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2015.04.21
アーチェリー

[アーチェリー・女子]チーム新記録でリーグ戦3勝目

2015年度関東学生アーチェリー女子リーグ戦 2部

4月19日(日)武蔵大Aレンジ


女子 第4戦


東洋大2438-2327専大(上位4名の合計)

(柳:629、奥冨:617、島田:606、徳江:586)



個人成績

     50m  30m  TOTAL

1柳   294   335   629

2君島  234  308   542

3徳江  264  322   586

4遠藤  219  305   524

5平山  191  278   469

6岸    217    269   486

7奥冨  290  327   617

8島田  282  324   606

※各距離60点×6エンド


50m距離賞者(294)、トータル最高得点者(629):柳



柳写真

柳は629点と素晴らしい射を見せた


奥冨写真

自己新でチームの勝利に貢献した奥冨


 チーム新記録の2438点で専大を終始、寄せ付けずリーグ戦3勝目を挙げた。1部との入れ替え戦に進出に望みをつないだ。


 成蹊大に50点差で負け、リーグ戦初黒星を喫してから1週間。迎えた第4戦。1部との入れ替え戦進出にはもう1つも落とせない。試合前、女子唯一の4年生・柳(社4・拓大一)は他の部員に「苦しくても、何とか我慢して欲しい」と話した。先週の試合で明らかにチーム全体が崩れたエンドがあった。すべてのエンドで高得点を出すのは難しいが、それ以外のエンドで大きく得点を落すのではなく、50mなら40点~44点(50mの場合45点以上が高得点)、30mなら50点~54点で(30mの場合55点以上が高得点)そこを何とか我慢することで、チームの得点を下げないということだ。メンタル面の部分が非常に重要となってくる。柳は30mの最後のエンドを除きすべてのエンドで高得点を叩き出し、自らチームを引っ張る。それに続き奥冨(ラ3・聖望学園)は自己新となる617点を記録。3番手の島田(ラ3・南陵)も606点と600を超える高得点をマーク。前半60点差で折り返したが、後半さらにリードを広げ111点差をつけチーム新記録の2438点でリーグ戦3勝目を飾った。600アップが3人でチーム新記録を出し、来週に控える最終戦に弾みをつけた。



■コメント

・石子監督

コンディションという部分は全く問題なく、あとは各選手の実力がどのぐらいでるかが勝負だった。雰囲気もいつも通り元気で終始いい感じで試合を運べた。持っている実力以上を出せた選手、思うような射ができなかった選手がいた中でこうして勝ちをもらえたことはチームにとってとても大きい。しっかり今日見えた課題を個々で修正し最終戦に備えて欲しい。


・柳(社4・拓大一)

試合の前に他の選手たちには「苦しくても、ここぞという時は我慢して踏ん張ってくれ」と話して、今日得点を出してくれた子は本当にそれに応えてくれた。2400点を出すのが目標だったのでリーグ戦で達成できたのはとても嬉しい。個人的には2試合連続600アップができて満足している。プレッシャーもあった中で、周りの子や応援の人たちに支えられた部分が大きかった。50mで点数を出した子が多く、雰囲気も良かったが30m後半で元気がなくなったところがあったのでそのあたりを修正していきたい。チーム一丸となって調整して、また来週も2400アップを目指してやっていきたい。



・奥冨(ラ3・聖望学園)

先週、成蹊大に負けてしまってチームとして意気込んだ試合だったので勝ちをもらえて素直に嬉しい。今までのチーム新を大幅に更新できてよかった。個人的にも617点の自己新でよかった。前半の50mがよくて、30mは少し緊張してしまった。だが、苦しい場面でも何とか耐える我慢できたのがこの結果につながったと思う。最終戦となるが、いつも通りにあまり考え過ぎず自分の射をして頑張っていきたい。



TEXT/PHOTO=小賀坂龍馬