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2020.11.19
アイススケート

[フィギュアスケート]第46回東日本フィギュアスケート選手権大会兼第37回フィギュアスケートジュニア選手権大会 (記録・コメント)

第46回東日本フィギュアスケート選手権大会兼第37回フィギュアスケートジュニア選手権大会

11月6日(金)〜8日(日) 小瀬スポーツ公園アイスアリーナ


1日目

◆シニア女子SP

29位 海津 35.63


◆シニア男子SP

8位 菅原 48.96

→FS進出


14位 鶴田 40.36

→FS進出


17位 神戸 37.55

→FS進出


2日目

◆ジュニア男子SP

20位 深瀬 35.83

→FS進出


◆シニア男子


10位 菅原 140.66

SP 48.96/FS 91.70


16位 神戸 107.17

SP 37.55/FS 69.62


18位 鶴田 101.82

SP 40.36/FS 61.46



3日目

◆ジュニア男子


19位 深瀬 99.64

SP 20位 35.83/FS 19位 63.81




■コメント

・神戸(文4=ふじみ野)

(ショート、フリーの演技を振り返って)ショート、まずは最初のトリプルサルコウが跳べて良かった。デスドロップが失敗してしまったのは悔しかったが最近の中ではまとまった演技ができたと思う。フリー、東京ブロックの時は記憶が無いくらい緊張していたが、今回は落ち着いて周りが見れて滑れたので良かった。けれど、ジャンプが決まらなかったのは悔しい。(今回の曲を選んだ理由は)ショートは、中学生の子とたまたまテレビのバラエティ番組で見たのがきっかけ。その時はすぐ使いたいと思ったわけではなかったが、昨年のスカパラを使ったことで、こういう曲もありだなと思いコーチに提案しOKが出た。フリーは、ラストシーズンということで感動させられる曲を選んだ。「なぜXJAPAN?」と言われると前からXJAPANの曲を聴いていたわけでもなく正直自分自身よく分からない。けれど、初めて聞いた時に「これだ!ラストシーズンはこれ」と直感したので選曲した。(どんな気持ちでこの大会に臨んだか)残り少ない公式戦で、滑る前から悲しいような寂しいような感情だった。元々トリプルがうまいとか踊れるとかという優れたものはほかのどの選手よりも足りないのは悔しいが、自覚しているので、応援してくれる方にフィギュアスケートに感謝の気持ちを込めて滑った。(改めて、今大会を総括して)最近の練習から比べるといいとは言えないけどマシな滑りができたのかなとは思う。(インカレの代替大会へ向けて)とにかく後悔の残らないよう滑りたいと思います。いまやれること、今だから、今しかできないことをしっかり考えて毎日の練習をしていきたいと思う。


・菅原(社4=開志学園)

(大会を終えて今の心境は)東日本が終わった日は悔しすぎて寝れないレベルだったが、まだ自分のスケート人生が終わった訳じゃないと思い翌日からリンクに立った。そのくらい今は吹っ切れているし、4年間お世話になったシチズンのリンクも来年1月31日に閉館してしまうので、気をますます引き締め頑張りたいと思っている。(ショートは)とにかくギリギリ全日本に行けるかもしれないという位置に付けられていたので、明日につながるような演技ができて良かったなという気持ちもあったし、ジャンプは跳んだら降りるしかないと言われていたのにも関わらず実行できずに悔しい気持ちがあった。(フリーではどんな気持ちでスケートリンクに立ったか)良くも悪くも一番東日本大会を楽しもうと思いリンクに立った。今年で最後と決めて1年間続けてきたので、悔いなくこの大会を閉めることができれば合格だと思いながら滑り切った。大分難易度を下げたフリーになってしまったが、今やれる最大の演技はできたと思うので悔いはない。(コンディションは)この大会にピークをほぼ持っていけてる状態だったと思っている。去年と違い怪我もなく、精神的にも落ち着きながら試合に臨めた。(演技でこだわったポイントは)お客さんがいない中での大会だったので、ジャッジの方や山梨のスケート連盟の方に目を合わせガンガンアピールできる様に心掛けた。山梨のスケート連盟の方の中に普段身体の動きを習っている川上先生と目があった時は、なんだか色々なことを思い出して笑顔になってしまった。(今回の選手権を総括して)本当に楽しい大会でした。この場に立てるだけでも本当にうれしかったし、十数年間競い合ってきた仲間たちと真剣に戦えたこと、少しだけど追いつけたかなと思えたこと全部が今大会に出場できて良かったなと思えた。皆さんから見てもあと一歩と思えるような選手になれたので、あと少しのスケート人生もう少し頑張らないといけないと改めて思えた場所でもあった。全日本には手は届かなかったけど、それ以上に得たものがあった気がした。最後まで駆け抜けたいと思えたので、この結果を受け入れ日々頑張ろうと思う。応援してくれた皆さん、大学、仲間たち本当にありがとうございました。あともう少し、応援してね。(代替大会へ向けて)まだまだできる事はあると思うので最後まで挑戦し続けたいと思う。東洋大学に4年間お世話になった恩を返すためにも、インカレで良い順位を取れるよう日々精進していこうと思う。


・海津(社3=武修館)

(大会を振り返って)今季からSPの曲を変えて初めての試合がブロックだったが、大きなミスをすることなく最後まで自分らしく笑顔で楽しく滑ることができた。FSでは、後半の2回転のジャンプのミスが続き、1つのミスに引きずられ気持ちを切り替えることができず、点数も伸びなかったので、悔しかった。(ブロック大会を経て今の調子は)調子は良い方だと思います。しかし、コロナウィルスの影響により試合が大幅になくなったため、メンタルの持って行き方がなかなかつかめなかったので、練習の時以外にも試合で自分がどうなりたいのかイメージしていた。(無観客の今大会は)かなり緊張した。無観客の試合はスケート人生で初めてだったが、東洋の大きな応援に慣れてしまっていたため、すごく寂しかった。失敗した時に応援されていたものが何もなかったため、本当に自分の実力勝負でしかないと感じた。早くお客さんがいる場で自分のスケートを観てもらいたいと思った(今回の曲を選んだ理由は)SPのChicagoはコーチである山本雅江先生が選んでくれた。Chicagoは誰でも知っている有名な曲なので、セクシーかつ明るく元気に表現できるようにしていきたい。FSは昨シーズンから同じダッタン人の踊り。この曲では優しい部分や強い部分、テンポが速い部分があるのでそれにあった表現をして、昨シーズンよりも出来の良いものにしていきたい。(代替大会へ向けて)インカレがなくなってしまったことは非常に残念だが、代替大会を開催してくれることになったので、楽しみ。試合では練習でやってきたことを本番で出し切れるようにしたい。さらに、1年生にとっては大学の試合は代替大会が初めてとなるので、普段の試合とは少し違うところを経験して大学生の試合の雰囲気をつかんでほしい。


・鶴田(社3=開志学園)

(ブロック大会ではけがの影響もありましたが、現在のコンディションは)悪くないが、良くもない。怪我は良くなったが身体的な部分よりもメンタル面。コロナの閉鎖期間中に気持ちが切れてモチベーションも保てなかった。だからブロックの時から今季を戦うだけのメンタリティを持ってなかった。それがブロックのけがにつながったのかなと。今回もあまりモチベーションが高いとは言えず、色々な方面に対して申し訳ない気持ちしかなかったが、とにかくやれるだけのことをやろうぐらいの感覚だった。入りから良くないシーズンになってる。(ショートは)内容は良かったと思う。点数がついてこなかっただけで悲観はしてない。ただ細かなミスが目立ったのでそういう所かなと思ったし、ブロックのこともあって2本目のジャンプは意識しすぎた。今のショートから、自分の気持ちや経験から曲を選んでそれを表現することを大事にしてきたので点が出なくても落ち込んではない。むしろ点数よりも見ている人に自分自身を表現して何か伝わればいいと思ってる。ただその曲が気に入ったから、好きだからとかではなく使う理由があって使いそれをどう表現するかを考えていて今年はフリーもそうしている。(フリーではどんな気持ちでスケートリンクに立ったか)地元のリンクでの大会は最後なのかもしれないと思いながら立った。手伝いに来てた昔のリンクメイトも何人か来てたので昔より良くなった姿を少しだけでもという思いもあった。話をしたことなかったが、終わった後に初めてちゃんと話をした。引退してるって聞いて自分もあと1年だなと思った。羨ましいとも正直思いましたけど。(ショートもフリーも、演技後には笑顔が見られました)前回演技中に痛めて心配してくれた人が周りだけじゃなく放送を見てる方々からもあって、今回は明るくいようと思って笑顔でいた。ショートは表現も一部の内容もよかったと思うがフリーは全くだったのでなんとも言えない大会だった。あとは地元での試合は最後なのかなとも思って滑れるうれしさと寂しさを感じる大会だった。(今回の大会での収穫や課題は)ショートでジャンプを揃えたのは大きい。フリーの公式練習で演技に入れてないジャンプをやってみて感触が良かったのでショートは2本目のジャンプを難易度を上げられるかなと思った。フリーはもう体力を戻す、つけるとしか言えない。中身はそこからかなと。(代替大会へ向けて)まだあるか分からないが、自分の思いを今よりも表現できたらいいなと、ショートは苦しみ、フリーは色々な受け取り方ができると思うのですが、自分の中では感謝。その中で結果も出せるように練習していきたい。ありがとうございました。



・深瀬(社1=霞ヶ関)

(ショートを振り返って)ミスは2Aが開いて1Aになったくらいでジャンプ、スピン、ステップは予定通り入れてよかった。東京の予選大会でcsspがカットされたので回転数を気をつけた。レベルが取れた所がよかった。いつも2Lzがエラーが着いてしまうが、今回は付かずに2Lzが認定されて嬉しい。(フリーの演技で意識したことは)フリーではチャップリンメドレーで滑るので、音の強弱を使い分けてチャップリンのように楽しくコミカルっぽく踊る事を意識した。(今回の曲を選んだ理由は)ショートはかっこいい曲で滑りたいと思っていてこの曲にした。フリーはチャップリンのようにコミカルな動き、面白い動き、を曲で表現したいと思い選んだ(大会で得た収穫や課題は)収穫はSPとFPのstsqでプラスを貰えたところ。今回の試合はけがをしながら出場して予定構成を落として参加してちゃんと予定構成通りスピンステップのレベルが取れたので、そこが収穫だと思う。課題はフリーの2Fで(アテンション)がついてしまいそこを次の試合までには直したい。(代替大会へ向けて)まずはしっかりけがを治して万全な状態で大会に臨み、ノーミスできるように頑張ります。