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2015年度関東学生アーチェリー女子リーグ戦 2部
4月26日(日)帝京大Aレンジ
女子 第5戦
東洋大2416-2469上智大(上位4名の合計)
(島田:611、奥冨:607、佐藤:600、徳江:598)
個人成績
50m 30m TOTAL
1柳 257 310 567
2君島 250 309 559
3佐藤 275 325 600
4徳江 277 321 598
5平山 226 293 519
6遠藤 255 301 556
7奥冨 275 332 607
8島田 278 333 611
※各距離60点×6エンド
30m距離賞者(333):島田
島田は来季の1部復帰を誓った
自己新の600点を記録し笑顔を見せる佐藤
上智大に競り負けリーグ戦3勝2敗で入れ替え戦進出ならず、2部残留が決定した。
先週、2438点のチーム新でリーグ戦3勝目を挙げ、その勢いで今試合も勝ち入れ替え戦進出を決めたい。迎えた最終戦。レンジが住宅街にあるため騒音対策として無声応援が強いられた。柳(社4・拓大一)、以外は無声応援を経験したことがないため、立ち上がりペースをつかめるかがポイントとなった。しかし、島田(ラ3・南陵)は「不安な部分はあったが、東洋らしい射ができた」と語り、まずまずの立ち上がりを見せ、流れに乗ることに成功。奥富(ラ3・聖望学園)や佐藤(法2・柏中央)を中心に得点を重ね上智大に食らいついていく。前半の50m終了時点で点差は61点。チーム新記録を出した先週の得点を考えれば、まだまだ逆転可能な点差だ。30m1エンドでいきなり佐藤が57点を記録しチームは盛り上がる。それに続き、島田も55点以上を連発する。2416点でリーグ戦、先週に次いで2番目の得点だったが、上智大に一歩届かず、3勝2敗で1部との入れ替え戦にはいけず、2部残留となった。
試合後、柳は「1部には昇格はできなかったが、すべて出し切った」と語り、リーグ戦を総括した。柳が1年の時にチームは1部昇格、そして、昨年2部に降格。この二つの悲しみと喜びを知っているのは彼女だけだ。唯一の4年生の女子部員、最後までチームのことを考え引っ張って来た。その姿を見て、他の部員は口をそろえ、「来年、柳さんに1部昇格を届けたい」という。そんな柳のためにもチーム一丸となって、来年、1部昇格を。3年ぶりの復帰を目指す。
■コメント
・柳(社4・拓大一)
相手は実力のある上智大だったが、2400アップもマークできて東洋らしい射はできた。個人的にはこの点数は悔しい。でもリーグ戦を通じ特に先週、自己新を出せたりしたのでやり切った。実力的には入れ替え戦に行って、1部に上がれるものはあったが、私たち以上に力をつけている大学があった。それだけ1部は高いレベルということがわかった。(後輩に向けて)最後まで悔いのないように諦めずにやって1部を目指して欲しい。
・島田(ラ3・南陵)
無声応援を今まで経験したのが柳先輩だけだったので少し不安だった。でも東洋のペースで射をできたので良かった。チーム的には2400点が出たのは大きい。決して悪い負けではなかった。50mが悔しかったので、30mで何とかして挽回しようと思った。途中からは自分のペースで射ができて30mで距離賞を取れたのは嬉しかった。入れ替え戦にはいけなかったが、このリーグ戦通じて成長できた。2ヶ月前に比べたら得点もかなり伸びたのでそこは満足している。来年は絶対勝って、柳先輩に1部昇格を届けたい。
・佐藤(法2・柏中央)
無声応援の不安はあったがチーム一丸となって東洋らしい射ができた。個人的には600点の自己新が出て本当に嬉しい。楽しく射することを心掛けた。チームとしては入れ替え戦にいけなかったのは悔しいが、これをバネにして来年必ず1部に上がりたい。
TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=小賀坂龍馬、吉川実里