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関東大学リーグSEVENS2015トーナメントAブロック
4月26日(日) 拓大グラウンド
▼1回戦
東洋大12{5-14、7-19}33中大〇
▼Consolation1回戦
〇東洋大26{14-10、12-14}24白鷗大
2回戦
東洋大5{5-28、0-19}47流経大〇
決勝点となるトライを決めた1年・菊池
清原は貫禄のプレーを見せた
7人制で行われたこの試合は序盤からのリードを保ったまま、終盤、白鷗大の追い上げを何とか振り切り勝利した。
普段はなかなかプレーの機会がない7人制での試合。通常は15人で戦うのがラグビー。プレー時間は前後半40分ずつで行うところを、7分ずつに短縮。コートの広さは15人制と変わらない。その上、人数が半分以下。一つのミス、雑なプレーが命取りになることも多い。
その中でチームを勢いづけたのはSO清原(ラ4・荒尾)だった。彼は昨年10月、セブンズ日本代表候補に選出された。試合開始から積極的に敵陣へと攻めていく。相手ディフェンスをうまくかわし一気に駆け上がり先制。後半にも左サイドから余裕のトライ。2トライと存在感を見せた。幸先のいいスタートだったが、WTB菊池(総1・国学院栃木)が「一人一人のタックルの精度が上がっていない」と話すように、タックルで失点を防げる場面も多かった。結局、14-10と追い上げられたまま前半を終える。後半は、6分に相手スクラムからボールを奪うと、そのまま菊池が右サイドに走り込み点差を広げた。「全然自分のプレーが通用しなかった」と控えめに話すも、このトライが最終的には決勝点となった。
前後半ともに終盤になると隙が多くなって、ハーフライン付近から単独走を許す場面が目立った。1試合を戦い抜く体力も必要だが、昨秋にも選手たちから聞こえた「集中力を切らさず戦うこと」が最重要課題だ。
■コメント
・清原(ラ4・荒尾)
7人制の練習はしていなかった。1部の上位校の流経大や中大と試合できたことはいい経験になった。通用したところと、そうでないところが見えた試合だった。15人制のほうにも生かしていきたい。今日はみんなで試合を楽しもうということだったので楽しめたので良かった。
・菊池(総1・国学院栃木)
大学のセブンズを初めてやらせてもらって、先輩達といい雰囲気でプレーできた。先輩たちの足を引っ張らないように一生懸命やった結果がトライに結びついたので良かった。(失点は)まだ一人一人のタックルの精度が上がっていないのでそこが課題だと思う。(試合の中で)全然自分のプレーが通用しなかったので、一からトレーニングし直したい。(次に向けて)上のチームの試合に出られるように頑張りたい。
TEXT=菅野晋太郎 PHOTO=千野翔汰郎、小賀坂龍馬