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2020.10.27
硬式野球

[硬式野球]初回の失点重く。逆転出来ず今季6敗目

東都大学野球秋季1部リーグ戦・亜大1回戦

10月27日(火) 神宮球場

●東洋大1-8亜大 


亜大
東洋大


三塁打:小川(五回)

二塁打:矢吹(一回)、佐々木(三回)


●野澤(2敗)、山内、大宮、細野、羽田野、河北-後藤聖、廣岡


・打撃成績

打順守備名前
(右)佐々木(営3=帝京)
(左)松本(営2=龍谷大平安)
(中)宮本(総1=大阪桐蔭)
(指)矢吹(総2=聖光学院)

(打指)山崎(営4=愛工大名電)
(遊)木村(総3=霞ヶ浦)
(一)小口(法2=智弁学園)

(打)山下泰(総2=関大北陽)
(二)小川(法4=霞ヶ浦)

(二)石上泰(営1=徳島商)
(三)瀬川(総3=聖光学院)

(打三)山本翔(営1=成田)
(捕)後藤(営1=京都学園)

(打捕)廣岡(営2=拓大紅陵)


32


・投手成績

名前球数四死球三振失点
野澤(総1=龍谷大平安)32
山内(営3=東洋大姫路)1 1/330
大宮(法3=鳥取城北)3 2/364
細野(総1=東亜学園)13
羽田野(法2=汎愛)14
河北(営2=浦和学院)17



*感染拡大防止のため非対面での取材を行っています

*試合写真は中大スポーツ提供

細野は公式戦初登板となった(中大スポーツ提供)


二塁打を放ちガッツポーズを見せる佐々木(中大スポーツ提供)


待望の1勝を挙げ、迎えた亜大1回戦。先発の野澤(総1=龍谷大平安)が初回に4失点と苦しい立ち上がりに。その裏、矢吹(総2=聖光学院)の適時打で1点を返すも、その後追加点を挙げることができない。公式戦初登板となった細野(総1=東亜学園)が好投を見せるも、打線が奮わず1対8で今季6敗目を喫した。


  先発は今季3度目の登板となる野澤(総1=龍谷大平安)。しかし初回、先頭打者に出塁を許すと亜大打線に火が着き、被安打4、2四球で4失点。野澤は1イニング、32球でマウンドを降りた。


  相手先発は先日のドラフト会議で読売巨人軍から1位指名を受けた平内(亜大)。なんとか投手陣を助けたい打線は初回、2番・松本(栄2=龍谷大平安)が左前安打で出塁すると4番矢吹(総2=聖光学院)が「大振りせずコンパクトに振ることを意識した」と浮いてきたフォークをとらえ、左中間を破る適時二塁打で1点を返す。


  「まっすぐを狙って振りまけないように」。打線は平内対策を講じ、三回には佐々木(栄3=帝京)、五回には小川(法4=霞ヶ浦)が鋭い当たりを飛ばすことに成功。気迫溢れるガッツポーズをみせる一幕もあったが、後続が倒れ追加点のチャンスを逃した。


  七回には公式戦初登板となったルーキー・細野(総1=東亜学園)が「いい緊張感を持って投げれられた」と三者凡退に抑える。その後も八回は羽田野(法2=汎愛)、九回は河北(営2=浦和学院)がテンポ良くアウトを積み重ねるも初回4失点が痛かった。逆転の流れをつかむことが出来ず相手エースに完投負け。


  下級生主体の若いチームに、ベテランの諏訪(総4=浦和学院)もベンチからしきりにアドバイスを送っていた。「必ず勝ちたい」。そう矢吹が力強く語ったように投打ともにもう一踏ん張り、4年生の声に応える勝利を挙げたい。



■コメント


・細野(総1=東亜学園)

調子は徐々に良くなってきてはいますが、まだイメージ通りの球が投げれないような状態です。これから試行錯誤して、なにか掴めればいいなと。公式戦初登板は、いい緊張感をもって投げれました。真っ直ぐで押せたのが良かったです。捕手とは打たれるまでは真っ直ぐで行こうと話していました。ファールを打たせたり、ちょっと抜いて投げたり、メリハリをつけて投げることを意識してました。次戦は、野手が守りやすいテンポ、攻撃に移りやすいテンポで投げれればいいなと思います。


・矢吹(総2=聖光学院)

打った球はフォークです。浮いてきた球を打てたので、良い感触で打てました。打席では、スピードのある投手だったので、大振りせずコンパクトに振ることを意識しました。チームでの共有事項は、真っ直ぐを狙って打つという事でした。次戦は必ず勝ちたいと思います。


・小川(法4=霞ヶ浦)

今季初スタメンだったがチーム状況が良くない中で、何とかしたい気持ちでプレーしました。三塁打は追い込まれていたので、粘って打っていこうと。いまチーム的には中々勝てない中で試行錯誤をしている状況。速い真っ直ぐに振りまけないようにと対策していました。次は勝てるように準備したいです!



TEXT=小林夏実