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2020年度関東学生アメフト秋季リーグ戦
11月22日(日) アミノバイタルフィールド
●東洋大7-10拓大
第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 計 | |
東洋大 | 0 | 7 | 0 | 0 | 7 |
拓大 | 0 | 7 | 0 | 3 | 10 |
QB茂木(写真中央)は先制TDを決めた
相手の猛攻を食い止めるディフェンス陣
(写真提供:庄司猛)
※掲載が遅れまして、誠に申し訳ございません。
2020年度関東学生アメフト秋季リーグ戦(以下、リーグ戦)最終戦は拓大との一戦。前半を同点で終え、均衡が続いたが最終Qで相手に追加点を挙げられてしまい結果は7-10で敗戦となった。
第1Qはどちらも得点に結びつけることができないまま終了となる。続く第2Q、2分には相手の攻撃のターン中、相手のこぼしたボールをDL狩野(文1=翔陽学園)が取り東洋大の攻撃に変わる。ゴールから1ヤード離れた地点からの攻撃となり、QB茂木(法3=埼玉栄)が自ら走り込む。先制点となるタッチダウン(以下、TD)を決める。その後のトライフォーポイントも決まり7点を獲得。しかし、残り時間3分というところで相手のTDを許してしまい、試合は同点のまま前半終了となる。
第3Qでは相手の守備が堅く我慢の時間帯が続く。最終Qでもなかなか均衡を破ることができないまま試合が進む。パスを受けたRB宮崎(ラ4=明学東村山)が前進するもその後につながらず。相手にインターセプトされてしまい終了間際で相手攻撃となる。そのままフィールドゴールを決められてしまい、3点の追加点を許す。この追加点と同時に試合終了。リーグ戦最終戦も黒星となり、リーグ戦では勝利をつかむことができずに終わった。
今日の試合を宮崎は「力は互角な感じだったが、最後の勝負弱さが出た」と振り返ったようにチームとしての課題点を悔やんだ。今節でリーグ戦は終了し、次戦の順位決定戦が今季の最終戦となる。このチームで戦える最後の試合だ。そして今季初勝利を目指すことのできる最後のチャンスでもある。このチームで臨める最終戦で勝利をつかめるように、チーム全員で勝ちに向かう姿に期待したい。
※現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
■コメント
・西村ヘッドコーチ
前半7-7、後半最後の最後で3点決められて、僅差で負けて、やはり東洋の方が我慢しきれなかったところや大事なところでのミスがあったりしてそういう所が積み重なって最後の最後に3点のキックで負けたという風な形になったと思う。オフェンスとかディフェンスとかいう問題じゃなくてチーム全体の問題として受け止めて最後の試合に向けて準備をしていかないといけない。(相手について)前半の同点状態で多分先の2試合とかには点差をつけられた展開だったから、今回は同点ということで少しいけるとか勝てるかもという気持ちの緩み、浮ついた部分で試合が終わるまで集中するというところができてなかった。なんとかなるだろう、自分じゃなくても他人がやってくれるだろうというところで他人任せになったのかなと思う。もう少し自分からやるんだ、勝つんだ、引っ張るんだという風に思って欲しいしそこの差が最後のキックになったと思う。(課題について)課題は他人任せじゃなくてもう少し自分からやるんだという自発的な、何のためにフットボールをやっているのか、勝ちたいからだと思うし、やらされている感じじゃなくて自分からやってるんだという自発的な部分でチームに貢献できるように考えてやっていかないと前に進まないと思う。(次節に向けて)受け身ではなく自分から、それで最後1つにまとまって今年度のスローガンの「ALL IN」という目標ができる。そこに向けて全員で最終戦に関しては自発的に「ALL IN」できるように頑張ってもらいたい。
・RB宮崎(ラ4=明学東村山)
オフェンスは下級生中心で試合を行ってみたが若さが出た試合だったと思う。(相手の印象)力は互角な感じだったが、最後の勝負弱さが出たと思う。(次節に向けて)大学アメフト最後の試合で、観客も入るので勝って終わりたい。
・QB茂木(法3=埼玉栄)
QBとしてオフェンスを引っ張れなかった。ディフェンスが止めてくれてても、いいポジションで渡されてもオフェンスが点を取れなきゃ勝てないから、自分としてはファーストダウン細かく刻んでTDしていくQBを目指しているから練習から細かく刻んでいくことを意識して取り組みたい。(自身のTDについて)逆に取らないとダメなところだったからプラスというよりかは取れて当たり前という感じ。(ポジションについて)いつもと違ってもフィールドに立っていることには変わりないので責任をもってそのポジションの役割を果たすだけ。(次節に向けて)色んなQBがいるが自分のQBにあったプレーをできるように頑張りたい。
TEXT=廣瀬璃子