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2021.05.01
サッカー

[男子サッカー]またもや快勝! 立大に3-0完封勝利

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第4節

4月27日(火)会場非公表


東洋大3-0立大

<得点者>(アシスト)

4分 横山(室井)

26分 山下

79分 高柳(伊藤)


〈出場メンバー〉

▽GK青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

田頭亮太(国2=東福岡)

中村勇太(国4=鹿島Y)

神山京右(国4=横浜FC・Y)

大森大地(国4=帝京大可児)→高橋亮(国3=FC東京U-18)


▽MF 

横山塁(国4=FC東京U‐18)

山下勇希(国4=昌平)→本間洋平(国2=札幌U-18)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)→平川孟人(国4=市立船橋)

梅津凌岳(国4=京都橘)


▽FW 

前田泰良(国3=鹿島Y)→高柳郁弥(国3=大宮Y)

室井彗佑(国3=前橋育英)→伊藤恵亮(国3=矢板中央)


先制点に思わずガッツポーズを決める横山


追加点に湧く東洋大 


後半得点を決めた高柳

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)




 第95回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)4節目、ここまで無失点できた東洋大は立大との一戦。開始早々先制点を奪うと、勢いそのまま前半にもう一点をもぎ取る。後半も積極的に攻め続け追加点を得た東洋大は、3-0とその強さを見せつけた。


 キックオフからわずか4分、いきなり試合が動き出す。山下が中央から蹴り出したボールに室井が素早く反応。絶妙なスルーパスで横山につなぐと相手D Fをかわしてそのままシュートへ。見事ゴールラインを割り、幸先良い先制点となった。その後C Kのチャンスを立て続けに獲得するが、あと一歩ゴールまで及ばず。しかし26分、横山がコーナーから蹴り上げたボールは一度相手G Kに弾かれるも、山下がこぼれ球を拾いゴールへと押し込む。高めの弾道は相手守備陣を突破するとそのままゴールネットを揺らし、嬉しい追加点に。相手ゴールまで迫るシーンが何度かありつつも、さらなる得点は奪えず2−0で前半を折り返す。


 後半が始まるとすぐにチャンスが訪れる。ゴール前で相手DFからボールを奪いシュートまでつなげるも、ここはゴール横をそれる。間もなく室井がペナルティエリア前からグラウンダー性のシュートを放つがポストに直撃。何度となく惜しい場面が連発するが、中々得点まで至らない状況が続く。しかし79分、ここでチャンスが実を結ぶ。相手エリアでボールを受けた高柳と伊藤が流れるような連携プレーで守備をかわすと、そのまま高柳がシュート。ボールはまっすぐゴールへと吸い込まれ、ようやく得点へとつながった。その後も集中を切らすことなく戦い抜き、試合終了のホイッスル。東洋大は4試合連続無失点でゲームを終え、ここで中大を抜いて2部1位に躍り出た。


 試合後、井上監督は無失点で終えられた今節を前向きに振り返る一方、緊急事態宣言発令に伴って活動停止となった学芸大との一戦が延期となってしまったことに関しては、「大学によっては活動停止というところが出てきても致し方ない」「こればっかりは我々のところでどうこうできることではない」と語った。コロナ禍という異質な環境の中でのリーグ戦。少しでも状況が改善され、選手たちが安心してプレーできる日が来ることを願うばかりだ。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。




◼︎コメント

・井上監督

前節から中2日でのゲームだったので、少しコンディションがどうかなという危惧はあったが、選手たちは勢力的にプレーできていたし、ゲームの入りのところからも非常にいい形でゲームに入れたのではないかなと思う。前半早い時間帯に得点を取れたことで、また前半風下だったが、ある程度の試合をコントロールしながら進めることができた。後半は追加点が取れたことは非常によかったが、それ以外にもうあと2点3点決定的な場面があったので、そこは少し修正を、また改善を加えなければいけないと思うが、また失点しないで試合を終えたことが非常によかったとポジティブに捉えている。(学芸大との試合は延期となったが)この緊急事態宣言の中で、我々はありがたいことに大学の方から活動を継続していいという許可をいただけている。ただやはり大学によっては活動停止というところが出てきても致し方ないのかなという、こればっかりは我々のところでどうこうできることではないので。今回は学芸さんだったが、我々にも起きることだし、そこは連盟の中でも共通理解を持ってやりましょうということなので。3連戦の最終節が延期になって少しリズムは変わるが、そこはいい方向に捉えて、次の試合まで約2週間あるのでいい準備をしたい。(次節へ向けて)一節一節試合をこなしていくごとに、自分たちの特徴は少しずつ出せてはきてると思うが、毎回やはり相手が違うので、どの相手に対して自分たちの良いところが出せるかどうかというところは、これからのチャレンジになるかと思う。また今日もそうだったが、得点力アップというのは今年の大きな課題。得点を取れるチャンスに確実に決め切るというところをもう少し修正を加えるトレーニングはしたい。


・山下(国4=昌平)

立ち上がり自分たちが思うようには入れなかったと思うが、相手のペースもありながら、自分たちが決めるところは決められたことで、優位に試合を進めることができた。そういう点へのこだわりっていうところは課題でもあるので、そういうところが少しずつ改善されていい形になってきているのかなと感じた。(得点について)今年数字っていう部分にもすごくこだわっていたので、やっと4節目にして取れたところで少し安心というか、次にも取れるようにいい準備をしていきたい。(中2日での試合となったがコンディションは)コンディション的には少しきつい部分もあったが、中2日でいい準備をして、勝ち点3を必ず取るっていうところをチーム全体で意識できていたので、そこはよかった。個人的には結構早いタイムで怪我してしまって交代せざるをえなかったので、そういったところは今シーズンの課題でもあると思う。もっと自分と向き合って、チームを助けられるような選手になれるように頑張っていきたい。(次節へ向けて)チーム全体の課題として、点の部分っていうところがもっと求められていると思うので、そういったところは重視して練習からトレーニングしていきたい。今4節終えて無失点で終えることができているので、そういったところは自分たちのいい部分だと思う。そこは継続してまた次節も勝ち点3を拾えるようにやっていきたい。


・高柳(国3=大宮Y)

負けなしの状態で4節ということで、連戦だったが今節も無失点で勝ち切ることができてよかった。(得点について)途中からの出場だったし、前線での起用だったので、2−0の状態からもう1点決めてチームを楽にしたいなという思いがあった。そういう状況でゴールを決めることができて、本当によかったと思う。(ピッチのコンディションは)すごい天気も良くて、ピッチコンディションもよかったので、いい環境でやらせてもらえて本当にありがたいなと思う。(次節へ向けて)次節までは学芸さんが活動停止ということでだいぶ空いてしまうので、いい準備をして、また無失点で勝利して連勝していけるようにチーム全体で頑張っていきたい。



[次節試合予定]

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第6節

5月15日(土) vs日大 埼玉スタジアム2002第2グラウンド 11:30キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。

※5月1日に予定されていた学芸大との試合は延期となりました。(日時未定)



TEXT=松本考史