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2015.04.21
サッカー

[サッカー]仙頭ハットトリック!リーグ戦2連勝!

第89回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)

第4節 4月19日(日) 東洋大学朝霞グラウンド

東洋大4-1産能大

<得点者>

12分 仙頭

28分 小島

49分 仙頭

59分 仙頭

 

<警告>

8分 仙頭

83分 遊馬

 

<出場メンバー>

▽GK

沖野泰斗(国4・幕張総合)

▽DF

石坂元気(国4・広島Y)

郡司昌弥(国4・柏U-18)

瀧澤修平(ラ4・東洋大牛久)66分→DF浦上仁騎(国1・大宮Y)

池田稔樹(国4・桐生第一)77分 →DF今井裕基(国4・埼玉栄)

▽MF

小山北斗(国4・帝京)56分 →MF勝野瑛(国1・浦和Y)

小島正之介(ラ4・常総アイデンティU-18)

仙頭啓矢(国3・京都橘)

高橋宏季(国1・FC東京U-18)

▽FW

小山大貴(国4・大宮Y)

遊馬将也(国4・武南)


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ハットトリックを達成した仙頭は3試合連続ゴールとなった
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小島のスピード力は相手への脅威になっている


 前半から試合を支配し、2点リードで折り返した。後半立ち上がりに失点するもその後は反撃を許さない。さらに追加点を奪い、終わってみれば4対1という圧勝劇となった。

  

 前半はリズム良くパスをつないで、相手陣内でボールを保持する時間帯が多かった。まずは5分、右CKのこぼれ球に反応した小島が右サイドの仙頭にパスを出し、それを受けた仙頭がそのままシュートを打つも枠を捉えることができない。その後もボールを支配し続けると12分、オーバーラップしてきた石坂が中央へクロスを上げると、フリーの仙頭が右足でシュートを放ち、先制点を奪う。果敢に攻め続けると18分には、池田からのクロスを受けた高橋がシュートを打つもわずかに外れた。仙頭を中心に厚みのある攻撃を繰り広げると28分には、仙頭からのクロスを小島がヘディングで合わせ、追加点を取る。幾度となく訪れたピンチも、沖野を中心とした守備陣がしっかりと守りきり、前半は2点リードで終える。 


 後半も東洋大のペースでいくと思われた矢先、1分も経たずして失点を喫してしまう。この嫌な流れを断ち切ったのがまたしても仙頭だ。49分、相手陣内でボールを奪った小山大がディフェンスの裏に走り込んだ仙頭にパス。これを冷静に流し込み、再びリードを2点とし、なおも攻撃の手を緩めない。59分に小山大のシュートのこぼれ球に反応した仙頭が落ち着いてシュートを決め、ハットトリックを達成する。足が止まってきた相手に対して守りに入らず、パスを回しながら得点の機会をうかがう。終了間際の88分には途中出場の勝野のスルーパスに抜け出した小山大がシュートを打つも、ゴールとはならなかった。守備では立ち上がりの失点以降決定機を作らせず、集中した守りで最少失点に抑え、2試合連続の大量得点で試合終了となった。

 

 試合前には上位2チームが勝利し、突き放されないためにも負けは許されない試合であった。パスを回して、空いたスペースに人が入り込みサイドと中央を上手く使い分け、攻撃のバリエーションが多く見られた。さらにFWだけでなく、中盤の選手も前線でボールに絡んでおり、どこからでもゴールを奪えるチームになりつつある。4試合を終えて14得点という爆発力のある攻撃陣には今後も期待だ。


■コメント

・古川監督

(今日の試合を振り返って)過密日程の中で相手は水曜の試合が雨で流れて、コンディション面ではむこうの方に分がある状況だった。その中でも相手よりも走って戦うことを意識して臨んだ試合だった。ここ2試合は立ち上がりで失点する試合が続いていたが、しっかり先制点、さらに追加点も取れて前半の入りが良かった。(ハーフタイムの指示)ちょっとしたワンプレーがきっかけで逆転される試合がプロの試合でもあるので、そういった隙やきっかけを与えないことが大事だということを話した。(4試合で14得点の攻撃陣について)毎試合失点はしているが、最少失点で抑えているので、そういった守備の安定感が攻撃に良いリズムを生んでいると思う。また、リーグ戦の日程を見ると去年の下位のチームとの対戦が多いので、今節や前節の大量得点を過信せずに1試合1試合戦いたい。(次節に向けて)まずは試合間隔が短い中での連戦を終えたので、しっかりと回復して、次の日大戦に向けて、確実に勝ち点3を取りにいきたい。勝っている中でも失点をしているのは課題なのでそこを修正していきたい。


・石坂元気(国4・広島Y)

中3日の日程の中で産能大は前節中止になっていて自分たちよりフレッシュな状況だったので、守から攻への切り替えを早くしてショートカウンターを狙って先制点を取ろうという意識で入りました。(先制点とれたが)入り方が自分たちの課題だったが、前節から修正して先制点を取れたことはチームの勢いにもつながる。(2試合連続での大量得点だが)1部から落ちてきたようなチームにどれだけ東洋のサッカーをできるかだと思うので、大量得点を取れることは良いことだがそこに過信や考えを持って臨むとたぶん勝てる試合も勝てなくなると思う。東洋のサッカーはまだまだこれからだと思う。もっと良い風に行くと思う。(次節に向けて)ここ2試合と大量得点ができているので、得点の部分ではこれを継続して守備の部分ではやっぱり無失点を目指して、来週もしっかり勝てるように頑張りたい。


・小島正之介(ラ4・常総アイデンティU-18)

今節は下位のチーム相手が、後半は上位の対戦相手が多い。だから勝ち点を落とさないようにしっかりと勝ち切ることが必要だと思った。勝ち切れてよかった。(ゴールを振り返って)今節は試合に入る前から絶対に点を取ろうと決めていた。啓矢(仙頭)がいいボールを上げてくれて当てるだけだった。点が入って良かった。(次節に向けて)ここ3連戦で連勝することができたが、勝利を続けていかないと昇格は見えてこない。この勝ちを無駄にしないように引き続き勝ち点3を目指して頑張っていきたい。


・瀧澤修平(ラ4・東洋大牛久)

毎試合ここのところ失点していたので無失点で行こうと話していたがまた失点してしまったので改善していかなきゃいけないと思う。(DFラインの関係は)東学大戦後に洸平君(勝野コーチ)からセットプレーなどで隙があると言われていたので、もう一度しっかりやろうとチーム全体でなっていたのでそういった意味では慎重にやっていると思う。(ご自身の調子は)納得いくプレーはできていない。失点しないで終えることは大事だが、さらに攻撃面でも貢献していきたい。守備はできて当たり前なので、攻撃面でいかに貢献できるか、そこを意識してやりたい。(次節に向けて)攻撃陣がしっかり得点を取ってくれるので、まず後ろはゼロで終えて、しっかり完封して勝ちたいと思う。


・仙頭啓矢(国3・京都橘)

先制できたのは良かったが、後半の入りの部分でやられた。そのような部分はもっと詰めていかないと、より厳しい相手にやられてしまう。(3試合連続得点だが)前線の選手として点を取っていかなければいけないと思う。点をしっかり取れる選手になっていきたい。(ポジショニングについて)前半は相手が前から来ていたというのもあり、中央でボールを受けようと思っていた。後半は競る場面も多く、そのセカンドボールを追いかけることに徹した。(今季ここまで)今日ももっと決められる場面があった。そのような細かい部分にもっとこだわっていきたい。自分の目標としては2桁ゴール2桁アシストというものがあるので、そのためにもしっかり得点を取れるときには取って、他の選手が決められそうなときにはパス。チームが勝つことが一番なので、その中で自分の結果にもこだわっていけるようにしたい。(次に向けて)どの試合でも簡単ではない。昇格するためには勝ち点3が必要になってくると思う。今日の失点の場面も反省して、次に生かして勝ち点3を取りたい。


TEXT=豊川拳大 PHOTO=村田真奈美、當麻彰紘


[次節試合予定]
第89回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)
第5節 4月26日(日) 対日大 東洋大朝霞グラウンドにて 13:50Kick off