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2020.10.01
サッカー

[男子サッカー]明海大との大一番 劇的勝利で準々決勝進出!

「アミノバイタル®」カップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会2回戦


9月29日(火) 流通経済大学フットボールフィールドA面


東洋大2-1明海大


<得点者>(アシスト)

76分 野本

80分 土田(野本)



<出場メンバー>

▽GK

川地颯馬(国4=帝京大可児)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

中村勇太(国3=鹿島Y)

土田直輝(国4=大宮Y)

市原亮太(国4=横浜創英)


▽MF

横山塁(国3=FC東京U-18)→74分 高柳郁弥(国2=大宮Y)

山下勇気(国3=昌平)→82分 布部功輝(国3=柏U-18)

瀬畠義成(国2=JFAアカデミー)

野本幸太(国4=市立船橋)→90+1分 板倉洸(国4=横浜FM・Y)


▽FW

中村陸(国4=柏U-18)→58分 室井彗佑(国2=前橋育英)   

小澤裕太(国4=千葉U-18)→74分 佐々木銀士(国2=青森山田)


FKからの先制点を決めた野本


土田のヘディングシュートが決勝点となった

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)




 負ければ終了の「アミノバイタル®」カップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会(以下、アミノバイタルカップ)2回戦。今節の相手は1回戦で強豪、順天堂大を撃破した明海大。両者一歩も譲らぬ戦いの中、後半で一気に2得点を獲得し劇的勝利を収めた。


  立ち上がりから明海大の猛攻を浴びた。開始6分、早々にシュートをゴールポストに叩きつけられ、立ち上がりからヒヤリとさせられる。24分には無人のゴールを狙われるも、すんでのところで坂本が滑り込みカット。ここで一転、攻勢に出た東洋大。29分、野本が勢いよく駆け上がり、そのままの勢いでシュートを打つも、寸分の差でバーに弾かれる。続けてこぼれ球を押し込むもゴールには至らず。惜しくも得点には結びつかなかったものの、平行線を辿る試合の中で得点への可能性を感じさせた。


  両者無得点のまま試合を折り返し、迎えた後半も攻撃のチャンスを虎視眈々と狙い続ける。そんな中76分、野本がFKを危なげなく押し込み先制点を奪う。これにより勢いづいた東洋大は徐々にペースを掴む。続く80分、獲得したCKを土田がヘディングで押し込み、セットプレーで連続得点をものにした。直後の83分には隙をつかれ失点するも、最後は守備の粘り勝ち。2-1で試合を終え、見事準々決勝への切符を手にした。


   「このアミノバイタルカップで全国大会の切符を掴むしかない」。そう野本が語る通り、2部リーグ所属の東洋大にとってこの先の全国大会は最後の全国行きへのチャンスとなる。未来への切符を掴むべく、間近に迫った準々決勝の舞台へ挑む。



■コメント

・井上監督

今日は明海大学さんとの試合だったが、しっかりした狙いを持った戦い方をされていてなかなかこじ開けられずに手こずった感じはあったが、セットプレーから2得点ということで、その部分は得点のバリエーションがあったことに対しては非常に良かったかなと思うが、2-0の状況から1失点したところはまだまだ課題の部分かなと思う。(4連勝について)大きく戦い方を変えている訳ではないが、特に交代で入った選手がリズムを変えたり得点を生み出したりだとか、非常にチーム内での競争も活発になってきているところが1つプラスの要因かなと思う。(次節へ向けて)この後まだ抽選会があってどこと対戦するかはまだわかっていないので難しいところではあるが、この準々決勝で勝つと全国大会への切符が取れるという状況になるので、ぜひそこを目指して戦いたいと思う。


・土田(国4=大宮Y)

入りが悪かったなかで、後半セットプレー2個でリードできたのはよかったし、その後の失点はチームとしてどう改善していくかというのは考えないといけないなという試合だった。(相手の攻撃の印象は)前にいい選手がいて、そこにボールを当ててきたりだとか、シンプルにディフェンスラインの背後にボールを蹴ってくるという印象で。そこは対応できていたところもあるが、うまく中盤の選手と連携していればもっとボールを回収して攻撃につなげられたかなと思う。(ゴールシーンは)セットプレーはチームとしてもすごく大切にしているところなので、練習通りといえば練習通りに動いてキッカーの野本もいいところにボールを入れてくれて、自分もうまく当てられたのでよかったと思う。(次節へ向けて)中2日なのでまだまだ総力戦が続くと思うので、チーム全体として中2日で次の試合に向けていい準備をしていきたいと思っている。


・野本(国4=市立船橋)

今日は1回戦で順天堂大学を倒している明海大との試合だったので、格下とはいえど油断せずチームとして懸命に入れたことは良かったが、ただ明海大に雰囲気でのまれるシーンが多かったなかで、勝ちに持っていけたというのは良かったかなと思う。(前半の攻撃は)前4枚が4バックのところに入っていって、という話だったがなかなかうまくパスコースがつくれなかったので、自分としてもあまりチャンスが掴めず、いい攻撃ではなかったかなと思う。(ゴールシーンは)今日は近いうちに2回FKを得て、1回目は右のファーの方に当たって失敗したので、次は思い切って壁で落として詰めようと思っていたなかで、うまく壁の上を越えてゴールに入ったので、自信につながった1本だったなと思う。(次節に向けて)対戦相手はどこになるか分からないが、自分たちは2部なのでこのアミノで全国大会の切符を掴むっていう手段しかないので。自分たちは4年生なので最後まで長くやりたいっていう気持ちを全面に押し出して、どんな相手でも油断せず勝っていきたいと思う。



[次節試合予定]

「アミノバイタル®」カップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会準々決勝

10月2日(金) vs法政大 会場未定 16:30キックオフ

※全日程、無観客での試合となります。またジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=牧田のどか