Article

記事


2021.05.13
コラム

第736回 コロナ禍でも安心!おうちでかんたん世界旅行 執筆者・松本考史

 やっと大学に行けると思ったら緊急事態宣言の影響でまたオンライン生活に戻ってしまいました。こんにちは、2年の松本です。感染者が急増してしまっているので仕方のないことなのかなとは思いますが、やはりやるせない気持ちです。今回はそんな不満いっぱいのコロナ禍でも、多少気晴らしになるかもしれない、とっておきのお楽しみツールをご紹介しようと思います。


 突然ですがみなさんはGoogle マップをご存知でしょうか。おそらく多くの方が一度は使ったことがあるものと思いますが、「そんなのしらないよ」という方のために一応補足しておきますと、これはGoogleがインターネット上で提供している地図検索サービスになります。お出かけの際など、目的地を調べるのにはとても便利ですよね。そんな頼れるGoogle マップですが、これに「ストリートビュー」という、非常に画期的な機能が存在します。僕はこのストリートビューが大好きなのですが、これの一体何がすごいのかというと、まるで街中を歩いているかのように撮影された風景を見ることができるのです。字面だけだとイメージしにくいと思いますので実際にどこかへ行ってみましょう!





 さて、ここはどこだかお分かりですか? 写真をよく見ればヒントがありますよ。そうです。ニューヨークはタイムズスクエアにやってきました。左の方には人混みが見えますね。しかもみんなマスクなし! 今となってはゾッとする光景ですが、少し前まではこうして自由に出歩けていたんだなと思うとなんだか懐かしいような、少し寂しいような気持ちになってしまいます。


 ともかくもどうでしょうか。ストリートビューを使えばこんなふうに手軽に世界中の景色を見ることができます。画面内の矢印を押せば道を歩いているかのようにその場を移動できますし、360°周りを見渡すことだって可能です。


 では次はもう少し遠くまで行ってみましょう。




 

 さあ、今度はどこでしょうか? これはもしや...

 そうなんです! なんとGoogle マップを使えば地球を飛び出して宇宙にだって行くことができます! 


 「地球は青かった」

 世界で初めて有人宇宙飛行に成功したガガーリンのこの言葉はあまりに有名ですが、もはや彼だけには言わせません。現代の私たちはほんの数秒で、彼が見たであろう視座から地球を見下ろし、その青さを確認することができてしまいます。今や誰でも地球は青かった宣言ができてしまうというわけですね。


 ちなみにこれは国際宇宙ステーションからの景色になります。ステーション内もストリートビューが利用できるため、普段はなかなか見ることができないような船内を自由に動き回ることができますよ。宇宙ステーションの中を好きに見て回れるなんて思ってもいなかったので、初めて入った時は本当に感動でした! ただ通路があちこちに入り組んでいて方向感覚が掴めないので迷子必至です。笑


 いかがでしたか? 長くなってしまうので今回は詳しくご紹介しきれませんでしたが、他にも月や火星の表面を観察したり、その気になれば海に潜って海底探索もできてしまいます。


 もちろんストリートビューは実際にその地に足を運んで景色を楽しむことはできません。これができるのが旅行の醍醐味なのだと思います。がしかし、たとえバーチャルではあっても、現実には行くことが難しいような場所を訪れることができるということは、夢のあることではないでしょうか。そもそも世界中すべての景色を現地まで行って見るということは到底無理な話ですし、そういった点ではサクッと世界中を散策できてしまうGoogle マップは偉大に思えます。ましてや海外渡航が難しいようなご時世ですし、こんな時こそおうちでのんびりストリートビューを楽しんでみるのもまた一興かもしれません。マスクも入りませんしね!


 なんだかGoogle マップの宣伝まがいのコラムになってしまいました。別にGoogleの回し者というわけではありませんのでご安心を。ただ未だ先行きのわからない状況の中、今回ご紹介したなんちゃって旅行がコロナ禍におけるみなさんの一助になれば幸いです。とっても面白いのでぜひ使ってみてください!




 今回はこの辺で失礼いたします。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。