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2020.10.08
硬式野球

[硬式野球]今季最多5得点も投打かみ合わず…。開幕から5連敗

東都大学野球秋季1部リーグ戦・立正大1回戦

10月6日(火) 神宮球場


●東洋大5ー11立正大


東洋大
立正大×11


本塁打:木村(四回)

●河北(1敗)、石上祐、山内、羽田野、八木橋、大宮-後藤聖、廣岡


・打撃成績

打順守備名前
(中)宮本(総1=大阪桐蔭) 
(二)諏訪(総4=浦和学院) 

打三瀬川(総3=聖光学院)  

小川(法4=霞ヶ浦) 
(左)松本(営2=龍谷大平安) 
(指)矢吹(総2=聖光学院) 

山崎(営4=愛工大名電) 

走指石上泰(営1=徳島商業 ) 
(一)小口(法2=智弁学園) 
(遊)木村(総3=霞ヶ浦) 
(右)佐々木(営3=帝京 )

打右水谷(営1=龍谷大平安) 
(三)二斎藤(法4=東洋大牛久) 
(捕)後藤聖(営1=京都学園) 

打捕廣岡(総2=拓大紅陵)  


32


・投手成績

名前球数四死球三振失点
河北(営2=浦和学院)  82
石上祐(法1=東洋大牛久)1 1/319
山内(営3=東洋大姫路) 2/310
羽田野(法2=汎愛) 10
八木橋(法2=小山南)
16
大宮(法3=鳥取城北)   28


雨が降りしきる中行われた立正大2回戦。待望の初白星を狙う東洋大は1点を追う四回、小口(総2=智弁学園)が四球で出塁すると、木村(総3=霞ヶ浦)が本塁打を放ち逆転に成功する。その後、守備が崩れ四回と七回にそれぞれ5失点。2対11と大きく突き放されてしまう。点差を縮めたいナインは八回、相手投手の投球の乱れや木村の適時打によって3得点と詰め寄る。しかし、その後は得点を重ねることができず、5対11と大敗を喫した。

*感染拡大防止のため非対面での取材を行っています

*監督コメント、試合写真は中大スポーツ提供


先発した河北(中大スポーツ提供)

再起を誓った八木橋(中大スポーツ提供)


 この日の先発は河北(営2=浦和学院)。「絶対抑えて勝つ」と強い思いでマウンドに上がると二回まで相手に得点を許さず好調な立ち上がりを見せる。しかし三回、2番・花嶋(立正大)に死球を与えると、2者連続で四球を許し2死満塁のピンチに。昨日の試合でも2安打4打点を挙げられている5番・立松由(立正大)に打席が回ると、内野安打を打たれ先制を許した。


 さらに四回、古川(立正大)に左前打を打たれ、続く風岡(立正大)の犠打が内野安打となる。嫌な空気が漂う中、阿部(立正大)の犠打を捕球した後藤聖(営1=京都学園)の送球が逸れ、無死満塁に。この危機を切り抜けたいところだったが、奈良間(立正大)に押し出しの死球を与えると、さらに花嶋(立正大)から左翼線を破る二塁適時打を浴び走者一掃。3点差へと広がる逆転打を許した。土砂降りの中での投球に「自分のやるべき事を出来なくて、焦ってしまった」と悔しげに語った河北はここで降板。後続をルーキー石上祐(法1=東洋大牛久)に託す。

 厳しい場面での登板となった石上祐は2者連続で二ゴロに打ち取るも、暴投で走者がホームイン。これにより4点差と差を広げられてしまった。さらに再び立松由(立正大)に右前打を打たれピンチが続く。しかし木村が遊飛をとりなんとかこの回を終えた。


 雨脚がさらに強まったことによる中断を挟んだ七回のマウンドには八木橋(法2=小山南)。この回先頭の立松由(立正大)に投げた初球の甘い直球を捕らえられソロ本塁打を浴びると、続く宮崎(立正大)の犠打を処理することができず内野安打に。さらに失策がからみ無死満塁となると、阿部(立正大)に左前への適時打を打たれ2点を献上した。「もっと強い気持ちを持ってマウンドに立つべきだった」と肩を落とした八木橋。「自分の犯した失態を取り返す投球をしたい」と再起を誓いマウンドを降りた。

引き継いだのは大宮(法3=鳥取城北)。奈良間の打席で二盗を許すと、続く花嶋(立正大)に適時打を打たれ走者一掃。2点を追加されこの回5失点とさらに突き放されてしまう結果となった。


 打線では1点を追う四回、2死に追い込まれた場面で小口が四球を選ぶと、続く木村の振り抜いた打球は左翼席へと上がる。これが2点本塁打となり逆転に成功した。八回には相手投手の乱れを見逃さず無死満塁のチャンスを作り上げると、小口の三塁へのゴロで1点を獲得。さらに木村が二遊間を抜ける適時打を放ち2得点と相手に詰め寄った。しかし、その後は得点を重ねることができず試合終了。広がりすぎた点差を埋めることはできなかった。


開幕から5連敗と暗く長いトンネルが続く。しかし、開幕時に課題とされていた打力不足も徐々に復調の兆しを見せ始めている。悔しさをバネに逆境に立ち向かう。その先にきっと光が見えてくるはずだ。東洋大の逆襲に期待がかかる。



■コメント(監督コメントは中大スポーツ提供)

・杉本監督

試合になりそうな雰囲気なんですけどね。色々な状況の中で野手の方はそこそこ慣れてきたなっていう感じがあります。ただ、やっぱり4年生が中心っていうのじゃないのでリーダーがなかなかゲームの中で見出せないっていうのがあります。いい時はすごくいいんですけど、流れが止めなきゃいけない時に誰が止めるのって話にはなってきた時に、リーダーがフィールドにいないっていうのはこれは致し方ないことかなって。チームとしての経験として捉えていかないといけないし、これだけねコケにされたような負け方は自分の中では考えられないですけど、これは現実なので。自分たちが神宮で一番かっこ良くて一番パフォーマンスをしなきゃいけない時にこれだけ大恥かくならそれはもう徹底的に恥をかこうと。みんないい格好して自分はできるような、そういうような虚勢を張る必要は全然ない。できないんだから仕方ない、それぐらいの感じです。ちゃんと受け止めないといけない。三種の神器じゃないですけどピッチャーはそこそこいいボールは持っていてもフィールディングと牽制とスライドステップができなかったら何にもない。常日頃言っているんですけどそこが足らないところですね。

(リーダーとしては)木村がちょっと覚醒しかけている。僕は3年生にきついことばっかり言ってきているわけです。キャプテンとして、リーダーとして、誰がなるのかと。つらい思いはしてますけど木村は覚醒しそうな感じがして、光を彼自身に見出しています。あと3カード、良い経験を積んで欲しいなと思います。


・河北(営2=浦和学院)

(今日の試合を振り返って)先発で投げさしていただいてるのに関わらず、チームに迷惑を掛けてしまって、野手やその他の投手陣に凄く申し訳ないです。雨の試合があまり経験がなく、調子自体も良くはなかったです。ですが、その中で自分のやるべき事を出来なくて、焦ってしまいました。(マウンドに上がったときの気持ちは)チームも連敗中で、勝てていない中絶対抑えて勝つと思って上がりました。(三回に失点したあとバッテリーでは)切り替えていこうとか、話していたと思います。

良かった点は、ほぼ無いのですが2回のピッチングの様にリズム良く投げれていたら良いと思います。悪かった点は、ランナーがいる場面での投球でしたり、フィールディングと言った部分が課題です。

(次回に向けて)前回と今日と本当に僕がチームを負けさしてしまっているので、何とかしてチームに貢献できるように今の自分の力のなさを認めて勝つ為にやっていきたいです。


・八木橋(法2=小山南)

今日の試合は実力不足でした。もっと強い気持ちを持ってマウンドに立つべきだったと思います。

調子はいつも通りで雨だからということは関係ありません。準備もしっかり出来ていました。(今日の登板は)やっと出番だという気持ちでした。

ホームランを打たれたのは外真ん中高めの甘いストレートでした。相手もストレートを待っているのを感じていましたがコースが甘かったから打たれたと思います。(本塁打のあとバッテリーでは)打たれることは気にするなと話しました。

良かった点は見つかりません。課題はマウンドに立った時に強い気持ちを持って立つことと、フィールディング、コースに力強い球をなげることです。

もう一度チャンスをいただいたら、自分の犯した失態を取り返す投球をしたいです。


TEXT=加藤勇大