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2020.09.07
サッカー

[男子サッカー]またしても勝ち切れず…東国大に痛恨ドロー

第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第3節

9月2日(水) RKUフットボールフィールド A面


東洋大3-3東国大


<得点者>

4分 中村勇(中村陸)

50分 中村陸(佐々木)

75分 前田


<出場メンバー>

▽GK

川地颯馬(国4=帝京大可児)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

土田直輝(国4=大宮Y)

市原亮太(国4=横浜創英)

中村勇太(国3=鹿島Y)


▽MF

布部功希(国3=柏U-18)→70分 長澤昂輝(国4=前橋育英)

山下勇希(国3=昌平)

前田泰良(国2=鹿島Y)

高柳郁弥(国2=大宮Y)→75分 横山塁(国3=FC東京U-18)


▽FW

中村陸(国4=柏U-18)→73分 藤富涼南(国4=横浜FC・Y)

佐々木銀士(国2=青森山田)→88分 小澤裕太(国4=千葉U-18)



先制点を獲得した中村勇


布部は積極的なパス回しで攻撃の起点となった


  (写真提供:東洋大学体育会サッカー部)


※掲載が遅くなり、申し訳ありません。



 開幕当初延期となっていた第3節の再戦が行われた。連日の連戦で疲労が重なるなか迎えた今節、またしても勝利は遠く、3-3の引き分けで試合を終えた。


 試合は開始直後に動いた。4分、CKを獲得すると、中村陸の配給に中村勇が頭で合わせる形で得点。開始早々に先制点を奪った。ここで流れに乗りたい東洋大だったが、19分、CKからの失点によりあえなく同点へ。その後も逆転の糸口を探るべく追加点を模索するものの、いずれも決定機を掴むことができず同点のまま試合を折り返す。


 何としてでも勝ち点を取りたい東洋大は、後半に入り一気に攻勢に転じる。50分、布部、前田のワンツーで中央を突破すると、待ち構えていた佐々木が受け継ぐ。これをフリーになっていた中村陸が左足で押し込み、見事ゴールネットを揺らした。続く75分、前田が混戦へ切り込むとループシュートを決め追加点。瞬く間に点差を広げてみせた。風向きは完全な東洋大ペース、試合は快勝かと思われたその矢先に、81分、86分とまさかの連続失点。一気に試合を振り出しに戻され、その点差は覆らぬままに試合終了のホイッスルが鳴った。


 またしても勝ち点3はお預けとなった今節。しかし、「久しぶりの複数得点」と中村陸も話すように、決して多くはないシュート数のなかで3得点を挙げたことは今節で得た収穫でもあった。課題を見据え、1部昇格へ向けて再発進した東洋大。前期後半戦に向け巻き返しを図る。



※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


■コメント

・井上監督

試合は久しぶりに複数点を取れて3-1という得点経過のところまではよかったが、その後2失点して勝ち点を1しか取れなかったというのは残念な結果になってしまった。(試合の収穫は)連戦ということもあり、前節から中2日での試合だったので特に攻撃陣のところをフレッシュな選手を使ったが、彼らがトレーニングの中で準備したことを出して得点を取れたというところは収穫だと言える。(前期の折り返しを迎え、チームの現状は)我々にとっての開幕戦を2勝することができていいスタートが切れたが、その後やはり勝ち点を十分に積み上げられていないので、この後前半戦の残り半分という形になるが、そこで勝ち点をしっかりと積み上げて後期に向けて取り組みたい。我々の目標は1部昇格ということなので、そこに向けてしっかり勝ち点をとっていきたいねという風に言っている。(次節へ向けて)この3連戦のなかで、日体大に負け、東国大に引き分けという形で勝ち点を1しか取れていないので、かならず勝ち点3を取れるゲームができるように、戦い方も含めてメンバー選考を準備していきたいと思う。


・中村陸(国4=柏U-18)

天皇杯も含めてなかなか公式戦で勝利することができていなかったので、チーム全体で絶対に勝ち点3を獲得するというのは目標として練習していたが、得点の後3-1という状況から2失点してしまって、結果的に引き分けというのは悔しいし、勝ち点2というのを失った非常に悔しいゲームだったと思う。(試合の収穫は)久しぶりに複数得点ができたので、チームとしてシュート数を増やしていこうというのは意識していたが、シュート数が課題となるなか、その数少ないシュート数のなかで3得点を生み出したというのは次にもつながるポジティブな要素だったと思う。(得点シーンは)後半の立ち上がりで、みんな後半もっとギアを上げていこうというところでチーム全体としていい入りができて。得点シーンとしては真ん中で布部選手と前田選手がいいワンツーで崩して、そこから銀士(佐々木)選手に渡ったところをフリーだった自分に渡してくれて。自分がギアの練習からトレーニングしている得意なコースだったので冷静に決めることができたと思う。(次節へ向けて)公式戦5試合勝利が無いなかではあるが試合はすぐ来るので、数少ない日にちではあるがチーム全員でしっかりと準備して勝利できるようにトレーニングしていきたい。


・中村勇(国3=鹿島Y)

最初は先制できて、相手が前がかりになってくるなかでもう1点取れて3-1になれたが、その後立て続けに失点をしてしまい結果引き分けで終わってしまったというのはとても悔しい。(得点シーンは)今年から試合に絡めるようになって、点を取れたというのはとても嬉しかったが、結果勝てなかったというのはとても悔しい。(次節へ向けて)今年の目標である1部昇格に向かってこれからの試合落としてはいけないと思うので、全員でいい準備をして1部昇格という目標を叶えられるようにやっていきたいと思う。


[次節試合予定] 

第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第9節

9月6日(日) vs明学大 流通経済大学サッカー場  15:00キックオフ 

※前期は全日程、無観客での試合となります。またジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。 


TEXT=牧田のどか