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2020.10.27
サッカー

[男子サッカー]神大に大逆転勝利!1部昇格へ猛進

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第14節

10月25日(日) 会場非公表


東洋大3-2神大


<得点者>(アシスト)

39分  中村陸(横山)

76分  室井

85分 室井


<出場メンバー>

▽GK

青木裕太(国3=狭山ヶ丘)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

中村勇太(国3=鹿島Y)

土田直輝(国4=大宮Y)

大森大地(国3=帝京大可児)


▽MF

横山塁(国3=FC東京U-18)→71分 前田泰良(国2=鹿島Y)

山下勇気(国3=昌平)

平川孟人(国3=市立船橋)

野本幸太(国4=市立船橋)→90+3分 神山京右(国3=横浜FC・Y)


▽FW

中村陸(国4=柏U-18) →53分 室井慧佑(国2=前橋育英)

浦山雄介(国4=日体大柏)→65分 佐々木銀士(国2=青森山田) 



中村陸は先制点を決めゲームの流れをつくった


土壇場で2得点を決めチームの勝利に貢献した室井

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)



 第94回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)1部昇格を狙う東洋大にとって、今節は負けられない重要な一戦。逆転を許す場面もあったものの、結果は3-2の大逆転勝利を収めた。


 立ち上がりから両者譲らない展開となる。睨み合いの時間が続く中、試合が動いたのは39分。大森が左サイドからクロスを上げると、それを受けた横山が鋭いパスを配給。最後はゴール前でチャンスをうかがっていた中村陸が「あとは流し込むだけだった」という言葉通り、ゴールの右端に押しこみシュート。その後も勢いづいた東洋大が攻勢をかけるも相手の守備を切り崩せず、そのまま1点リードで試合を折り返す。


 しかし前半とは一転、後半は神大の猛攻を受ける。60分、相手のシュートを一度は弾くものの、こぼれ球を押し込まれ同点に。続く65分にもシュートを許し、立て続けに失点。一気に攻勢を覆されたものの、ここで佐々木を始めとした攻撃陣を投入し攻撃の活性化を図る。そして迎えた76分、ついに東洋大が反撃の狼煙を上げる。ゴール前に食いこんだ室井が相手DFをかわすと鋭いシュートを叩き込み同点弾を決める。さらに85分にはPKを獲得し、勝負の行方は室井に託された。残り時間から鑑みてもこれが最後のチャンス。会場内の緊張が高まる中、冷静に狙ったシュートがゴールネットを大きく揺らすと、このゴールが決勝点となった。


 試合後、井上監督は「(1部昇格のためには)どの試合も負けずに戦っていかなければいけない状況は変わらない」と話すものの、「悪い状況のゲーム中でも勝ち点3を取れたということはポジティブに捉えたい」と怒涛の逆転劇を評価した。東洋大の目標である1部昇格のためにも、まずは今回の勝利を足がかりとし、残りの期間で上位戦線に殴り込みをかける。



※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。 


■コメント

・井上監督

相手のリズムの中でも我慢しながら少ないチャンスの中でも先制をして前半を終えたが、後半に同点にされてセットプレーからの失点があって逆転を許してというところまではあまりよくないゲームの内容。特に攻撃の選手を変えて、残りの15分は非常にアグレッシブな戦い方ができたと思う。その中で同点、逆転という形に持っていけたので、結果勝ちで終われていることはよかったがゲームの内容的にはあまりよくないゲームだった。(今節の勝利は)我々が立てている1部昇格という目標を達成するにはもうどの試合も負けずに残りの試合を戦っていかなければいけない状況は変わらないので、一戦一戦というのはこれまで通りだが、悪い状況のゲーム中でも勝ち点3を取れたということはポジティブに捉えて次のゲームに繋げたいなと思う。(次節へ向けて)次節は東京国際大学との試合になるが、前半戦は3-1という状況にしながら追いつかれて試合を終えるという引き分けで終わったゲームにしてしまったので、試合の持っていき方も含めて、少なくとも今節のゲームよりはいい内容のゲームをしたいと思うし、勿論勝ち点3を取るための準備を行っていきたいと思う。


・中村陸(国4=柏U-18)

今節は前半両チームともロングボールが続いていてなかなか自分たちのやりたいことというのができていない中で、先制点を取れたのはよかったが、そこから逆転されてしまって。それでもそこからまた逆転して勝利することができたというのは、よくない点も全体を通してあるがそこを勝って修正していける結果になったのでよかったと思う。(得点シーンは)大森選手が背後に抜け出して、そこの左サイドから上がったクロスに対して逆サイドのサイドハーフが入るというのはチームとしても意識している部分で、そこに塁がしっかりポジションを取っていてワンタッチでシュートを打てる完璧なボールを落としてくれたので、あとはボールを流し込むだけだった。(次節へ向けて)チームとしてはここから全ての試合勝っていかなければいけない試合ばかりなので、今回本当に苦しかったが勝つことができたので、得た課題、改善点をもう1回明日の練習からチーム全体で取り組んでいきながら練習できるように取り組んでいきたい。


・室井(国2=前橋育英)

途中逆転されて難しい試合になったが、自分の良さも生かせて、点に絡めて逆転できたことはよかったと思う。(狙いは)自分はFWなので点を取ることは勿論頭にあったし、一番はチームの勝利に貢献できるようにと思って試合に入った。(得点シーンは)チームで2点目の同点ゴールだが、シュートを打ったらうまく入ったのでよかった。(次節へ向けて)1部昇格に向けて負けられない試合が続くので、しっかり次も勝てるように準備していきたい。



[次節試合予定]

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第15節

11月1日(日)vs東国大 会場非公表 13:30キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=牧田のどか