記事
2020年関東女子ラクロス特別大会 女子2部C・Dブロック・日女大戦
12月19日
会場:江戸川区臨海球技場
〇東洋大6ー3日女大
※掲載が遅くなり申し訳ございません。
コロナウイルスの影響により中止となったリーグ戦の代替大会として特別大会が開催された。初戦では一橋大に惜敗したため、今回の日女大戦では勝利を掴みたいところ。雪がちらつく場面もあったが、悪天候をも跳ねのけて6-3と見事勝利し、最終戦を終えた。
第1Qからエンジン全開といった様子で、ボールをキープし続けると早々にAT宮崎(ラ4=富山東)がシュートを決め、まずは一点リード。守備の場面でも積極的にコートを動いていくが、相手も徐々に連携が噛み合いはじめ、2得点を許してしまう。そのまま第1Qを終えると、次の第2Qは我慢の時間となった。第2Q開始直後にシュートが決まったことで試合を振り出しに戻すと、互いに得点のないまま攻防が続く。第1Qの失点からディフェンスにもスイッチが入り、ことごとく相手のシュートを止める。スコアを同点として第2Qを終了した。
第3Qからはシュートがさく裂する。2年生初得点となったMF佐藤(ラ2=所沢西)のシュートをはじめとし、チームは合計3得点を一気に積み上げて相手を引き離す。第4Qも1失点したが、多くのシュートを阻止したうえ、もう1点追加することで勝利を確実とした。
練習や大会が相次いで延期となりイレギュラーな一年だった2020年。決して十分とは言えない時間の中でも一つのチームとして勝利を収めた。試合後、主将の竹辺(ラ4=都立南平)は「これはフィールドに立つ選手だけではなく、応援や配信など部員一人一人が自分の役割を果たした結果だと思ってる。」と話した。
※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
■コメント
・竹辺主将(ラ4=都立南平)
(今日の試合を振り返って)一橋戦の反省を活かし、攻め気を持ったプレーとボールへの執着心にこだわって練習してきた。1、2Qは厳しい場面が続いたが、得意な後半で一気に東洋の流れにし、無事勝利することができた。これはフィールドに立つ選手だけではなく、応援や配信など部員1人1人が自分の役割を果たした結果だと思っている。(4年生として最後の試合について)今年はコロナ禍で例年にはない状況が続きましたが、最後の試合を笑顔で終えることができて素直に嬉しかった。1年間一緒にチームを引っ張ってくれた4年生には本当に感謝の気持ちでいっぱい。この勝利は来年にも繋がる勝利だと思うので、後輩たちにはこの喜びを忘れずに今年を大きく超えるチームを作っていってほしい。
・宮崎(ラ4=富山東)
(今日の試合を振り返って)今シーズン全然勝ててなかったので、本当に勝てて嬉しかった。個人的に絶対点数を決めようと思って臨んだ。点数を決めることができよかった。(4年生として最後の試合について)最後の試合がいつになるかわからなくて、モチベーションが上がらない時もあったが、最後まで頑張って最後良い試合ができてよかった。
・佐藤(ラ2=所沢西)
(試合を振り返って)チームとしては、今までは試合の入りで相手に合わせてしまって自分達のプレーができないことが多く、でも今日は最初からDFもOFも攻め気で自分達の流れに持っていくことができたことが勝ちに繋がったと思う。個人としては、先輩が前半に良い流れを作ってくれたおかげで、相手に恐れず強気な1on1に行くことができ、少しでも勝ちに貢献できたと思う。(4年生との最後の試合について)私にとって初めての公式戦であり同時に四年生との最後の試合で、それぞれ色んな能力を持つ四年生とコートに立てたこと、そんな四年生のおかげで勝ちってこういうことなんだと体感できたことが、これからの私のラクロス人生の糧になるんだろうなと思えるような試合だった。
TEXT=鈴木拓磨