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新年度が始まり、今年もスポーツ東洋は新体制。最上級生となる3年生が4名となるハプニングに見舞われるも、先代の知恵と心強い2年生が支えとなり無事にスタートを切った。
対面活動禁止。2年目に突入するその要請は、部員の頭を悩ませる。2020年春から報知新聞社での紙面作成はおろか取材さえままならず、媒体としての存続意義が問われた。試合が再開しライブ配信されると、液晶越しに東洋大を見守った。ウィズコロナの新しい取材を、手探りで開拓する。通常ならば対話をボイスレコーダーに収め文字起こしをするインタビューも、現在は各マネージャーを通じて記録する。コメントをまとめる大変さがわかるからこそ、協力してくれる方への感謝は大きい。
部員と一度も顔を合わせることなく終わってしまった昨年度。今スポトウが乗り越えるべき課題は「次世代への引き継ぎ」だ。対面活動を経験している唯一の世代が引退となるこの1年。まだ会ったことのない後輩世代に受け継がれてきた伝統を繋いでいかなければならない。このピンチを逆手に新しい風を起こせるのか、スポーツ東洋の今後に注目したい。
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ご無沙汰しております。3年生の水越です。いよいよ新年度が始まりましたね。今年も様々なチームの新体制を取材させていただいております。今回は、発信している側を知っていただければと思い、このコラムを利用してスポトウについての記事を書いてみました。
これまで2年間活動してきて、そしてコロナ禍を経験して、たくさんの方への感謝があります。その中でも特別伝える機会が少なく、でも力強く支えてくれているのは部員だと感じました。特に同期の3人がいなかったら、スポトウは継続できていません。大学以外にスクールに通い忙しい中でも毎日記事を更新してくれている部員や、非対面により白山の家を解約して沖縄に戻ったにも関わらず退部せずに部に尽力し続けてくれている部員。そして、積極的にオンラインミーティングで部内の音頭を取ってくれる編集長。新歓から、野球のスコア表の書き方講座まで、彼女のおかげでオンラインで可能なことはやり尽くしたのではないかと思います。
本当に微力ではありますが、後輩を合わせたこのメンバーで1年間どこまでできるかが不安でもあり、楽しみです。
今年度もスポーツ東洋はオンライン取材での活動をスタートしています。
体育会運動部様には対面時以上にお手を煩わせてしまい、心苦しい気持ちでいっぱいです。お忙しいなか快くご対応いただき、本当にありがとうございます。
どうぞ、今年も東洋大学スポーツ新聞編集部をよろしくお願い致します。