Article

記事


2020.09.01
サッカー

[男子サッカー] 日体大に勝ち点献上 リーグ戦初黒星

第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第8節

8月30日(日) RKUフットボールフィールド B面


東洋大1-2日体大


<得点者>

89分 前田


<出場メンバー>

▽GK

川地颯馬(国4=帝京大可児)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

板倉洸(国4=横浜FM・Y)→HT 神山京右(国3=横浜FC・Y)

土田直輝(国4=大宮Y)

市原亮太(国4=横浜創英)


▽MF

横山塁(国3=FC東京U-18)→87分 梅津凌岳(国3=京都橘)

長澤昂輝(国4=前橋育英)

瀬畠義成(国2=JFAアカデミー)→78分 山下勇希(国3=昌平)

野本幸太(国4=市立船橋)


▽FW

小澤裕太(国4=千葉Uー18)→70分 佐々木銀士(国2=青森山田)

桑原遥(国4=桐光学園) →70分 前田泰良(国2=鹿島Y)


途中出場で得点を決めた前田(左)



野本はチャンスを作りチームに貢献した

 (写真提供:東洋大学体育会サッカー部)



 ここ2戦で勝ちを決めきれていない東洋大は、今節こそ勝ち点3を取ると意気込んで臨んだ。しかし、後半続けて2点を奪われ、巻き返そうとするも時間が足りず1-2で第94回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)での初の敗戦となった。


 東洋大ペースで試合が進む序盤、ロングパスで味方につなごうとするがうまくいかず。その後も野本を中心として攻め上がるも、シュートまでできずとなかなか得点を決められない場面が続く。相手も果敢に攻め込むもGK川地がきちんとセーブし、点を決めさせない。その後も攻め込みチャンスを狙うもDF陣をはじめとして徹底的に弾かれ、ゴールを奪えず無得点で試合を折り返す。


 後半は相手ペースで試合が始まる。後半開始直後から何度も攻められるも川地がセーブし点を許さない。後半も得点に結び付けられない時間が続くが、最初にこの均衡を崩したのは日体大だった。72分、82分と立て続けにゴールを奪われる。点を入れたい東洋大は、果敢に攻め込むと89分にチャンスが来る。土田からクロスにあがったボールが佐々木につながり、「どんなボールであれゴールにねじ込もう」と考えていたという途中出場の前田がゴールを決め、1点を返す。この得点が前田の今期初得点となった。その後も追加点を挙げようと攻め続けるも時間が足りず試合終了。今リーグ戦での初の敗戦となった。


 今節を通して、「シュートで終われていないというのが課題」と振り返った井上監督。ここ最近の試合では、チャンスはあったもののそれを得点という形で表せていない状況が目立っていた。次節までの期間は短く連戦となり、限りある練習期間でどこまで準備できるかが今後の勝利の鍵となる。この敗戦をバネに成長していく東洋大サッカー部の姿に注目だ。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



■コメント

・井上監督

前半作り出しているチャンスを決めきれず折り返して、後半は逆に相手のやりたいことをさせる時間ができたところで失点してしまい、同点を取りに行くもまた失点しまったので、戦い方としてはまずい戦い方と言わざるを得ない。(課題について)シュート数を増やそうということで取り組んで、前半はシュートに行く手前のシチュエーションまでは作っているがシュートで終われていないというのが課題。後半はシュートを1つしか打ててないので大きな課題はそこだと思う。(相手について)相手は戦い方としては中央のスペースを上手く消して高い位置で奪ってカウンターを仕掛けてくるという形で何度か相手の守備にかかるような形があったが、それ以外は特に前半に関してはある程度対策をしたことで相手の特徴が出る回数が少なかったと思う。後半から相手がメンバーを変えてきて、前線に起点となる選手ができボールをそこに入れてという戦い方をされてきた時の我々の対応がいまひとつだった。後半から入った選手が起点を作って失点をしたので、相手はやりたいことが出せた試合だったかなと思う。我々が出させてしまったという形。(次節に向けて)中2日で水曜日に試合があるのでコンディション的にも非常に難しい、タフなゲームになると思うが我々もこの敗戦を引きずることなく次の試合に向けて準備して、また勝ち点3を積み上げられるゲームにしたい。


・市原(国4=横浜創英)

自分たちが押し込む展開が続いてチャンスも作り出せている中で得点ができないという試合が今日の試合もそうだが、天皇杯予選やその前のリーグ戦だったりと続いていて自分たちの課題が浮き彫りになったゲームだった。(課題について)得点を決めることだったり、後ろも苦しい中で守りきること。(相手について)自分たちが押し込む展開が長かったが、その中で前線の2枚の選手が常にカウンターを狙っていたりしてスピードもある選手だったので厄介だった。(次節に向けて)時間がないので課題をすぐに整理して、次勝てるように準備していきたい。


・前田(国2=鹿島Y)

関東リーグ初黒星ということで勝ち点を積み重ねられなかったこととチームとしての課題である得点という所でチャンスが多かったのにも関わらず、1点しかものにできなかったということがとても悔しい結果につながったと思う。(シュートについて)キャプテンのつっちー(土田)からクロスがあがってきて同じタイミングで入った途中出場の佐々木銀士からのボールをひざで押し込む形だったが、どんなボールであれゴールにねじ込もうという気持ちではいたので今期初得点だか、やっとゴールが取れて良かった。(次節に向けて)また水曜日、日曜日と連戦で続いていくのでチーム全体として一丸となってまた準備をしていくことと、試合はすぐやってくるので一戦一戦、勝利をものにできるようにまた頑張っていきたい。



[次節試合予定] 

第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第3節

9月2日(水) vs東国大 会場未定  17:30キックオフ 

※前期は全日程、無観客での試合となります。またジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。 


TEXT=廣瀬璃子