記事
第97回日本選手権水泳競技大会競泳競技
4月3日(土)〜4月10日(土)東京アクアティクスセンター
(5日目・予選)
◆女子100m自由形
1組
1着 酒井 55’’27
→全体3位で準決勝進出
5着 山本 56’’58
3組
2着 白井 55’’32
→全体4位で準決勝進出
◆女子200m平泳ぎ
1組
5着 池田 2’31’’79
3組
2着 今井 2’28’’46
→全体12位で準決勝進出
◆男子200m個人メドレー
3組
3着 宝田 2’00’’94
→全体12位で準決勝進出
(5日目・決勝)
◆男子200m平泳ぎ
6位 花車 2’10’’38
(5日目・準決勝)
◆女子100m自由形
1組
3着 白井 54’’90
→全体5位で決勝進出
2組
2着 酒井 54’’87
→全体4位で決勝進出
◆女子200m平泳ぎ
1組
6着 今井 2’28’’52
◆男子200m個人メドレー
1組
5着 宝田 2’00’’98
準決勝で前を追う今井
(写真提供:日本水泳連盟)
※掲載が遅くなり、大変申し訳ございません。
大会5日目となる第97回日本選手権水泳競技大会(以下、日本選手権)は、男子200m平泳ぎで花車(文4=丸亀)が決勝に出場し、6位入賞。また女子100m自由形準決勝では白井(国4=宝塚東)、酒井(法2=武南)が健闘し、見事本日の決勝進出を決めた。
男子200m平泳ぎ決勝、一昨日行われた同種目準決勝にて自己ベストをマークした花車が姿を現す。「少しでもタイムと順位が上げられるように頑張っていきたい」その言葉通り前半から果敢に攻めるも、後半今一歩伸びず。一昨日のレースからタイムは落としてしまったものの、「疲労もある中で3本レースができたことは良い経験になったと思う」と結果を前向きに受け止め収穫を語った。また今大会ラストレースとなる男子50m平泳ぎに対しては、「思い切ったレースをしたい」と早くも次戦への意気込みを語る。
女子200m自由形準決勝には白井、酒井の2名が出場。白井は前半を3位で折り返すと、後半少しずつあげていき順位を落とすことなくフィニッシュ。「2レースとも予定通りなので安心している」と語る白井は、全体5位で明日の決勝進出を決めた。また「思った通りに泳げた」と今日のレースを振り返る酒井は、好スタートを切ると前半をトップで折り返す。勢いそのままに安定した泳ぎを披露し、全体4位で今日の決勝へと駒を進めた。
今井(法3=豊川)は女子200m準決勝に出場。「今できる全てのことをしようと思う」と語った今井は懸命に前を追うも、決勝進出には至らず。開幕以降決勝への出場を重ねてきた今井が、ここにきて無念の準決勝敗退を喫した。予選で自己ベストを更新した宝田は男子200m個人メドレー準決勝へ。前半から積極的な泳ぎで入りの50mを3位で通過すると、5着でフィニッシュ。決勝進出には手が届かなかったものの、予選のタイムに近い泳ぎを見せた。
ここまで白井、酒井は五輪内定をあと一歩のところで逃している。今日の女子200m決勝へ向けて「何が何でも全力で掴み取るレースをする」と白井。酒井も「なにがなんでも代表権を取りに行く」と宣言し、両者ともに出場権獲得への闘志を燃やす。念願の内定を勝ち取れるか。背水の陣で臨む2人のレースに期待がかかる。
◼︎コメント
・花車(文4=丸亀)
(決勝を振り返って)タイムを落としてしまったが、疲労もある中で3本レースができたことは良い経験になったと思う。3本目で勝負ができてこそ一流だと思うので、予選などでもっと余裕が持てるほどの実力をつけたいと感じた。(タイムは)狙っていたのは昨日の準決勝より速いタイムで、それには及ばなかったが悪くないタイムかなと思う。次に狙える機会で、また2分08秒台を狙って泳ぎたいと思う。(50m平泳ぎに向けて)あまり得意ではないが、スピードもついていると思うので、思い切ったレースをしたい。今大会ラストレースなので、楽しみたいとも思う。
・白井(国4=宝塚東)
(今日のレースを振り返って)悔しいレースから気持ちの切り替えをちゃんとしようと思ったレースだった。2レースとも予定通りなので安心している。(どんなレース展開をイメージしていたか)今日の2レースは落ち着いたレースをしようと思っていて、順位もタイムもあまりこだわっていなかった。(決勝に向けて)何が何でも全力で掴み取るレースをする。
・酒井(法2=武南)
(今日のレースを振り返って)思った通りに泳げた。(レース中に意識していたこと)軸をずらさないように意識した。(明日の決勝に向けて)なにがなんでも代表権を取りに行く。
TEXT=松本考史