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第99回関東学生陸上競技対校選手権大会
10月9日(金)〜11日(日) 相模原ギオンスタジアム
▼1日目
男子100m予選
1組(風:+1.0)
2着 中村 10"56
3組(+1.3)
2着 宮本 10"36 ※決勝進出
4組(風:+1.9)
6着 松尾 10"74
男子400m予選
1組
7着 齊藤 48"88
3組
3着 川上 49"19
4組
1着 吉津 48"36 ※決勝進出
男子110m障害予選
3組(風:+2.6)
5着 山﨑 14"88
男子4×100mリレータイムレース
2組
1着 東洋大(和田-宮本-中村-設楽)40"10 (総合1位)
男子走幅跳決勝
(風:+3.4)
10位 相澤 6m99
▼2日目
男子100m決勝
DNS 宮本
男子200m予選
1組(風:+2.9)
6着 木立 22"07
2組(風:+3.4)
3着 伊藤 21"42 ※決勝進出
3組
DNS 鈴木
男子400m決勝
1位 吉津 47"66
男子800m予選
2組
2着 坂本 1'53"29 ※決勝進出
3組
8着 藤原 2'00"71
男子1500m決勝
9位 石川心 3'56"53
男子400m障害予選
3組
DNS モーティマー
男子4×400mリレー予選
2組
3着 東洋大(齊藤-川上-小笹-中島)3'12"66 ※決勝進出
男子三段跳決勝(風:+1.4)
6位 和田 15m09
▼3日目
男子200m決勝
(風:+3.3)
6位 伊藤 21"20
男子800m決勝
2位 坂本 1'50"72
男子3000m障害
DNS 小田
男子4×400mリレー決勝
1位 東洋大(齊藤-川上-中島-吉津)3'08"45
男子走高跳決勝
5位 片山 2m08
■コメント
・梶原監督
今回のMVPは、吉津かなと思っている。マイルで良かったのは齊藤旬。4継で良かったのは設楽。(宮本)大輔が100mの3連覇がかかっていたが足の調子が良くなくて決勝を棄権せざるを得なかったのは残念。その他に関しては、決勝に残った選手、200m、400m、三段跳、走高跳は個人で入賞した選手、あの状況の中で良くやったとも思うし、4継、マイルと同じ大会で勝つことは初めてなので結果的には良かった。4継は試合前にけが人が出た。なかなか厳しいところを代役の選手がしっかりと走って育っていたという所はチームとしては大きかった。マイルに関しては早大が強いというのは分かっていた。早大に勝つというつもりで、前で勝負をしたというところでアクシデントにも巻き込まれずに良い展開のなかで行えた。強い気持ちで挑めたところが勝因だったと思う。例え強い相手に対しても、「勝つ、勝てる」というような気持ちを持って臨めるだけの力を付けてきたという所があると思う。その点ではレースそのものでは流れを作った齊藤が1番の勝因者だが、それぞれの気持ちを持って挑めたというのが勝てた大きな要因だと思う。これからもそういうチームであり続けたい。
・設楽(総1=西武文理)
初めての関東インカレで1年生ながら出させてもらった。リレーの4走で最後のゴールを切るということで緊張した。結果的には1位を取れてすごく嬉しかった。リレーのバトン練習をしていなかったのでこれからの反省点も見つけられたので改善していこうと思う。(今後へ向けて)東洋大は速い先輩がたくさんいて、同期も速いので負けないようにしたい。大きな大会で優勝した経験があまりないので、来シーズンでは優勝を狙っていくのと、自己ベストを次々更新していきたい。
・中村彰(法1=浜松工)
個人の100mで初めて公式戦に出させていただいた。思っていたレースができず、かなり悔しいレースとなってしまった。決勝進出タイムに0.01秒足りないということでギリギリ落ちてしまったが、実力不足を痛感した。また個人で東洋大のレースを走れるようにまた頑張りたい。リレーはまさか1位になるとは考えていなかった。とりあえず何となく走ってみて優勝という感じだった。全カレが勝てると思って負けてかなり悔しい思いをした。そのリベンジができた。4継はかなり良い締めくくりができたと思う。(1年生同士のバトンパスは)練習期間が短ったので不安だったが、設楽が速いのは知っていたので、良い感じでバトンパスができて良かった。(今後へ向けて)同期の設楽が速いので、設楽に勝って優勝したい。
・吉津(ラ4=豊橋南)
(個人の400mを振り返って)出ていたメンバーがメンバーだったので、しっかり勝ち切らないといけないところで勝ち切れたのは良かった。(タイトルは狙っていたか)今までタイトルを取ったことがなくて、前回大会で優勝したのは高校2年生の時の愛知県総合体育大会までさかのぼるので、それ以来のタイトルということで純粋に嬉しかった。(マイルを振り返って)ハラハラさせてすみませんという感じだが、勝てたので良かった。(後輩へ向けて)マイルの決勝に行く前に監督がおっしゃっていたが、勝ちたいでは勝てないので勝つ気持ちでいてくれたらなと。全カレの時は勝ちたいだったのかなと思っていて、勝ちたいではなくて勝つという気持ちでこれからも挑んでくれたらいいかなと思う。
・齊藤(法4=北陸)
個人で関カレに出るのは初めてで、楽しみにしていた部分もあった。だが自分の力が出せなくて気温の影響もあって周りのタイムはそんなに速くなかったし、日本選手権に出場したメンバーも出なくて決勝も狙えるかと思ったが、まだ力不足で決勝に進めなくて悔しかった。マイルにかんしては、人生最後のレースになるので優勝で飾りたいという思いが予選からずっとあった。決勝に残って優勝できて良かった。(大学4年間を振り返って)1年生の時から日本選手権に出させてもらって優勝もできた。2年生はけがで大会に出場できなくて1年間を棒に振ってしまったけど、3年生の時には全カレで優勝できて、4年生では関東インカレで優勝できた。個人は自己ベストも出せたが、ぱっとしないことが多かった。マイルの方で結果を残すことができて、全部含めて良い4年間で最高の陸上人生の終わり方ができたと思う。
・伊藤(法3=大湊)
全カレで足を痛めてやっとスパイクを履いたのが1週間前で、練習を積めない状況での試合になった。そのなかで自分がコロナ禍で練習してきた地道なことが積み重なってタイムはあまり良くなかったが、決勝まで進出できて6位入賞できたことは良かったかなと思う。(今シーズン残りの試合と来シーズンへ向けて)今年まだ試合が残っていて400mに出るのでそれは自分の実力を見るためにして、来シーズンは100mでも200mでも4継でもマイルでも、サブではなく本メンとしてチームを引っ張っていける4年生になりたい。(4年生へ向けて)マイルを走った吉津さんとか(齊藤)旬亮さんとかは最後一緒につなぎたかったがそれは叶わなかったので、来年は全カレで王座奪還を目標にして、東洋はマイル強いなと思ってもらえるように頑張りたい。
・宮本(法3=洛南)
ずっと足の調子が良くなかったので100mの予選と4継だけでやめたが、それなりの走りができたと思う。(今後に向けて)来年に向けてしっかり準備ができるようにこれからも頑張っていきたい。
・川上(総2=西武台千葉)
個人の400mは雨がすごくて気温が低かったが、そのなかで決勝に残ろうと思っていた。しかし気持ちの面で負けてしまって予選敗退となってしまい悔しかった。切り替えてマイルに挑んで優勝できたのは良かった。(今シーズンの残りの試合と来シーズンへ向けて)今年最後の試合はジュニアなので優勝を狙っていきたい。来シーズンの目標としては個人でも日本選手権に出られるようにスプリントを付けること。マイルでは全カレと関カレでも優勝を目指してチームとしてもマイルが強い東洋を目指していきたい。
・片山(総2=東野)
まずまずといった感じだった。向かい風だったので最高だった。(入賞できたことに関して)昨年ノーマークだったのでいい結果かなと思う。(来シーズンに向けて)跳躍する時の安定感が今はまだないので、安定して跳べるようになれればいいかなと思う。
・中島(総1=城西大附属城西)
1走の(齊藤)旬亮さんと4走の吉津さんの引退レースだったので、今までお世話になった分を優勝という形で少しでも恩返しできればなと思って走った。(大学でのマイルレースは)全カレの時は初めてのレースということで自信もなくて、びびっていたところもあるが、2回目になると感覚も分かってきて自分の納得のいくレースができた。特に決勝は周りを恐れずに勝つ気持ちを持って全力で120%を出すことができたので、1年目でもレベルの高い関カレで強気でいけたことはかなりプラスだったと思う。(今シーズンの残りの試合と来シーズンへ向けて)ジュニアは関カレでいい走りができたのでその感覚を持っていき勝ちたい。来シーズンは吉津さんと旬亮さんがいなくなるので、全体のレベルを上げるためにも自分が後継としてアンカーを務められるくらいの圧倒的強さを付けられるように頑張りたい。
・坂本(済3=越谷西)
(土曜日の予選を振り返って)雨風が強く寒い中のレースだった。後半はあまり体が動かなかったが、心に余裕を持って予選を通過することができた。(決勝でのレースプランは)を1位取れる位置にポジションを置き、いつでも前に出れるようにした。(レースを振り返って)結果は2位と順位だけ見れば良いが、ラスト勝ちきれない場面が多く改善点を多く見つけることができた。(良かった点と課題点は)最初の400mをリラックスして入れたので後半の走りに余裕を持たせることができた。課題点としてはラスト300mでもう少し積極的に前に出ていれば展開は変わっていたと思う。(タイムについては)タイムというよりは結果にこだわったので特に気にしていない。(以前コメントをいただいたときに「自信を取り戻せるようなレースをしたい」と言っていたが)日本選手権の時、結果は予選落ちだったがしっかり勝負できる走りができたので、その時に走りに対するイメージは良くなった。(ここまで日本インカレ、日本選手権と試合が続いたが、大会を経て手応え等感じたことがあれば)日本インカレの時に惨めな思いをした。また4年生のレースを見て、レースに対する覚悟や責任感の違いを痛感した。その姿勢を見て自分も少しは変われたと思う。日本選手権ではチームの代表という自覚を持ち積極的にレースを進めることができた。(今後へ向けて)まずはしっかりと練習で自分の課題を解決し勝てる選手になる。次のシーズンは4年生ということで1回1回の大会が最後になる。自分の陸上を見つめ直し、応援してくださる方々に少しでも喜んでもらえるよう結果にこだわる。