Article

記事


2020.10.29
アメフト

[アメフト]東工大に後半追い上げるも届かず敗戦

2020年度関東学生アメフト秋季リーグ戦

10月17日(土) アミノバイタルフィールド


●東洋大14ー31東工大

 


第1Q第2Q第3Q第4Q
東洋大1414
東工大1431




チームで士気を高めて臨んだ


追加点を挙げたQB宮崎

(写真提供:三原元)


※掲載が遅れまして、誠に申し訳ございません。

 今年の関東学生アメフト秋季リーグ戦は例年通りとは異なり、試合数が減って行われることとなった。春季オープン戦も中止となり新チームでの初の公式戦となった今節の相手は東工大。先制を許してしまい、後半で巻き返すも相手に及ばず14-31で敗戦となった。


 東洋大の攻撃から試合がスタートするも、前に進むことができず相手に攻撃のチャンスを譲ってしまう。迫り来る攻撃を確実に止めることができず、9分には相手にタッチダウン(以下、TD)を決められ、先制点を奪われる。第2Qになっても東洋大の劣勢は続く。タックルをし攻撃を止めにかかるもふりほどかれてしまい2本目のTDを許してしまう。攻撃の回では相手にインターセプトを許し守備となるも相手にTDのチャンスを与えまいと奮闘する。再び攻撃となるもQB宮崎(ラ4=明学東村山)のパスがうまく味方につながらず得点にはならない。終了間際というところで相手のロングパスが通ってしまい3本目のTDを決められる。21点差を追いかける形で試合を折り返す。


 第3Q、開始早々に猛攻を止めきれず追加点を許してしまう。その後の攻撃では追加点を与えずに最終Qに入る。フィールドゴールを決められてさらにリードを許す。攻撃のターンになると、宮崎からWR森(ラ4=正則)にパスが通り、さらに宮崎も自ら前進しゴールに近づく。そしてWR茂木(法3=埼玉栄)が空いていた左サイドに駆け上がりそのままTD。これが今節初得点となった。相手攻撃となるもファンブルしたボールをキャッチし攻撃のチャンスをつかむと、ゴール直前まで切り込む。しかし相手にインターセプトされてしまう。その後、宮崎から茂木へのパスが通りゴールに前進し、試合時間残りわずかというところで宮崎が相手の壁を破り自らTD。追加点を挙げる。その後の攻撃でさらに追加点を狙うも時間が足りず試合終了となった。


 屋代監督は今節を「勝負どころのミスで試合を壊してしまった」と振り返った。前半で相手に押されてしまい得点を伸ばせなかった今節。次節までの期間でどこまで今回の試合で得た課題を克服できるかが重要となる。次節こそは今節の敗戦を生かしての勝利に期待がかかる。


※現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



■コメント

・屋代監督

コロナ渦の中、関係者の皆様のご尽力で無事試合をすることができ、改めて御礼を申し上げます。新チームになって初めての試合であり、試合の入り方や接点の弱さ、経験値からくる不要な反則など、勝負どころのミスで試合を壊してしまった。合宿などによりチームを成長させる時間が足りず、人数が少なく若いチームの弱点が全て出た試合。(収穫と課題)今シーズンよりスターターとして試合に出ている若い選手も体力的には戦える状態にあるので、練習により精度を高めて行きたい。QB・WR陣は昨年のままであり、プレーの精度を上げチームに勢いを与えるプレーが欲しい。(次戦に向けて)初戦で出た課題を修正し上智戦に挑みたい。VIKINGSはオフェンスのチームでありQB・WR・RBのスキル陣の爆発力に期待。点を取らないとチームに勢いが付かないので、点の取り合いに持ち込みたい。


・ΟL、DL関根主将(法4=正則)

今日の試合は、序盤から対戦相手の東工大の勢いに呑まれてしまい、流れを相手が終始握っていたように感じた。終盤になって私たちも自分たちのやりたいことを少しずつできるようになったが、それでは間に合わず。やはり最初の入り方がとても悪かったように思う。(今年のチームについて)今年は「ALL IN」をスローガンに掲げ、何事もやり切るということを意識して取り組んでいる。また個性が強いチームでもあり、個性の強さからうまく噛み合わない事もあるが、能力の高い選手も多いため、爆発力のあるチームだと思う。(相手について)東工大は、勝利に対する貪欲さがあり、終始圧倒されてしまったと感じた。私たちに足りないものが東工大にはあり、見習うべきものだと思う。(次節に向けて)今回の東工戦は今年のチームになって初めての試合ということもあり、多くの課題が見つかった。次節の上智戦に向けて改善していきたいと思う。なにより、試合の入り方にこだわり、1プレー目から自分たちのフットボールをできるように取り組んでいきたい。


・WR茂木(法3=埼玉栄)

前半はチーム全体の細かなミスが目立ち思うように試合を運べず、試合の後半になるにつれて多少は良くなったが、前半のミスが響いた試合になった。(自身のTDについて)TDについては、チャンスボールをキャッチしたまでで、敵陣までボールを運んだオフェンス全体やQBに感謝している。しかし、WRにおいてTDは1つの目標になるので、毎試合1TDを目標に残りの試合、チームの勝ちに貢献したい。


TEXT=廣瀬璃子