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2021.04.14
射撃

[射撃]4選手対談インタビュー・前編〜愛着がわく、銃へのこだわり〜

 ライフル射撃はライフル銃またはピストルで標的の中心を狙い得点を競う競技。そんな競技に向かう岡田拓磨主将(社4=栄北)、永井良明選手(法3=栄北)、喜納夕莉選手(法3=星槎国際)、平野翔大選手(法2=栄北)にお話を伺いました。射撃の魅力が詰まったインタビューを2日間にわたってお届けします。(取材日・3月31日、聞き手=小林夏実)


(写真提供:東洋大学射撃部)


(岡田→岡、永井→永、喜納→喜、平野→平)


――射撃を始めたきっかけは何ですか

岡:もともとシューティング系のゲームをやっていて、それで中学生の時に高校の紹介パンフレットで珍しい部活で射撃っていうのがあって。これやってみたいと思って始めました。


――栄北高校は射撃が強いのでしょうか

岡:そうですね。射撃をするために高校を選びました。

永:僕はもともとテニスをしていて中学の時の先輩が射撃部ではなかったんですが栄北高校に行っていたので栄北高校を調べて。その時に珍しい部活で射撃があるっていうのを知って文化祭にお邪魔したりして、面白そうだなと思ってほんとにそれだけで始めました。

喜:自分はお祭りで体験射撃をしていて結構当たったので、これならいけるんじゃね!と思って始めました。

平:自分は家の近くの学校を調べていた時に射撃部が栄北高校にあると知って、撃っている姿などパンフレットで見たときにかっこいいなと思って射撃やるために栄北に行って、それで始めました。  


――珍しい競技で環境的には難しいのかと思いますが

永:銃を撃つ場所が限られているので、野球のキャッチボールやテニスで少しボール打ったりというふうにだったら公園でもできると思うんですけどそうはできないので 。射撃だとそれ専用の施設に行かなくてはいけないです。今は川口に射撃場が新しくできたので近いところにあるんですけど、他の競技に比べたら整っていない部分があるので難しいのかなと自分は思います。

岡:ほんとに撃てるところはほとんどが山の中なので練習はしづらいですね。


――エアピストルとエアライフル、お1人でどちらの種目もされるんですか

永:やろうと思えばやれなくはないんですけど、日本ってやっぱり銃刀法が厳しい部分もあって1つの銃につき1人しか撃てないというのが決まっているんです。例えば自分は今エアピストルしか持ってないんですけど今急にエアライフルやりたいってなったらやれないですね。

――所持するのに色々必要ということですね

永:そうですね。警察の講習やら申請やらですごい時間かかっちゃうんで、今すぐにはできないですね。


――みなさんはどちらをされていますか

岡:自分はライフル種目ですね。

永:永井はエアピストルだけでやってます。

平:自分はエアピストルだけです。

喜:自分はライフルです。


――自分の道具を持っていらっしゃるんですか

永:はい、各々がそれ専用のものを持っています。


――なにか道具にこだわりなどはありますか 

永:岡田先輩とかめっちゃこだわってるじゃないですか!

岡:いや、こだわりないんだよねあんまり(笑)

永:ジャケットとか!

岡:あんまりやってないんですけど、今考えているのが水色で上手い人が少ないので、全部水色で統一して自分のイメージカラーにしてしまおうかなっていうのは考えてますね。水色といえばこの人みたいな。


――ご自身ででカスタマイズできるんですか

岡:結構売っているもので「こういうのできるよ」っていうのが多いのでそれで統一していくって感じですかね。

永:射撃ってライフルだったらそれ専用のジャケット上下を着たりとか自分の銃持ったりとかするんです。そのジャケットも一人一人オーダーメイドで袖の色を黒とか、上半身赤でいこうとか自分で色を選べるので色にこだわりを持っている人は多いかなと思います。


――永井選手のこだわりは

永:ピストルってライフルに比べたらすごいパーツとか装備も少なくて、ライフルからも「お前なんでそんなに荷物少ないんだよ」って恨まれるんですけど。高校時代はライフルもちょっと撃ってたんですけど、その銃に名前をつけてました。愛着わくので。

――歴代の銃のお名前は

歴代は自分2丁撃ってたんですけど1つは「マイケル」で、もう1つは「ジャクソン」でした。


――ほかのみなさんも名前をつけたりしますか

平:いや、あまりそういうのは聞かないですね。

喜:でも、銃に名前つける人は結構いる。

岡:わりと聞く!


――平野選手はいかがですか

平:ピストルはほんとに永井先輩も仰っていたようにいじれるところが少ないんですけど、最近銃を変えたばっかりで握るところのグリップを自分の体にフィットするように削ったりしてます。

――グリップは木でできているんですか

平:一応木の素材でできているので、大きくもなく小さくもなく自分に合ったような感じで握れるように削ったりしてます。やすりとかで調整しながら。


――喜納選手のこだわりはありますか

喜:やっぱり色とかがやりやすいので自分も結構赤で統一してますね。スタンドとかシリンダーとかコートとかですかね。後は撃ちやすいセッティングとかがあるくらいです。


インタビューの続きは明日掲載になります。お楽しみに!


◇プロフィール◇

岡田拓磨(おかだ・たくま)

生年月日/1999・11・12

出身/埼玉県

趣味/ゲーム(今はやりのエイペックスレジェンズ)


永井良明(ながい・よしあき)

生年月日/2001・2・12

出身/埼玉県

趣味/友達とご飯に行く


喜納夕莉(きな・ゆうり)

生年月日/2000・11・2

出身/沖縄県

趣味/YouTube鑑賞


平野翔大(ひらの・しょうた)

生年月日/2001・7・29

出身/埼玉県

趣味/サイクリング(ディズニーの河川敷がおすすめのコース)