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2020.10.04
水泳

[水泳]個人種目で6人決勝進出!阪本が連続自己ベスト更新でメダル獲得、白井は3連覇の大活躍!

第96回日本学生選手権水泳競技大会

10月1日(木)~4日(日) 東京辰巳国際水泳場


(3日目・予選)


◆女子200m自由形

2組

1着 永島 2’02”00

→全体4位で決勝進出


3組 

3着 竹村 2’03”76


4組

1着 白井 1’59”70

→全体1位で決勝進出


◆男子200m自由形

2組

7着 勝岡 1’53”34


8着 高安 1’54”41


3組

3着 宝田 1’50”28

→全体8位で決勝進出


◆男子100mバタフライ

3組

1着 阪本 52”65

→全体4位で決勝進出


◆女子200m個人メドレー

2組

3着 田中佑 2’16”10

→全体8位で決勝進出


4組

2着 今井 2’15”43

→全体3位で決勝進出


◆男子200m個人メドレー

1組

3着 田中万 2’05”31


2組

4着 田中大 2’04”87


◆女子4×100mメドレーリレー

3組

1着 東洋大 4’04”01

(白井ー磯部ー今井ー酒井)

→全体1位で決勝進出


◆男子4×100mメドレーリレー

3組

3着 東洋大 3’40”18

(渡辺皆ー花車ー阪本ー勝岡)

→全体7位で決勝進出


(3日目・タイム決勝)


◆女子800m自由形

13位 小林 8’52”35


18位 平田 8’55”79


◆男子1500m自由形

4位 山本健 15’22”40


(3日目・決勝)


◆女子200m自由形

1位 白井 1’58”16 


7位 永島 2’02”37


◆男子200m自由形

4位  宝田 1’49”90


◆男子100mバタフライ

3位  阪本  52”10


◆女子200m個人メドレー

1位 今井 2’12”25


7位 田中佑 2’17”43


◆女子4×100mメドレーリレー

1位  東洋大  4’01”48

(白井-磯部-今井-酒井)


◆男子4×100mメドレーリレー

5位  東洋大  3’37”65

(渡辺皆-花車-阪本-勝岡)


(3日目終了時・女子総合成績)

1位 神大 276.5

2位 東洋大 239.0

3位 日体大 230.5

4位 日大 189.0

5位 中京大 153.5

6位 筑波大 136.0

7位 法大 131.5

8位 早大 122.0


(3日目終了時・男子総合成績)

1位  明大  249.0点

2位  早大  226.0点

3位  近大  224.0点

4位  日大  223.5点

5位  中央大  173.5点

6位  中京大  155.0点

7位  東洋大  154.0点

8位  法大  114.0点



4レース連続で自己ベストを更新した阪本(写真右)


終始落ち着いたレースで優勝した今井


白井は女子200m自由形3連覇を果たした


酒井のフィニッシュを待つリレーメンバー(左から今井、白井、磯部)


(写真提供:日本水泳連盟)



 激戦のインカレ3日目は、注目の白井(国3=宝塚東)、今井(法2=豊川)らの優勝をはじめ、個人種目では男女共に決勝進出者が多く見られた。また、女子4×100mメドレーリレーでも2連覇を果たすなど、各々が学生日本一をかけた熱い戦いを繰り広げた。


 3日目の最初の決勝種目である女子200m自由形決勝には、白井と永島(営2=埼玉栄)が出場。昨年に引き続き5冠を狙う白井は、危なげない泳ぎで予選を1位通過すると、決勝でもその泳ぎを崩すことなくレースを制した。目標とした自己ベストには届かず悔しさを見せたものの、この優勝を「励みにしてもらえれば」とチームに勢いをつけた。永島にとっては今回がインカレ初の決勝となったが、予選からわずかにタイムを落とし7位でフィニッシュ。来年、この決勝での経験が花開くか。新たな幕開けに期待がかかる。


 2日目に引き続き、予選から自己ベストを更新して男子100mバタフライ決勝に臨んだ阪本(国3=三重)。レースは強豪揃いの大激戦となるなか、阪本は6着で前半を折り返すとその差を一気に詰めていく。最後はタッチの差で勝利し、3位でフィニッシュ。この結果には思わず「ここまでいいタイムが出るとは思っていなかった」と驚きの表情。2日目から合わせ、4連続のベスト更新を果たした阪本の勢いは止まらない。


   今年度の男子1500m自由形はタイム決勝となり、レースは一発勝負となる。この種目が自身にとって最後のレースとなる山本健(営4=尾鷲)。「きつくても諦めず泳いだ」と語る通り、粘りのレースで泳ぎ切るも、あと一歩タイムが及ばず結果は4位。惜しくも表彰台には届かなかったが、「ここまでタイムが出るとは思っていなかったので良かった」とラストレースを締めくくった。


 女子200m個人メドレーには今井、田中佑(国3=明星学園)が登場。今井は貫禄の泳ぎで決勝を制す。得意の平泳ぎで周囲をぐっと引き離すと一度もトップを譲らず、他を圧倒するレースで優勝を飾った。決勝進出を目標に励んできた田中佑は、予選よりもタイムを落とし「申し訳ない気持ち」と悔やんだものの、明日に向けて気持ちを切り替え、「後輩の2人と必ず決勝に残る」と固く決意を誓った。


 昨年度、大会新記録に東洋大の名を打ち立てた女子4×100mメドレーリレー。予選から堂々の1位通過、満を持して迎えた決勝のレースとなった。まずは白井が背泳ぎで道筋を切り拓くと、1位のバトンを平泳ぎの磯部(法3=長岡大手)へと受け継ぐ。ここで迫ってきた明大にリードを奪われ一時逆転を許したものの、第3泳者の今井に受け継がれると一躍トップへ踊り出す。最後は酒井(法1=武南)が堂々の泳ぎで他を圧倒し、1位でフィニッシュ。大会新記録の更新を狙っていただけに、「あと少しだったので悔しい」と酒井がこぼすも、続いた言葉は「優勝できたことがすごくうれしい」。全員がそう口をそろえ、勝利の笑みを見せた。


 3日目の最終種目、男子4×100mメドレーリレー決勝には渡辺皆(営3=花咲徳栄)、花車(文3=丸亀)、阪本、勝岡(営3=天理)の3年生で構成されたメンバーが出場。渡辺皆がスタートを切ると、花車が一気に差を埋め、4位に浮上。さらにそこから阪本が順位を引き上げ3位まで迫り、勝負の行方はアンカーの勝岡に託された。他大の怒涛の追い上げに必死で食らいつき、最後は大接戦となったものの結果はタッチの差で5位。惜しくも表彰台へは届かなかったものの、「借りができたので来年絶対に優勝する(勝岡)」と雪辱を誓った。


 ここまでで東洋大の総合成績は女子が2位、男子が7位とどちらも目標順位には届いていないものの、まだ十分に巻き返しが狙える位置に立っている。いよいよ迎える最終日、例年では会場中に響き渡っている熱い声援は聞こえないものの、選手たちの心の中にはきっと届いているはずだ。勝利を待つチームメイトのためにも、絶対に負けられない戦いが始まる。


■コメント

・山本健主将(営4=尾鷲)

自分のインカレの最後のレースだったのできつくても諦めず泳いだ。(ラストレースは)ベストが出なくて悔しいが、ここまでタイムが出るとは思っていなかったので良かった。(最終日、チームへ向けて)最後まで諦めずラスト1日死ぬ気で頑張っていきましょう!


・磯部(法3=長岡大手)

(リレーは)個人で悔しい思いをしたので、その分をちゃんとリレーにつなげられるようにして、絶対1分8秒は出そうと思って泳いだ。(結果が出て)楽しかったし、明日もあるので楽しい気持ちと嬉しい気持ちをちゃんと明日繋げられるように頑張りたい。


・勝岡(営3=天理)

(今日のレースを振り返って)朝から身体が動いていたのでベストは出るかなと思っていたが苦手な後半で思うように上がらなくて情けないタイムに終わってしまった。(リレーは)去年のメドレーリレーが終わってから優勝するとメンバーで決めて強化をしてきたが周りのレベルが高くて自分のレースで抜かれてしまった。抜かれるってこんな悔しいんだなと痛感したと同時に不甲斐なく終わってしまった。でも高いレベルで泳げた事は最高に気持ちよかったし楽しかった。借りができたので来年絶対に優勝する。(明日のレースに向けて)個人レース、リレーとタフになってくるがチームのために、勢いをつけるために、チーム目標を達成するために死に物狂いで自分自身と戦って今日は細かなミスが目立ってしまったのでいい泳ぎでいいタイムで泳ぐ。


・阪本(国3=三重)

(予選、決勝のレースを振り返って)予選でベストが出せて決勝でまさかここまでいいタイムが出るとは思ってなかった。(自己ベストの連続更新は)今回は調子も良かったのでいけると思っていた。自分が頑張ることでチームにいい流れがつくれたらと思い頑張った。(8継へ向けて)専門外のフリーリレーだが、しっかりと東洋大学に貢献して男子総合5位を目指して頑張りたい。


・白井(国3=宝塚東)

ー個人種目ー

(3連覇となったが)優勝することは当たり前だと思っていて、そのなかで自分の記録をどれだけ伸ばせるかというのを試していたので。ベストが欲しかったがそれには全然及ばず58秒かかってしまったが、とりあえず今出すべき力は全部出せたかなと思う。(この優勝は)私が優勝して東洋の女子を引っ張るという気持ちがあるので、ここで優勝して、次200m個人メドレーで2人決勝に残っているので励みになってもらえればなと思った。次のリレーでも学生新記録を狙っているので、取り敢えず4人で力を合わせてその目標を達成できればなと思う。

ー リレー ー

自分のタイムであったりチームの目標である大会新、学生新記録を出すことことはできなかったが、そういう惜しいところがあったからこそ水泳の醍醐味なのかなと思う。


・田中佑(国3=明星学園)

(予選、決勝のレースを振り返って)今日の200はなにがなんでも決勝に残らなければいけないと思っていたので、とにかく予選から全力で泳いだ。きちんと残る事ができたのでそこは良かった点だったと思うが、決勝では1つでも順位を上げようと思っていたので、タイムも予選から大幅に落としてしまい情けない気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱい。(今の調子は)予選のタイムはここ最近では良い方だと思うので、昨日、今日共に決勝でタイムを落としてしまったが、今大会は朝からきちんと体を動かせているという風に捉えて、明日の朝一のレース、万全の準備をして確実に決勝に駒を進めたいと思う。(明日のレースに向けて)今日は情けないタイムで泳いでしまったが、今日の良かった点はそのまま、悪かった点は改善して、後輩の2人と一緒に必ず決勝に残る。そして女子総合優勝を達成させて、一番長い間お世話になった先輩である4年生に笑顔で引退してもらいたい。


・今井(法2=豊川)

ー個人種目ー

結構遅かったのでびっくりしているが、さすがに負けられないなと思ったので(勝てたことは)ほっとしている。あと今日はメドレーリレーも残っているのでしっかり5冠に向けて、今日4つ目を頑張っていきたいと思う。(チームメイトに向けて)後3人も本当に頼もしい選手ばかりで東洋が負けることは絶対ないと思うので、楽しみに頑張りましょう。

ー リレー ー

人生で初めてメリレのバタフライを泳がせてもらったが、最後本当に浮いちゃってタッチとかも怖かったが、しっかり夏海(酒井)につなぐことができて、優勝することができて良かった。(総合優勝に向けて)目指しているのは総合優勝なので、しっかり最後1日必ず総合優勝するという気持ちで全員が向かっていって、最後優勝して終わりたい。


・酒井(法1=武南)

(リレーの結果は)すごくうれしい。(チームへ向けて)昨日終わったあともたくさん声をかけていただいて。普段あまり練習に参加できていないので面識のない方が多かったが、それでも優しい言葉をかけていただいて、すごく暖かい、いいチームだなと思った。



TEXT=牧田のどか

ジャパンオープン2016
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