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「アミノバイタル®」カップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会準決勝
10月4日(日) 流通経済大学フットボールフィールドB面
東洋大0-1早大
<出場メンバー>
▽GK
杉本将哉(国4=横浜FC・Y)
▽DF
坂本涼斗(国4=柏U-18)
土田直輝(国4=大宮Y)
中村勇太(国3=鹿島Y)
大森大地(国3=帝京大可児)→77分 野本幸太(国4=市立船橋)
▽MF
横山塁(国3=FC東京U-18)→61分 山岸楓樹(国1=前橋育英)
梅津凌岳(国3=京都橘)
平川孟人(国3=市立船橋)→70分 瀬畠義成(国2=JFAアカデミー)
高柳郁弥(国2=大宮Y)
▽FW
小澤裕太(国4=千葉U-18)
室井慧佑(国2=前橋育英)→80分 佐々木銀士(国2=青森山田)
シュートを何度も打ち果敢に攻め込む室井
大学生になって初の出場を果たした山岸
(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)
「アミノバイタル®」カップ2020第9回関東大学サッカートーナメント大会(以下、アミノバイタルカップ)準決勝の相手は、関東大学サッカーリーグ(以下、リーグ戦)の1部所属の早大。後半にFKからの失点を許してしまい、その得点を返すことができず敗戦となった。
前半から苦しい展開が続く。相手ペースで始まった試合で、なかなか東洋大のボールにできない。6分にはシュートを打たれるもきちんとGK杉本がセーブ。12分にも相手にゴールを狙われる。しかしこれはGK杉本の正面。難なくセーブし得点を許さない。その後もなかなか東洋大ペースにできないものの守備を徹底しチーム全体でゴールを守る。15分には横山からのロングパスが通りチャンスが舞い込むも相手DFによる鉄壁の守りでシュートを決められない。その後は少しずつチャンスをつくりだすも決定打にすることができず。43分にも室井が打ち込むも相手GKの正面で得点にはならず。両者果敢に攻め続けるも無得点で試合を折り返す。
後半は開始から攻めていく。49分にはFKを獲得し横山が打つも相手の壁が厚く点にならない。相手に攻め込まれる展開が続くも、DF陣を中心としてゴールを死守する。その後60分には再び東洋大ペースになりゴール付近まで切り込むもなかなか得点にはできない。66分にはGK杉本の決死のセーブで失点を防ぐも、続く77分、FKからチャンスを与えてしまい失点。その後東洋大もFKを獲得するも決められず。時間ギリギリまで得点をもぎ取るために攻め上がるも相手の守備も堅くなり、得点につながることはなく試合終了のホイッスルが鳴った。
準決勝に敗北した東洋大は次は3位決定戦に臨む。その前には後期のリーグ戦も組まれている。1部昇格を目標としている東洋大は前期終了時点で4位。後期は「本当に負けれない試合ばかり」と土田も言うように昇格のためにも勝ち点を積み重ねたい。このアミノバイタルカップで1部リーグの相手にも互角に戦い得た収穫と課題を活かしてリーグ戦にチームで挑んでいく東洋大から目が離せない。
※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
■コメント
・井上監督
9日間で4試合目だったので少しスタートのメンバーには変更をくわえてスタートしたが、チーム全体としてはよく戦えたのではないかと思う。セットプレーの失点だけだったので内容的にもそこまで相手に圧倒されてという感じの試合では無かったと思う。(相手の印象)一部で上位のチームだから個々の能力も高いですし、組織としても非常に整備されたサッカーをされててそれを崩しきるというところまで至らなかったので得点に結びつかなかったがいくつかは決定的なチャンスをつくっているのでそこを決めきれるかどうかっていうのがうちの課題。(順位決定戦に向けて)3位決定戦までにリーグの後期が始まっていく中でそのゲームが組まれているのでリーグ戦をこなしながらカップ戦の3位決定戦にはいい状況で挑めるのではと思う。(後期のリーグ戦に向けて)カップ戦で非常にいいゲーム、戦い方、ゲームの運び方ができたのでその良い部分はリーグ戦につなげてまだ修正しなければならない点はいくつもあるがそういうところを修正しながら後期いいスタートを切って目標を達成したいと思う。
・土田(国4=大宮Y)
メンバーを少し変えたなかで少し難しいところもあったが前半ピンチもあってキーパーの杉本に助けられたのもあって0-0で折り返せて少しずつ後半立て直せてはいたがセットプレーで失点してしまって少し流れが向こうにいって自分たちが得点を取り切れなかったので少し悔しい試合になった。(相手の印象)前に強い選手がいてその下には上手い選手がいてというイメージがあってやり方的には分かっていたところはあったが少し対応しきれない部分もあったかなと思う。(順位決定戦、後期リーグ戦に向けて)3位決定戦までの間には後期のリーグ戦も始まるのでしっかり後期のリーグ戦を負けないように勝ち続けている中で3位決定戦に臨めて行けたらと思う。自分たちが目標としているのは1部昇格なのでそこの目標に向けて後期は本当に負けれない試合ばかりなので全部勝てるようにチームとしてもいい準備をしていけたらと思う。
・横山(国3=FC東京U-18)
入りはそんなに悪くなかったと思うが守備に回ることが多くてなかなか自分たちのリズムにもっていくのに時間がかかった中で自分がどれだけ違いを出せるかっていうのを意識してやったがそこで点を取れずに前半終わってしまって、後半に相手のセットプレー1本で決まってしまったのでそこが悔しい。(相手の印象)1部の上位のチームということでリスペクトはしていたがその中でもハングリー精神を持ってチームとしてやっていこうと思っていたのでその中で後半の頭とか後半にチャンスがあった中でチーム全体として決めきれなかったのは得点できないと勝つことはできないのでそこは課題だと思う。(順位決定戦、後期リーグ戦に向けて)順位決定戦の次の相手は日大で関東2部の相手なのでそこはしっかり勝ちきって関東リーグも勢いをつけて1部昇格できるように頑張っていきたい。アミノバイタルカップを通してチームとして積み重ねた部分と課題は見つかったと思うのでそれを関東リーグにつなげていって1部昇格を目指していきたい。
[次戦対戦予定]
第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第12節
10月11日(日)vs立大 会場非公表 11:00キックオフ
TEXT=廣瀬璃子