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2020.09.09
サッカー

[男子サッカー]明学大に苦しい敗戦も 課題が見えた一戦に

第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第9節

9月6日(日) 流通経済大学サッカー場


東洋大1-3明学大


<得点者>(アシスト)

76分 佐々木(野本)



<出場メンバー>

▽GK

青木裕太(国3=狭山ヶ丘)


▽DF

土田直輝(国4=大宮Y)

市原亮太(国4=横浜創英)

野本幸太(国4=市立船橋)

中村勇太(国3=鹿島Y)


▽MF

長澤昂輝(国4=前橋育英)

横山塁(国3=FC東京U-18)→73分 伊藤恵亮(国2=矢板中央)

梅津凌岳(国3=京都橘) →64分 前田泰良(国2=鹿島Y)

瀬畠義成(国2=JFAアカデミー)


▽FW

小澤裕太(国4=千葉U-18)→64分 室井啓佑(国2=前橋育英)

佐々木銀士(国2=青森山田)→78分 坂本涼斗(国4=柏U-18)



主将の土田はチームの課題を再確認した


今季初ゴールを挙げた佐々木

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)


  関東大学サッカーリーグ戦の1部昇格を狙う東洋大にとって、今節は勝利が求められる一戦。試合では終始流れをつかんでいたものの、結果は1-3と失意の敗北を喫した。


   試合開始6分、いきなりの失点からゲームが始まった。失った得点を取り戻すべく、果敢にゴールに迫る東洋大。31分、獲得したCKでゴールを狙うも相手GKに阻まれ得点とはならず。再び訪れたチャンスに小澤が反応するも、叩き込んだシュートは大きく逸れ枠外と1点が遠い。その後も虎視眈々とチャンスを伺うもどれも得点には至らず、1点を追う形で試合は折り返しを迎える。


    迎えた後半戦。待望の瞬間は73分に訪れた。佐々木が「信じて飛びこんだ」と話す通り、サイドからの野本のクロスに頭で合わせゴール。このシュートにより同点に追いつくも、そのわずか1分後、シュートを叩き込まれ失点。続く80分にも隙をつかれ得点を許してしまう。一気に2得点を叩き込まれた東洋大。試合終了間際の失点、それも前節の試合展開と寸分違わぬ「得点後の2失点」という大きな痛手だった。その後はついぞ反撃のチャンスを与えられず、1-3で試合終了。課題が浮き彫りになる結果となった。


   悔しさの残る一戦とはなったものの、井上監督は「ゲームを8割がたコントロールでき、決定機の数も非常に多くつくれた」と今節でのチームの進歩を前向きに評価した。今節の収穫と課題を生かし、次節こそは是が非でも勝ち点を上げたいところだ。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。 


■コメント

・井上監督

立ち上がり早々に失点した後はある程度試合をコントロールして自分たちが主導権を握っている時間が長くあったが、なかなか同点になるまで時間がかかってしまったことと、その後は自分たちのミスからの2失点だったので。敗戦には色んな理由があるとは思うがもったいない痛い敗戦だなと思う。(収穫や課題は)相手の対応だったり立ち位置など見ながらゲームを8割がたコントロールできたのは収穫だったと思うし、決定機の数も非常に多くつくれたのは収穫だが、それを確実に得点に結びつけられていないというのが課題。(次節へ向けて)今週の3連戦で結果勝ち点1しか取れていないので、今はチームが少しいい状況に向かうにはどんな形でも勝ち点3を取るというのが1番の薬かなと思う。ただ闇雲にやってもそれが得られる訳では無いので、少し相手のことをもう一度分析した上でどういう戦い方をしていくかを1週間かけて考えたいと思う。


・土田(国4=大宮Y)

入りが悪くて、ずっと攻めていたなかで得点が入らずという感じで、得点が入った時にまたすぐ失点してしまってその後もすぐ失点で結果負けてしまっているので、もったいないというか改善しなければいけないところが多い試合だった。(収穫と課題は)収穫としては、シュートをする前までの崩しというところはいい形が何個も見れていたので、そこは次も続けていきたいと思うし、課題としては前半の入り方だったり失点した後の選手のモチベーションがポジティブではなかったと感じたので、そのところを次は改善して試合に臨みたいと思う。(チームの現状は)すごくいい雰囲気ではやれているが、やはり結果につながっていないということは練習のどこかで隙がある。そういうところからつながってきて、最後は試合の時に練習でのこだわりが出てくると思っているので、いい雰囲気出できているとは思うが、もっと選手同士が切磋琢磨して競争意識を持ちながらできればもっと勝てた試合は多かったと思うので。悪くは無いがもっとやらなくてはいけないかなと思う。(次節へ向けて)やはり次節は負けられないので。強いチームは連敗しないと思うので、次までにしっかりチームで改善して絶対に次勝ちたいと思う。


・佐々木(国2=青森山田)

厳しい戦いになるというのは分かっていたが、その中で1得点取れたことは大きいことだと思うが、他にも点を決めるチャンスや場面は沢山あったのでそういったところを決めきれないと関東リーグでは勝てないのかなと改めて思った。(得点シーンは)クロスに飛び込むという部分は自分の持ち味であるので、クロスを上げた野本さんは突破力もあって非常にいいクロスを上げてくれるというのを信じて飛び込んだ結果得点という形につながってよかったと思う。(次節へ向けて)次節も厳しい戦いになると思うが、出場する機会があれば得点という形でチームに貢献して勝ち点3を取れたらいいなと思う。



[次節試合予定] 

第94回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第10節

9月13日(日) vs青学大 RKUフットボールフィールド B面  17:30キックオフ 

※前期は全日程、無観客での試合となります。またジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。 


TEXT=牧田のどか