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(4日目・予選)
◆女子200mバタフライ
2組
5着 何澤 2'12"83
→全体14位で準決勝進出
3組
5着 竹村 2'13"80
◆男子200m平泳ぎ
4組
3着 花車 2'11"52
→全体7位で準決勝進出
(4日目・決勝)
◆女子200m自由形
2位 白井 1'58"37
◆男子200mバタフライ
7位 阪本 1'57"70
(4日目・準決勝)
◆女子200mバタフライ
1組
7着 何澤 2'12"37
◆男子200m平泳ぎ
2組
4着 花車 2'09"85
→全体6位で決勝進出
準決勝でも好タイムを記録した花車
何澤にとって日本選手権は意義のある大会になった
(写真提供:日本水泳連盟)
※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
第97回日本選手権水泳競技大会(以下、日本選手権)4日目は、女子200mバタフライに出場した何澤(国2=京都外大西)が準決勝進出。男子200m平泳ぎに出場した花車(文4=丸亀)が本日の決勝進出を果たした。また、東京五輪出場の期待がかかっていた白井(国4=宝塚東)は僅かに派遣標準記録に届かず、女子200m自由形での五輪代表権を逃した。
女子200mバタフライに挑んだ何澤は、予選で持ち前のタフさを発揮し、安定したペースでの泳ぎを披露。数時間後に行われた準決勝では、怪我の影響もあり、タイムを上げきれず。決勝進出とはならなかったものの、今後の課題を見つけるレースになった。「今の自分の最高を出せた」と何澤は日本選手権を振り返り、早くも次戦へ目を向けた。自身の課題を見つめ直し、躍進を遂げる何澤の急成長が楽しみだ。
男子200m平泳ぎ準決勝に進出したのは花車。予選のレースでは、常にトップを追いかける姿勢を維持した。「目標の2分9秒台が出てホッとした」と肩を撫で下ろした準決勝では予選より2秒タイムを上げ、本日の決勝への挑戦権を獲得。決勝でも軽快な泳ぎを見せる花車に注目だ。
また、女子200m自由形決勝には実力者・白井が出場。白井は前半から好調な滑り出しだったが、後半踏ん張ることができず、無念の2位でフィニッシュ。派遣標準記録の突破は叶わなかった。残された種目は、女子100m自由形と200m背泳ぎだ。ここで必ず代表権を掴みにいく白井から一瞬たりとも目が離せない。
◼︎コメント
・何澤(国2=京都外大西)
(今日のレース振り返って)1か月前に怪我を起こしてしまい、全然練習が積めていなかったのが不安要素ではあったが、そんなことを言い訳にしたくないし、先輩が作ってくれた良い流れに乗りたいと思っていたので、お陰様で今の自分の最高を出せたと思う。(予選、準決勝で意識したこと)練習ができていないとはいえ感覚は物凄く良かったので、予選も準決勝も2.2.11秒台を目指して、隣には絶対勝つという気持ちで泳いだ。(どんなイメージで泳いだか)ラスト15メートル動かないところで粘ること。そこで順位が変わると思っている。(今後の課題、目標)今回、怪我をしてでも12秒台でこれたので、ベストコンディションで泳げば10秒台、9秒台が出せるなと感じた。課題である後半もキックが入って粘れるように、きついところで良い泳ぎをする練習をこれから積んでいきたい。
・花車(文4=丸亀)
(今日のレース振り返って)目標としていた2分09秒台が出たので、まずホッとしている。周りレベルが高くて少し緊張したが、それでも自分のベストな泳ぎができて良かったと思う。(予選、準決勝で意識したこと)予選は、準決勝に進出することを意識して泳いだ。隣が日本記録保持者の渡辺一平さんだったので、上手くついていった。準決勝は、目標とするタイムを狙いにいった。9秒台で泳げば決勝には確実に残れると思ったので、最後は必死だった。(決勝に向けて)少しでもタイムと順位が上げられるように頑張っていきたい。
TEXT=浅野琴美