としてチームとして今回の試合を振り返り、今日出た課題と向き合い、次節の試合の勝利に繋げたい。個人的には得点王になる事も1つの目標なので、次節の試合では貪欲にゴールに向かっていき、勝ち点3をチーム全員で獲りに行きたい。次節も応援よろしくお願いします。


・久保(食4=浦和LY)

まず、このような状況の中無事に関カレの初戦を迎える事ができ、大変感謝している。チームで関カレ優勝を目標に、初戦に挑んだが、序盤から相手の勢いに飲まれ、自分たちのペースを掴めないまま2失点してしまった。後半はボールを動かしながら、点を取り返しにいったが、ゴールを奪うことができなかった。勝利への熱意、それをピッチで表現すること、トレーニングで積み重ねたものをゲームでプレーすること。それら全てが足りなかったと思う。チームとして、個人として、次節に向けて取り組んでいきたい。(前半の2失点について)ゲームの序盤に、自分達のイージーなミスで2失点してしまった。失点の場面や、ゲーム立ち上がりの雰囲気など、キャプテンとしてチームを引っ張ることが出来ず、ゲームのプランを崩してしまったことに、責任を感じている。今後同じような失敗をしないよう、今日の敗戦を受け止め、次につなげていきたい。(次節に向けて)次節、日体大に勝つために、できる全ての準備をしていきたい。


[次節試合予定]  

第34回関東大学サッカーリーグ戦1部第2節

9月5日(土) vs日体大 16:00キックオフ


TEXT=友寄慈温