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2020.12.19
アメフト

[アメフト]最終戦、見事勝利!新チームに1部昇格託す

2020年度関東学生アメフト秋季リーグ戦

12月5日(土) アミノバイタルフィールド


◯東洋大84-13関学大



第1Q第2Q第3Q最終Q
東洋大2128142184
関学大13




今季を戦いきったメンバー


1年間チームを引っ張った関根主将

(写真提供:三原元)


※掲載が遅れまして、誠に申し訳ございません。


 今季最後の試合となる関東学生アメフト秋季リーグ戦での順位決定戦が行われた。相手は関学大。前半から果敢に攻め、この試合が大学での最後の試合となる4年生の活躍もあって前半に49点差をつける。その勢いのまま後半も攻め続け見事勝利。最終戦で勝利を手にし、満足のいく結果で今季終了となった。


 1回目の攻撃から攻め込む東洋大。QB宮崎(ラ4=明学東村山)が自ら走り込み先制タッチダウン(以下、TD)を決める。さらにWR森大(ラ4=正則)のトライフォーポイントのキックも決まり7点獲得。そして6分、終了間際の東洋大攻撃のターンではRB野口(法3=成城)がTDを決め21点差で第1Qを終える。その後の第2Qでも東洋大の勢いは止まらない。開始早々、宮崎から森大へのパスが通りそのままTD。そして続く攻撃のターンでも宮崎から森大へのパスがエンドゾーンでつながり、さらに2本のTDを決める。そして前半終了間際にはDB天野(ラ4=県立柏)が相手ボールをインターセプトしそのまま走り込みTD。これによって49点差をつけた状態で試合を折り返す


 後半は相手攻撃でスタート。相手を抑え込むことができずTDを許してしまう。しかしその直後のリターンのボールをキャッチした天野がそのままTD。そして宮崎からエンドゾーン付近にいたWR松野(ラ4=城西大城西)へのパスが通りTD、さらにはトライフォーポイントのTDも成功させ第3Q終了となる。迎えた最終Qでは相手に2本目のTDを許してしまうものの、その後の攻撃で再び森大がTDを決める。その後インターセプトしたボールから攻撃権を得るとRB馬庭(ラ4=栄東)がTD。再び相手を引き離し、さらに残り時間が1分を切った中でWR森優(経1=都立大泉)がダメ押しのTD。そのまま点差を守りきり試合終了。最終戦を勝利で終わらせた。


 今季最終戦となった今節。そして4年生にとっては大学での最後の試合となった。今回の試合全体を通して4年生の奮闘が著しく目立っていた。4年生が決めたTDの数は9本。先輩として最後の集大成を見せつけた。そして明日からは新チームとなる。4年生がつかみ取れなかった1部昇格という目標に向け、チームで一致団結して挑んでいく。


※現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



■コメント

・西村ヘッドコーチ

準備をしてきたがこのシーズンは春が練習できなかったり、秋になっても練習を制限されたりで、できる時間をみんなで見つけながら共有してやってきてやっと準備してきたことが今日の最終戦の結果として出てきた。今シーズンの取り組みが実ったと思うし、良かったと思えるようなゲーム展開になった。(相手の印象)オフェンスもディフェンスも強くハードに当たってくる感じだったがそれにきちんと真正面からぶつかり、勝負を挑んで打ち勝てたことが今年のチームの最後の試合で得ることができたことだと思う。この結果が来年度、新チームに生かせればいいと思う。(4年生に向けて)4年生は本当に特に主将は、誠心誠意、自分を犠牲にしながらチームを引っ張ってくれたと思う。チームの顔としてみんなを引っ張ってくれたことがチームがまとまった結果だと思うし、それに対してコーチとして満足している。(新チームに向けて)今シーズンは今日で終わりで明日からは新チームとなるのでこれからの取り組み、いろんな制約があるかもしれないが今年を経験している以上は来年はその経験を生かしながらできることを効果的に効率的に行ってもらいたい。


・ΟL、DL関根主将(法4=正則)

今シーズンは勝利がないということでなんとしてでも勝ちたいという気持ちで臨んだ。今年のスローガン「ALL IN」というのを掲げてきて最後の最後でそれが達成できたのかな。少しでもそのスローガン達成に近づけたのかなと思う。(4年間を振り返って)あっという間だったというのが素直な気持ち。1年の時から試合に出させてもらって純粋にフットボールをしている時間は楽しいものだった。きついこともあったし上手くいかないこともあったけど支えてくれる人がいたからここまで来れたかなと思う。(後輩に向けて)フィジカルだったり技術だったりメンタルだったり足りないところっていうのはまだまだたくさんあるけど一つ一つ自分の課題を見つめてしっかり一つ一つ改善していってもらえれば達成できるメンバーだと思うからチーム全員で壁を乗り越えていってほしい。またこの1年は特殊だったけど後輩達にはこの難しい1年を経験したことを活かしてぜひチームの目標である1部昇格に向けて一致団結してチーム全員でまとまって目指して欲しい。


・DB天野(ラ4=県立柏)

最初のプレーから宮崎がTDをしてくれていい流れに乗って、ディフェンスも攻めたディフェンスができた。(自身のTDについて)自分の力よりもみんなのブロックがいきてTDにつながったと思うのでみんなに感謝したい。(4年間を振り返って)いい仲間に恵まれて最後結果を残せてよかった。(後輩に向けて)ディフェンスはほとんど後輩なのでそんなにディフェンスシステムが変わることも無く来年はもっと強い、いいディフェンスをしてくれることを期待している。


・WR松野(ラ4=城西大城西)

まず勝ててよかった。4年間やってきて最後こういう形でチームとして勝てて個人としては迷惑かけたところも多いが勝つっていうのは楽しいなって最後味わう事ができて良かった。来年以降はもっと強いチームを新4年生には作ってほしいので、全員で1部目指してまた1から来年以降やっていってほしい。(自身のTDについて)球がよかったので集中して、その前には落としていたので取れてよかった。(4年間を振り返って)未経験で入って最初の1、2年は結構苦しくてずっと怒られたりしていたけど3、4年となるにつれて試合でも活躍する機会が増えたりしてそういう所でアメフトの楽しさを知ることができて、そういう活躍する数っていうのが楽しさでもあるから後輩たちにはもっと味わってほしい。楽しい4年間だった。(後輩に向けて)やっぱり勝たないと楽しくないので1部目指すというのは口だけじゃなくてちゃんと行動で新4年生がチームを引っ張っていってほしいと思う。


・QB宮崎(ラ4=明学東村山)

最終的に勝てて終われたので良かった。(4年間を振り返って)1年生の時に1部に行くのが目標だからって言われた日から今日までが本当にあっという間で、最後まで1部に行くことはできなかったが熱くなれてよかった。(後輩に向けて)1部に行く権利すらなかったので挑戦できる状況を来年こそは作れるように励んで欲しい。


・WR森大(ラ4=正則)

自分も活躍できて、チームも勝てて本当に嬉しい。(自身のTDについて)本当に気持ちいいし、4年間の集大成だったと思う。(4年間を振り返って)高校からやっていて合計7年間もアメフトをすることができて本当にアメフトはいいスポーツだと思ったし、有意義な時間を過ごせた。(後輩に向けて)1部昇格!それしかない。結果を残せるよう頑張って欲しい。


・RB馬庭(ラ4=栄東)

自分のミスから始まって本当に申し訳ないことをしたと思ったが最後TDも取れたしチームとしても勝てたので本当によかった。(自身のTDについて)1年生の最終戦以来に取れて久しぶりだったので嬉しい。(4年間を振り返って)やっている時は長いと思っていたが、今こうして振り返ると短いと感じる。色んな人のおかげでここまで続けられたと思うのでみんなに感謝したい。(後輩に向けて)やっぱり勝つことが1番楽しいと思うので、もっと勝てるように来年から頑張って欲しい。


・ΟL、DL安達(理4=都立保谷)

後輩たちが頑張ってくれて取れた点数だと思う。(4年間を振り返って)センターとして不甲斐ない部分も多かったが周りの人に支えられてやってこれたと思う。やりきれたと思う。(後輩に向けて)来年も厳しい部分があると思うが諦めずみんなで切磋琢磨してその壁を越えていってもらいたい。


TEXT=廣瀬璃子