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2020.12.21
サッカー

[男子サッカー]チャンスをつくるも決めきれず 無念の3連敗

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第22節

12月19日(土) 会場非公表


東洋大0-1産能大


<出場メンバー>

▽GK

青木裕太(国3=狭山ヶ丘)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

板倉洸(国4=横浜FM・Y)→HT 中村勇太(国3=鹿島Y)

神山京右(国3=横浜FC・Y)

市原亮太(国4=横浜創英)


▽MF

横山塁(国3=FC東京U-18)→73分 梅津凌岳(国3=京都橘)

山下勇気(国3=昌平)

平川孟人(国3=市立船橋)

野本幸太(国4=市立船橋)


▽FW

小澤裕太(国4=千葉U-18)→63分 佐々木銀士(国2=青森山田)

前田泰良(国2=鹿島Y)→HT 伊藤恵亮(国2=矢板中央)



何度もチャンスをつくった横山



試合開始から攻め込む野本


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)




 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)で「一つでも上の順位で終わろう」と意気込んで臨んだ今節。前半のロスタイムに先制されてしまい、ゴールを決めようと果敢に食らいつくも点を決めることができず敗戦となった。


 立ち上がりから東洋大ペースで試合が進む。開始早々に前田から野本にパスがつながりそのまま攻める。しかしこれは決められない。その後もロングパスからヘディングでゴールに押し込もうとするもゴール上を通過。なかなかゴールを割ることができない。相手にペースを与える展開もあったが、GK青木が身を呈してゴールを守り得点を許さない。攻勢が逆転し、東洋大ボールになると果敢に攻め込み何度もチャンスをつくる。34分にはロングパスを受けた横山がゴールに押し込むも惜しくもゴールネットまで届かず。そしてロスタイムで失点してしまい、そのまま前半終了となる。


 後半に入り、何としても得点を決めたい東洋大は攻撃の勢いを増していく。54分には横山から野本にパスがつながりシュートまで持っていこうとするも相手に阻まれ打つことができない。横山、山下と立て続けにゴールを狙うも得点には結び付けられず。その後もチーム全員でパスをつなぎシュートチャンスをつくろうとするが、相手の守備が堅くなかなか思うような攻撃ができない。諦めず攻め続けるも時間だけが過ぎ、産能大の守備を崩せないまま試合終了。悔しいリーグ戦3連敗となった。


 井上監督は今節の結果を残念だと振り返るも「今シーズンで1番いいスタートだった」と立ち上がりの試合展開を評価した。次節は延期となっていた第21節の試合が予定され、これがリーグ戦最終戦となる。ここで連敗を食い止め、そしてその勢いのまま全国大会に臨みたいところだ。リーグ戦最終戦で悔いの残らないプレーをし全国大会に弾みをつけられるように戦う東洋大の姿に期待がかかる。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。 



■コメント

・井上監督

試合の入り、前半の相手にかける圧も含めて今シーズンで1番いいスタートだったとは思う。前半通して決定的なチャンスもつくっていた。ただそれを決めきれない中での前半ロスタイムでの1本のシュートで失点。それが最終的に試合の最後まで響いてという負けだから、ちょっと残念な結果。(相手の印象)前線にターゲットとなる選手がいて高さも足元もボールがおさまる選手がいてその選手を残して後はしっかり守ってカウンターというところをチーム全体で徹底していた。最後まで崩しきれなかったところに課題が残った。(評価点や課題)昇格がなくなった中で一つでも上の順位で終わろうということで挑んでいるが非常に難しい状況の中で最後までハードワークをして点を取り返すことを諦めない姿勢が最後まで見られたのでその部分は評価できるところ。決定的な得点チャンスを決めきれないところ、引き込んだ相手に対して最後まで得点を生み出すことができなかったところは課題。(次節に向けて)延期になった試合が来週行われて、今日の敗戦によって順位を下げているので勝ち点を取って一つでも上の順位でリーグ戦を終えられるように頑張りたい。


・横山(国3=FC東京U-18)

入りが良くて結構押し込めたが相手に1失点を守りきられた。自分たちもチャンスはあったが日大戦のように守りきられて崩せなかったのが結果につながってしまった。(相手の印象)裏対応が悪かったので自分はサイドハーフだが、その裏を狙って一体一を仕掛けてくる感じだった。(課題)5枚下がられた時に崩せるかというのが課題になってくると思う。先制された後とかに東洋大が崩して得点というのがあまりないのでそこが課題だと思う。(次節に向けて)最後なので全国大会もある中で順位を少しでもあげて全員で勢いに乗って全国大会に臨みたい。


・山下(国3=昌平)

立ち上がりはいい入り方ができて自分たちが思うような試合運びができたが、失点したことによって相手のシステムに変わってなかなか点が取れずに悔いの残る試合になった。(相手の印象)球際も激しく来て粘り強い守備が特徴だと感じた。(課題)いい試合運びができていた分、決定力不足が自分たちの課題であってそこを決めきらないとこういう試合も勝っていけないので残りリーグ戦の1戦と全国大会に向けてそこの課題を修正していきたい。(次節に向けて)今3連敗していて最後の一戦は勝たないといけないと思うのでいい形で勝って全国大会につなげていきたい。


[次戦対戦予定]

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第21節

12月26日(土)vs拓大 会場非公表 16:00キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=廣瀬璃子