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2021.05.12
アイススケート

[アイスホッケー]接戦を制し、優勝候補中大を5対4で撃破!

2021秩父宮杯第68回関東大学アイスホッケー選手権大会

5月2日(日) 東伏見ダイドーリンコアイスアリーナ

〇東洋大5―4中大




[ゴール(アシスト)]

02:30武部太(中島)

37:41武部太

48:18前田(佐々中)

52:58藤原(前田)

58:56福田(久米)




POS 背番号 名前

GK  44   佐藤(社2=白樺学園)

GK  31   中野(社1=苫小牧東)

DF  12   福田(社4=日光明峰)

DF  8   石田(社3=武修館)

FW  14   久米(社4=駒大苫小牧)

FW  27   小堀(社4=白樺学園)

FW  21   宮田(社3=白樺学園)

DF  23   武部太(社3=苫小牧工業)

DF  9   木村(社1=武修館)

FW  10   阿部(社3=駒大苫小牧)

FW  39   中島(社2=白樺学園)

FW  17   大久保(社1=駒大苫小牧)

DF  22   今(社2=駒大苫小牧)

DF  6   佐々中(社1=駒大苫小牧)

FW  19   前田社3=白樺学園)

FW  45   橋本(社2=駒大苫小牧)

FW  13   藤原(社3=武修館)

DF  26   根本(社1=清水)

DF  15   吉川(社4=武相)

FW  11   山崎(社1=武修館)

FW  29   川岸(社2=八戸工大一)

FW  41   大友(社1=白樺学園)


                                                                                              単独ゴールを決め、チームメイトと喜ぶ武部


                                                                                          逆転ゴールを決める藤原


  (写真提供:東洋大学体育会アイススケート部ホッケー部門)


 秩父宮杯第68回関東大学アイスホッケー選手権大会。4戦目の相手は、優勝が懸かった中大。1ピリ、2ピリ、3ピリと互いに取ったり取られたりと一瞬たりとも気の抜けない接戦となった。そして、大きく立ちはだかる中大から貴重な勝ち点をもぎ取り、見事この一戦を制した。


 1ピリでは、開始早々ゴール前にパックを運びシュートを打つも高めに浮く。開始2分後にPP(パワープレー)の好機の場面で中島(社2=白樺学園)のアシストにより「今大会シュートが調子よい」と絶好調の武部太(社3=苫小牧工業)がゴールを決め先制点を挙げた。しかし、その後中大に痛烈なゴールを決められ、同点に。2点目が欲しい東洋大は果敢に攻め、ゴールに目を向けるが得点にならない。実力校同士の対決は1対1で2ピリを迎える。


 2ピリでは中盤に痛恨の2失点を喫する。1対3で2点を追いかける展開になった。小堀(社4=白樺学園)が攻めるも、追加点が遠い。また、開始13分後にゴールを決めようとするが中大のGKに阻まれる。その後もペナルティなど不利な状況になる。しかし、ここでこの日先制した武部がまた魅せた。ラスト2分でGKの壁を崩し、単独でゴールを決めた。2対3とした東洋大は逆転勝利の望みを最終ピリオドにつなげる。


 最終ピリオドは、PP(パワープレー)で始まった。中盤に前田(社3=白樺学園)が「絶対に負けたくないという気持ち」と試合を振り出しに戻す同点弾を放つ。これで試合の行方は分からなくなった。そして、開始13分ごろ、前田のアシストにより、「粘り強くシュートを打ち続けるのを意識していた」と語る藤原(社3=武修館)が逆転のゴールを決め、一気に畳みかける。その後は互いに譲らず、積極的に攻め込む中大を佐藤(社2=白樺学園)が止め続けた。さらにラスト1分、久米(社4=駒大苫小牧)のアシストにより、福田(社4=日光明峰)が念願の勝ち越しゴール。これが勝利を決定づけ、5対4で勝利した。


 優勝が懸かった中大を粘り強さで破った。次戦でも善戦勝利に期待し、念願の優勝を手にすることができるか。いよいよ今シーズン最終戦。最高の形で締めくくりたい。



■コメント

・武部太(社3=苫小牧工業)

(今日の試合を振り返って)東洋PRIDEをみんな常に頭の中に入れてプレーしたのが勝利をつかみ取れたと思う。Win win win.(自身のゴールシーンは)今大会シュートが調子よくて自分が打って決めてやろうという気持ちがゴールになったと思う。(次戦に向けての意気込み)次戦も東洋ホッケーを1試合通して続けたら自然と良いプレーを出てくると思うので、優勝するため死ぬ気で頑張ります。⤴⤴⤴


・藤原(社3=武修館)

(今日の試合を振り返って)チーム一人一人が自分の仕事をしっかり行うことで、攻守ともに良い試合ができて勝つことができた。(良かった点は)粘り強くシュートを打ち続けるのを意識していた。なので逆転ゴールを決められた時は本当に嬉しかったです。(見つかった課題は)自分の持ち味を試合終了まで生かし続けること。(次戦に向けての意気込み)試合までの1週間、最高の準備をして万全の状態にし、必ず優勝します。?


・前田(社3=白樺学園)

(今日の試合を振り返って)今日もとても苦しい展開でしたがみんな諦めずにプレーできたことが逆転勝利につながったと思います。また、60分自分のやるべきことをしっかりとできた試合でした。(同点に追いついた自身のゴールシーンはいかがでしたか)シュートを打ったら何かあるんじゃないかという考えでシュートを打ったら入って嬉しかったです。絶対に負けたくないという気持ちがゴールにつながったなと思います。(次戦に向けての意気込み)最終戦絶対に勝って全勝優勝できるように必死で勝利を掴みに行きます。応援よろしくお願いします!


TEXT=中嶋千聡