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水泳部 インカレ直前連続特集② 阪本祐也
10月1日~4日に学生日本一を決める第96回日本学生選手権水泳競技大会(以下、インカレ)が東京辰巳国際水泳場で行われます。それに際し、インカレ開催日まで注目選手のコラムをカウントダウンでお届け!本日はメドレーリレー優勝を狙う阪本祐也選手です!
今年のインカレのスローガンは「瞬~今できる全てを~」。女子は総合優勝、男子は総合5位以上を目標に掲げ、苦しい状況の中でも選手一人一人が「至高」を目指し勝負に挑みます。今年も熱戦が繰り広げられること間違いなし!
(写真提供:東洋大学体育会水泳部)
8月に行われた東京都特別水泳大会にて200mバタフライに出場し、4位という好成績を残した阪本。新型コロナウイルスの影響による自粛期間中は1人で黙々と体を鍛えあげ、泳ぎの練習も一つ一つ積み重ねてきた。そんな努力を忘れない阪本は出場した大会やこれまでの練習を振り返って、確かな手応えと自信を得た。間近に迫ったインカレに向けて「表彰台とインター標準記録を突破する」と更なる目標を掲げ、残されたわずかな時間でも練習に励み続けている。今まで練習してきたことや取り組んできたことの成果をこのインカレで発揮するに違いない。チームの勝利に貢献し、自身が出場するメドレーリレーでは優勝を掴みにいく。
――インカレまであと2週間を切りましたが、今の調子はいかがですか
そうですね。まあ、すこぶるいいっていうわけでもなく、すこぶる悪いっていうわけでもないので、いつも通りできた感じで、普段通りなので順調っていう感じですね。
――コロナウイルスの影響でチームでの練習も難しかったと思いますが、どのようにモチベーションを保ちましたか
正直、4月に日本選手権が無くなったりで、モチベーションを保つのが難しかったんですけど、地元の同期と話してスイミングをやる上で、スイミングの子供たちがすごく目標にしてくれていて、声を掛けてくれたりしてくれて、それがモチベーションというか応援してくれているのを実感できました。
――自粛期間中のトレーニングはどのように行っていましたか
1人でやっていました。
――重点的に取り組んだ練習はありますか
泳ぐのに体幹がすごく重要になってくるので、体幹トレーニングは怠らないようにしていました。
――その時、意識していたことはありますか
とりあえず普段やっていることをいつも通りやって、プラスアルファで腕立て伏せとかのちょっと刺激を加えたやつだとか、少し発展したことをやりました。
――チームの練習が再開してからの泳ぎの感覚はいかがですか
感覚が悪かったなりには結構早い段階で泳ぎを戻すことができたので、練習にも2週間、3週間くらいで今まで通り打ち込めるようになりました。
――出場した大会を経て手応えはありましたか
大会ではラスト50mをしっかり上げることができたんですけど、前半からいくってことができませんでした。様々なレースプランを試す、けっこういろんな一個一個の課題と手応えは得られました。
――インカレに向けての心境はいかがですか
今回のインカレはいつもより1か月遅くて、なおかつ応援とかも無くてすごく厳しい規制なので、なかなか今まで通りに実感できないんですけど、やってきたことをやってチームに貢献するだけです。不安という心境よりは今年の大会自体がまだインカレで2回目になるのですごく楽しみです。
――阪本選手から見て今のチームの雰囲気はいかがですか
男女別々に練習しているんですけど、男子もすごく全員いい雰囲気でやれていますし、女子も盛り上がってやれていると思うので、チームとしていい雰囲気になってきているんじゃないかなと思います。
――阪本選手の強みや持ち味は何ですか
自分の武器はキックだと思っているので、バテてきた時にもしっかり足をきかせられるように練習でも意識しています。
――インカレでの目標と意気込みをお願いします
今年は個人種目だけじゃなくてメドレーの他にフリーリレーも出させていただくので、個人種目では種目表彰台と、インター標準記録を突破できるように頑張って、メドレーリレーでは優勝目指していきたいと思います。本数は多いんですけど一本一本いいタイムで泳げるようにしたいと思います。
◆阪本祐也(さかもと・ゆうや)
学部・学科・学年/国際観光学部・国際観光学科・3年
出身校/三重高校
身長・体重/170cm・68kg
生年月日/H11・10・3
血液型/O型
好きな食べ物/寿司、ハンバーグ
エントリー種目/100mバタフライ、200mバタフライ
TEXT=浅野琴美