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2020.12.10
サッカー

[男子サッカー]流経大に6失点、1部昇格絶たれる

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第20節

12月6日(日) 会場非公表


東洋大1-6流経大


<出場メンバー>

▽GK

川地颯馬(国4=帝京大可児)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

板倉洸(国4=横浜FM・Y)

土田直輝(国4=大宮Y)→35分 中村勇太(国3=鹿島Y)

市原亮太(国4=横浜創英)


▽MF

横山塁(国3=FC東京U-18)→83分 高柳郁弥(国2=大宮Y)

山下勇気(国3=昌平)

平川孟人(国3=市立船橋)

野本幸太(国4=市立船橋)→80分 梅津凌岳(国3=京都橘)

       


▽FW

浦山雄介(国4=日体大柏)→30分 佐々木銀士(国2=青森山田)

前田泰良(国2=鹿島Y)→71分 室井彗佑(国2=前橋育英)



左足を振り抜き得点決めた野本


果敢に攻撃を仕掛ける坂本

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)


※掲載が遅れ、大変申し訳ありません。


 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)今節の相手は首位の流経大。勝ち点3をつかみ1部昇格へ望みをつなげたい東洋大。前半の4失点が響き、1-6で敗北しリーグ戦1部昇格の可能性が消えた。


 相手ボールでキックオフ。序盤から相手にボールを回され、自陣での試合が続く。試合が動いたのは8分、隙を突かれDFの背後をとられる形で失点。左サイドから攻撃を仕掛けるが相手にスライディングされCK、シュートまで持ち込めない。さらに15分、クリアミスから相手に決められ追加点を許し2点を追う展開に。反撃に出たい東洋大だが、24分にまさかの3失点目。浦山と土田が立て続けに負傷交代し、前半で交代枠の消費を余儀なくされる。東洋大は、細かく速くボールを回し攻撃を仕掛けるがシュートまで持ち込むことができない。そして、畳みかけるように40分にも点を奪われ、前半で相手に4点リードされ試合を折り返す。


 4点ビハインドで迎えた後半も、攻められる苦しい時間帯が続く。右サイドのクロスの跳ね返りを平川がシュートを放つが枠を捉えきれない。64分には野本が早いクロスを上げるが、これもゴールを脅かすことができない。徐々にボールを持つ時間が増えていき、ついに66分に野本の得点で1点を返す。しかし、72分に5点目を決められる。追加点を挙げたい東洋大だが、シュートまで持ち込むことができない。84分には一対一の局面をGK川地が食い止めるも、86分に6失点目を許し、1-6で試合は終了した。


 得点を決めた野本は「昇格をかけた大事な一戦だった」と悔しさをにじませる。今節の負けにより、今季の1部昇格の可能性はなくなった。6失点の完敗の悔しさを残り2節と1月に開催される全国大会で悔しさを晴らし、堂々とプレーする東洋大に期待したい。



※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。 



■コメント

・井上監督

このリーグ戦を1部昇格という目標を掲げて、シーズン戦ってきたのでその昇格の芽が絶たれたということで非常に選手共々落胆している。(相手の印象)対照的に試合で昇格を決めたチームだが、個人の技術やフィジカル面もチーム戦術的に相手の方が我々を上回っていた。昇格に値する戦い方だなと思う。(残り2節に向けての意気込み)今節の結果で昇格2チームが決まったので我々としては今シーズンの頭に立てた目標は叶わなかったが、このコロナ禍の中でサッカーができる喜びだったり、試合ができることに感謝の気持ちを持ってスタートできたので、気持ちをしっかり持って残りの2戦を戦いたい。もちろん、一つでも上の順位で終えることが昇格がなくなったが次の目標に、また1月のインカレに代わる全国大会の出場権を得ているのでそこにつながるような戦い方にしていきたい。


・野本(国4=市立船橋)

昇格をかけた大事な一戦だったが、自分たちの入りが悪く自分たちから崩れてしまった印象があった。それでも流経大は今季一敗しかしていないということもあり切り替え、運動量、球際などの全ての面で勝られてる感じがして完敗だった一戦。(自身の得点について)勝つしかないゲームだったので守備より前に前に行こうという意識をしていた中で、自分のところにいい形でボールが転がってきたので左足でゴールに振り抜くだけだった。(残り2節に向けて意気込み)もう昇格の可能性はゼロになったが、残りの2試合、成長する機会はあるので、一つでも上の順位で終わらせるためにまた全国大会に向けていい形で入れるように試合に臨んでいきたい。



・板倉(国4=横浜FM・Y)

結果的に1-6ということで大差で負けてしまったこともそうだが、自分自身守備者として6失点というのはショックだったというか悔しいというかそのような思いもあって残念な試合だったなと思うのが一番の気持ち。(相手の印象)単純に強かったのといろんな面での差が浮き彫りになった。それというのは、球際での強さだったり、一人一人の個人能力の高さだったり、試合に対する集中力だとかの差があった。自分たちも目指していかないといけない。(残り2節に向けての意気込み)昇格の可能さはなくなったが、集大成というか4年生なので2つ勝って、その後の全国大会にもいい形で臨めるようにやっていきたい。




[次節試合予定]

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第22節

12月19日(日)vs産能大 会場非公表 11:00キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=友寄慈温