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2020.11.11
ラクロス

[男子ラクロス]積極的なショットで13-3と大勝 特別大会最終戦を勝利で飾る

関東学生ラクロス2020特別大会 男子3部Cブロック・日大戦

11月7日(土)

※会場は感染拡大防止策として未公表


〇東洋大13ー3日大


 今年度のリーグ戦が中止となり代替大会として開催された特別大会の日大戦は4年生にとっては最後の試合。第1Qから果敢に攻め、終わってみれば13―3という大差で試合を締めくくる。4年生は感謝の思いと雄姿を関係者へ届けた。

「しっかり点差を付けて勝とうと決めていました」と主将のLMF石月(ラ4=真岡)が話すように、第1、第2Qから東洋がショットで圧倒する。MF緒方を中心に積極的なショットを放ち、得点を積み重ねて流れを作っていく。第1Q終了時には4-1の3点リード、第2Q終了時には7-1の6点リードと一切攻め入る隙を与えない。前半の大量リードで波に乗ったチームの勢いは後半も止まらない。DFの守備、ATの攻撃が噛み合い相手の反撃を許さずに得点を増やす。中でも2年生のAT澤田は第3Qから躍動し3得点の活躍を見せた。

 今年は新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止だけでなく、思うように練習時間も確保できない中での特別大会となった。しかし、チームの熱を冷めることなく、4年生は試合を通じて後輩に2部昇格の思いを託した。試合後、澤田(ラ2=西部学園文理)は「4年生の思いを背負って来年は絶対に2部昇格を果たす」と気を引き締めた。今大会で得たものを糧に、チームは動き出している。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


■コメント

・石月主将(ラ4=真岡)

(試合を振り返って)しっかり点差を付けて勝とうと決めていました。試合のプランとしては、来年を見据えて、ベンチメンバーが全員戦力として戦うつもりだったので、それを体現出来たことは良かったと思います。また、日頃お世話になっているコーチ、OB、保護者の方々全ての人が喜んでくれる、そんな試合だったと思います。

(最後の試合について)今年度は例年と違い特別大会という位置付けで、昇格がありませんでした。その中でも今年の取り組みが来年、再来年のSABERSに繋がる。と考えて4年生はやってきました。駒大戦、日大戦は間違いなく来年に繋がる試合であったのではないかと思います。後輩達が4年生の意思を受け継ぎ、今年達成出来なかった「2部昇格」という目標を来年は必ず達成してくれると思います。

・緒方(ラ4=朝霞西)

(試合を振り返って)自分たちは今3部リーグに所属しているのですが、今年は3部にいるべきチームじゃないこと、2部上位でも戦えるチームを目指していたので日大との試合は内容でしっかり圧倒して勝とうと決めて挑みました。結果的には正直もっと圧倒出来たし、するべきだったと思いましたが、試合開始から終始東洋のペースで得点差もつけて勝利することが出来たので、今年のチームの実力を他大学や東洋大学ラクロス部関係者の方々に伝えることが出来ていたら1番嬉しいです。4年全員が得点したらもっと良かったですね。

(最後の試合について)現役最後の試合ということで単純に寂しくて終わるのが嫌だなと思っていましたが、最後はとにかくラクロスを楽しむことと、来年のチームを見据えて戦いました。4年生として最後の年にちゃんと練習出来なかったのは悔しいですが、今年1年やってきたことを信じて挑み、最後は4年全員が笑顔で終わることが出来たので本当に良かったです。また、後輩たちはこんなに人数の少ない最上級生に最後までついて来てくれてプレー面でもそれ以外の面でもたくさん支えられたし助けられました。今年のチームだったらもっと上を目指せたかもしれない、と思うこともありそれも少し心残りですが、可愛くて伸び代もたくさんある後輩たちが来年、再来年で自分たちが成し遂げられなかった2部昇格、1部昇格を達成してくれると信じています。自分もOBとして何か関われることがあれば関わりたいなと思います。これからの強い東洋大学ラクロス部の応援の程よろしくお願いします。ラクロスというスポーツとラクロス部の仲間に出会えて4年間幸せでした。


・澤田(ラ2=西部学園文理)

(試合を振り返って)駒大戦では開始早々に2得点出来て、ペースを掴めたように思えたが中盤は拮抗した戦いが続きました。DF陣が耐えてくれたのは本当に感謝しています。4QからはOF陣に火がつきトントン拍子で点が入り結果的には6ー2で終わることができました。初戦を落とすことなく勝利出来てよかったです。日大戦では1Qから4点入り、完全に東洋ペースになり終わってみれば13ー3と圧勝する事が出来ました。個人的にも2試合で6得点とまずまずの結果を残す事が出来てよかったです。今回の特別大会は個人的に結果を残す事にフォーカスしていた為、数字として残せた事は大きな自信になりました。しかしまだまだ改善すべき点が多い為来年のリーグ戦に向けて日々努力していきます。 

(4年生との最後の試合について)今年の4年生には本当に感謝しています。コロナ禍で本当に大変だったのにも関わらずチームを引っ張っていってくれました。プレーヤー6人、スタッフ3人と人数の少ない学年でしたが一人一人の存在感が大きすぎました。最後の試合では4年生が多くの得点を取り、試合に勝つ事が出来て、4年生の笑顔を見る事が出来て良かったです。このチームで2部昇格を果たしたかったというのが本音ですが、引退する4年生の思いを背負って来年は絶対に2部昇格を絶対に果たします。

TEXT=鈴木拓磨